「機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート」の版間の差分

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== 関連作品 ==
 
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:前作。
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;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]
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:機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート(本作)
:続編。
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;[[機動戦士ゼータガンダム1/2]]
 
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:本作と同様、ウモンの過去を描いたエピソードが収録されている。
 
:本作と同様、ウモンの過去を描いたエピソードが収録されている。

2023年4月22日 (土) 17:01時点における最新版

機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
著者 長谷川裕一
原作 矢立肇
富野由悠季
装幀・デザイン 伸童社
メカニックデザイン カトキハジメ (協力)
発行人 井上伸一郎
発行所 角川書店
印刷所 凸版印刷
製本 BBC
発売元 角川グループパブリッシング
掲載期間
【月刊ガンダムエース】
  • 2002年11月号 (バカがボオルでやってくる!)
  • 2003年9月号~11月号 (海賊の宝~最終兵士)
  • 2004年10月号 (猿の衛星)
【月刊少年エース】
2003年10月号 (星の王女様)
巻数 全1巻
話数 全7話
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概要[編集 | ソースを編集]

機動戦士クロスボーン・ガンダム』の後日談を描いた漫画作品。「クロボン」が連載終了後も高い人気を得ていた事から、長谷川裕一氏によってオリジナルストーリーが展開された。

元々、漫画誌「月刊ガンダムエース」及び「月刊少年エース」に散発的に連載されていた読み切り作品であり、連載時のタイトルは前者で「機動戦士クロスボーン・ガンダム外伝」、後者で「機動戦士クロスボーン・ガンダム」だったが、全エピソードを収録した単行本化にあたって『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』に変更された。この際、物語の導入部としてプロローグが描き下ろされている。

前作は富野由悠季監督が監修したストーリーが展開されていたが、本作のストーリーに監督は携わっておらず、コミカル展開とシリアス展開の入り混じった長谷川節の強い作風となっている。これは以降のシリーズにおいても共通しており、読者層でも好みの分かれる内容となっている。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

プロローグ
単行本化にあたって描き下ろされた導入部分。新キャラクター、トゥインクが木星戦役時の海賊軍に関する記録に自分と海賊軍の出会いについて加筆しようとした時、今日も今日とて「一年戦争のときにボールでドムを6機おとした」という眉唾物な武勇伝を語るウモン・サモンの話に興味を持ったところで話は始まる。
バカがボオルでやってくる!
時は遡ること宇宙世紀0079年。若かりし頃のウモンは想いを寄せる隊長ヨナに漢を見せるべく、改造型ボール「Bガンダム」でソロモンの激戦の中へ躍り出るが……。そんなウモンのほろ苦い思い出話。
星の王女様
時は少し遡ること宇宙世紀0133年。木星帝国のイオ基地を攻略したクロスボーン・バンガードは、既に地球へ向けて侵攻を開始した主力艦隊を追撃中、小惑星ネバーランドで木星軍の奇襲を受ける。乗機を損傷しネバーランドへ墜落してしまったトビアはそこで不思議な少女、トゥインクと出会う。
海賊の宝
宇宙世紀0135年。連絡荷物船サディン107が突如現れた木星軍残党に拿捕される事件が発生。人質と連邦軍の汚職に関わる積荷を木星軍の手から取り戻す命を受けたハリソン・マディンは、突如現れた海賊軍と交戦状態に陥ってしまう。両者の戦いを嘲笑うように見守る木星軍だったが、そこには既に若き海賊による先手が打たれていた。
最終兵士
宇宙世紀0136年。ブラックロー運送の業務に明け暮れるトビアの下に「木星じいさん」を名乗るグレイ・ストークという男が訪ねてきた。彼の依頼は木星軍の残党から「アムロ・レイの戦闘データ」を奪還する事。木星軍はその戦闘データを使って最強・無慈悲な兵士を造り上げようとしていたのだ。計画を阻止するべく木星軍の基地に突入するトビア達だったが、そこには既に目覚めた最終兵士が立ち塞がっていた。
猿の衛星
ハリソンの下に不可解な任務が舞い込んだ。なんでもサイド2近辺を荒らし回ってたモビルスーツを捕獲したところ、中にジオン兵のノーマルスーツを着た猿が乗っていたというのだ。軍から調査を丸投げされたハリソンはブラックロー運送と協力して事件に関わるとされる衛星へ向かう。しかしそこにはジオン・ズム・ダイクンも真っ青のニュータイプ猿軍団が待ち受けていた!

