ローレン・ナカモト

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ローレン・ナカモト
外国語表記 Loren Nakamoto
登場作品 機動戦士Ζガンダム
声優 屋良有作
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プロフィール
種族 人間 (スペースノイド説あり)
性別
職業 研究者
所属 フラナガン機関 → ハミルトン基地 (EXAM研究所) → オーガスタ研究所ネオ・ジオン
階級 中尉
主な搭乗機 バウンド・ドック
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概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍に所属する科学者。軍属であり、中尉の階級を持つ。グリプス戦役時にはオーガスタ研究所に所属し、ティターンズへと出向。ロザミア・バダムゲーツ・キャパのコントロールを担当した。

グリプス戦役後の彼の趨勢については諸説あり、ドゴス・ギア轟沈時に死亡したとも、その際に脱出してアクシズへ亡命し、ガンダムMk-Vを譲渡したとも言われている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士Ζガンダム
初登場作品。第42話と第48話で登場した。ロザミィとゲーツの調整を担当し、実戦データ収集の為にゲーツのバウンド・ドックに同乗して出撃した姿も描かれている。レコア・ロンドがドゴス・ギアを攻撃する直前のシーンまでブリッジに居た為、その際に死亡したと思われていたが……。
GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ
漂流していたティターンズ戦艦からアクシズによって救出され、G-Vの設計をアクシズに譲渡し、連邦のサイコミュ技術をアクシズに導入する協力をしたと解説されている。同書では、オーガスタではなくムラサメ研究所の所属として紹介されている。
ガンダム・センチネル
ガンダムMk-Vの機体設定において、グリプス戦役後にアクシズに忠誠を誓い、試作された3機の内の1機をアクシズに譲渡したことが語られている。以後は同設定を基準として語られることが多い。
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY (小説版)
第六章に「ローレン」という人物が登場するが、ローレン・ナカモトと同一人物であるかは作中でも不明とされている。クルスト・モーゼスと共にフラナガン機関に所属し、その後彼と共に連邦へ亡命、ハミルトンの連邦軍基地においてブルーディスティニーの開発に携わっていたことが語られている。これにより、本作でジオン出身という設定が付与された。作中ではユウに「額の広い、爬虫類を思わせる顔をした男性」と評されており、ジオン訛りはほとんど無いとの事。堅苦しい態度でユウに受け答えするクルストのフォローを務めた。
機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―
『劇場版Ζ』で登場エピソードがカットされた為、ゲーツと共にキリマンジャロ基地勤務という形で登場。カラバの基地襲撃時に研究資料を持って脱出しようとしていたところを基地に潜入していたカイ・シデンと遭遇し、その後ナナイ・ミゲルと共に投降、捕虜となった。
データガンダム ~俊傑群像~
月刊ガンダムエース」2009年7月号掲載の第八十三回で特集記事が組まれた。上記の小説版『THE BLUE DESTINY』を下地にした人物像や来歴が語られている。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア BEYOND THE TIME
第二次ネオ・ジオン抗争直前、零落した姿でナナイの下を訪れ役職を斡旋するよう乞いていた。ローレンの最後の足取りを追うことができる作品であるが、その後の経緯は不明。
機動戦士ガンダム ヴァルプルギス
セラーナ・カーンハマーン・カーンの記憶を定着させる施術を行った事が語られている。この時点ではグラナダでニュータイプ研究を行っていたとされる。
機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
「0079 ペッシェ・モンターニュ~序章 命、めぐりあいI~」ではシャアの口から名前が出てくる。「ローレンあたり」と言っているあたり例として挙げただけで当人を直接指名している訳ではないのだろうが、連邦へ亡命したことを知らされていないのだろうか。
その後「0086 ペッシェ・モンターニュ ~水の星にくちづけをI~」「水の星にくちづけをII」「声なき声のささやきをI」「声なき声のささやきをII」に本人が登場。オーガスタ研究所でロザミアの調整を担当していた頃の様子が描かれ、オーガスタ放棄後はグリプス戦役でのティターンズ不利を悟りナナイと共にアクシズへの亡命を画策した。また同作ではドゴス・ギアの轟沈までに猶予があり、その間にブリッジから逃げ出し、ナナイと共に脱出を図る描写がされている。ネオ・ジオンへの合流後はナナイとニュータイプ研究所に出戻りに近い形で所属し、プルシリーズなどのクローン人間や強化人間の開発に従事している。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ロザミア・バダム (ロザミィ) / ゲーツ・キャパ
ローレンが調整を担当した強化人間。カミーユとの接触後に精神が不安定になったロザミアに対し、安定のためゲーツを兄と思い込ませる記憶操作を行った。
バスク・オム
上官。彼の指示の下、ロザミアとゲーツを運用した。
ナナイ・ミゲル
オーガスタ研究所の研修生。共にアクシズ亡命を画策。その後、新生ネオ・ジオン結成時に彼女の下を訪れたが……。
ペッシェ・モンターニュ
AE社からオーガスタ研究所に出向しているニュータイプパイロット。彼女の操縦するエンゲージゼロ・インコム搭載型からインコムのデータ収集を行った。オーガスタ放棄後はドゴス・ギアで合流するも、ロザミアに精神安定化のための記憶操作を行った事で彼女の怒りを買った。ネオ・ジオンへの合流後にラカン隊所属となった彼女と再び合流するも、クローン人間の件で再び彼女の怒りを買う事となる。
セリーヌ・ロム
ネオ・ジオン(アクシズ軍)のニュータイプパイロット。かつてフラナガン機関でフラナガン博士の助手を務めていた人物であり、同研究所の一研究員だった頃のローレンを知る人物の1人。自らを実験体にした研究や研究所がクローン達に行った凄惨な人体実験により人間性を喪失しており、「ビショップ計画」に端を発する技術である「リンク・サイコミュ」のナナイとローレンらによる開発を破綻させようとする。

名台詞[編集 | ソースを編集]

機動戦士Ζガンダム [編集 | ソースを編集]

「お兄ちゃん?Ζガンダムのパイロットと個人的に接触しすぎたかな?」
第42話より、初登場時の台詞。バウンド・ドックの性能に感嘆し「お兄ちゃんを救う事ができる」と口にしたロザミアに対し、特に動揺する事もなく淡々と疑問を口にした。この後もサイド2・13バンチ「モルガルテン」でロザミアがカミーユと接触しているところを目の当たりにしており、結果としてロザミアにゲーツを兄だと思い込ませる再調整に踏み切るに至ったのだろう。
「ハッ!ロザミアには、ゲーツ・キャパを兄だと思わせる事で安定しました」
第48話より、バスクにロザミアの調子を尋ねられた際に。成功したかに見えた安定化だったが、この度重なる記憶操作がやがて更なる混乱を招く事となる。
「ゲーツ・キャパの様子がおかしい!ロザミアに何かあったのか…」
作中最後の台詞。ロザミアの死の直後、精神に異常をきたしたゲーツの様子をバスクに報告した。しかしこの約14秒後、パラス・アテネの攻撃によりブリッジは爆散。彼の生死は不明のままとなった。普通に見れば死んだも同然のシーンだが、最後のシーンを見返すと、背もたれ越しとはいえ、彼の座っていた席にティターンズの制服を着た人物が座っているのが確認できる。これが作画ミスor色の指定ミスなのか、はたまた意図的な変更なのか。真相が気になる部分である。

機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE [編集 | ソースを編集]

「それもリスクが高すぎるな。私としても、ロザミィの二の舞は避けたいんだ。」
ストーリーイベント「声なき声のささやきをI」より。実戦レベルにすら程遠い能力のノン、リン、レイの3人に対し、再強化による改善を選択肢として提案してきたナナイに対して。再調整を施した当事者とはいえ、さすがに彼女の悲惨な末路には思うところがあったようだ。なお、同イベントでは上記の通り「ロザミア」ではなく「ロザミィ」を用いている。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

バウンド・ドック
NT専用可変モビルアーマー。『Ζ』第42話にてデータ収集を目的にゲーツ機にコパイロットとして同乗した。
ドゴス・ギア
ティターンズ旗艦。グリプス戦役終盤に乗艦。
ガンダムMk-V
オーガスタ製試作MS。アクシズ亡命時に譲渡したことが語られている。また、機体に搭載された準サイコミュシステムの開発に携わり、そこに過去研究していた特殊OSの技術を用いていると言われている。
ドーベン・ウルフ
ガンダムMk-Vをベースにアクシズが開発した重MS。
エンゲージゼロ・インコム搭載型
エンゲージゼロ・サイコミュ試験型にインコムユニットを装備した形態。当時開発されて間もないインコムのデータ収集を行った。

商品情報[編集 | ソースを編集]

小説 [編集 | ソースを編集]

書籍 [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]