登場人物[編集 | ソースを編集]

宇宙海賊クロスボーン・バンガード (ブラックロー運送)[編集 | ソースを編集]

トビア・アロナクス
前作でクロスボーン・ガンダムX3のパイロットとして活躍した若き海賊。キンケドゥからリーダーの座を引き継ぎ、愛機スカルハートと共にコロニー間の騒乱を治めるべく奔走する。
トゥインク・ステラ・ラベラドゥ
宇宙海賊で分析を担当する少女で、本作の語り部役。小惑星ネバーランドにただ1人で住んでいたところをトビアと出会い、やがて宇宙海賊へ参加。以降、クロスボーン・バンガードやスカルハートの戦いの記録を執筆していく。
ウモン・サモン
海賊軍でパイロットを務める自称ニュータイプ。本作では彼が語る武勇伝の真偽や、クロスボーン・ガンダムにドクロマークが付いている理由が紐解かれる。
ヨナ / ジェラド
海賊軍のパイロット達。
オンモ
ブラックロー運送の社長兼補給艦リトルグレイの艦長。海賊軍を離れたベラに代わって部隊の司令官を務める。
キンケドゥ・ナウ (シーブック・アノー)
木星戦役時のMS部隊リーダー。現在はベラ(セシリー)と共に地球でパン屋を営んでいる。

地球連邦軍[編集 | ソースを編集]

ハリソン・マディン
かつてクロスボーン・ガンダムと死闘を演じた経験を持つ「連邦の青い稲妻」の異名を持つエースパイロット。本作においては上官の無責任な伝令の数々に振り回される立場にあり、加えて、意外な性癖についても明らかになる事に……。
ヨナ・キニスン
ウモンの一年戦争時の上官。海賊軍のヨナの祖母である。度々ニュータイプを自称し突拍子も無い行動に出る部下のウモンに心底呆れ果てている。

木星帝国軍残党[編集 | ソースを編集]

カマーロ・ケトル
物資輸送船サディン107を拿捕した残党軍の司令官でオカマ。連邦軍の賄賂に関する記録を手に入れて弱みを握り、金を搾り取ろうと目論む。
バイオ脳
かつてクラックス・ドゥガチ総統が自身のクローンを作り出すために用いた生体部品。本作ではアムロ・レイの戦闘データを完全にコピーした個体がアマクサを操縦してトビア達に襲い掛かる。
博士
アマクサ及び搭載用のバイオ脳の開発者。完全無欠の兵士を作り出し連邦軍はおろか宇宙そのものを支配しようとするが、アマクサの早急な実戦投入が思わぬ事態を引き起こす事になる。

ジオン公国軍[編集 | ソースを編集]

ジオン兵
ドズル・ザビから直々にガンダム討伐を命じられた熟練のリック・ドム部隊で、Bガンダムにまんまと騙された一番の被害者。口髭を蓄えた隊長と彼を「兄者」と呼び慕う厚い唇のディック、そして顎鬚を蓄えたもう1人の部下の3人組で、それぞれの乗機には胸部にドクロのマークが描かれている。
アナベル・ガトー
後に「ソロモンの悪夢」の異名を持つ事になるエースパイロット。「バカがボオルで」で1コマのみゲスト出演する。Bガンダムを「撃墜されたガンダムの頭部」と誤認したジオン軍の報告を真に受けた結果、本物のガンダムのソロモン接近を許した…とも噂されている。所謂ボケ担当。
E計画によって生み出されたクローンの猿軍団。衛星が地球圏へと帰還した際に突如として研究員を相手に反乱を起こし、サイド2近辺での一連の騒動を引き起こした。
ジオン公国のやんごとなきお方
E計画を主導したジオン軍のさる高官。どこかで見たような令嬢副官を連れていたり、シーナの話を聞いてトビア達がザビ家1人を連想しているが、あくまで「やんごとなきお方」である。オフィシャルではございませぬぞ。

民間 [編集 | ソースを編集]

グレイ・ストーク
「木星おじさん」のあだ名を持つヘリウム船団のリーダー。アムロ・レイのコピー兵士を造り上げようとする木星軍残党の計画を阻止するべく、乗機のガンプと共に海賊軍に協力を依頼する。
シーナ・カッツィユッキー
元ジオン軍人の老人。無意識に「ジークジオン」を叫んでしまう癖を持つ。猿のパイロットが引き起こした騒動から、ジオン軍のやんごとなきお方が実行したとされる禁断のE計画の噂を思い出す。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

宇宙海賊クロスボーン・バンガード (ブラックロー運送)[編集 | ソースを編集]

木星帝国 / 木星帝国軍残党 [編集 | ソースを編集]

地球連邦軍 (宇宙世紀0135年~0136年) [編集 | ソースを編集]

地球連邦軍 (一年戦争時) [編集 | ソースを編集]

ジオン公国軍[編集 | ソースを編集]

民間 [編集 | ソースを編集]

用語[編集 | ソースを編集]

E計画
今から60余年前に、パイロット不足の解消を目的にジオン公国のやんごとなきお方が独断で実行したと噂される計画。猿にモビルスーツの操縦技術を習得させる事で問題の解決を図っており、計画で打ち上げられたプラント内で多くのクローン体が培養されている。

楽曲[編集 | ソースを編集]

スカルハート見参
PS2用ソフト『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』で初参戦した際に採用されたクロスボーン・バンガード戦闘BGM。BGM「宇宙海賊クロスボーン・バンガード」のアレンジ曲である。曲名はアーケードゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』にフルクロスが参戦した際に設定された。上述の通り「EXVS」においてはフルクロスの戦闘BGMとして採用されているため、EXVSプレイヤーとしてはフルクロスのテーマ曲としての印象が強い曲である。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

サブタイトル (連載時) サブタイトル (単行本時) 備考
プロローグ 
バカがボオルでやってくる! UC 0079 バカがボオルでやってくる! 
機動戦士クロスボーン・ガンダム 番外編 星の王女様 UC 0133 星の王女様 
機動戦士クロスボーン・ガンダム外伝 海賊の宝 UC 0135 海賊の宝 
機動戦士クロスボーン・ガンダム外伝 最終兵士・前編 UC 0136 最終兵士(前) 
機動戦士クロスボーン・ガンダム外伝 最終兵士・後編 UC 0136 最終兵士(後) 
機動戦士クロスボーン・ガンダム 猿の衛星 UC 0136 猿の衛星 

関連作品[編集 | ソースを編集]

クロスボーン・ガンダムシリーズ(刊行順)
機動戦士クロスボーン・ガンダム
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート(本作)
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
機動戦士クロスボーン・ガンダム X-11
機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE
機動戦士ゼータガンダム1/2
本作と同様、ウモンの過去を描いたエピソードが収録されている。
機動戦士Vガンダム外伝 (機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス)
本作に登場したグレイ・ストークの初出作品。

余談[編集 | ソースを編集]

  • マンガ投稿サービス「ジャンプルーキー」にて連載されている「ゲーミングお嬢様」のROUND7(第7話)において、オチとしてアーケードゲーム「EXVS.シリーズ」の殺伐としたプレイ環境が「猿軍団が暴れまわりながらプレイする」という形で描かれている。しかも、その中の一匹として本作の猿が同じ作画・鳴き声で登場している(ニュータイプなのでさぞかし強い廃人に違いない)。

商品情報[編集 | ソースを編集]

漫画 [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]