オールズモビル

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オールズモビル(Olds Mobile)

漫画『機動戦士ガンダムF90』及びゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場する組織。

ライン・ドラグン率いるネオ・ジオン残党組織「レガシィ」が複数のジオン残党を迎合した組織、あるいは火星キシリア派残党組織「ジオンマーズ」を前身とした「火星独立ジオン軍」の別名である。何れも一年戦争で活躍したモビルスーツのレプリカ機(RFシリーズ)を運用していた事から地球連邦軍はそれに擬えて「オールズモビル」のコードネームで呼ぶようになった。

人員の大半が40年前に地球圏を追われた旧ジオン軍人とその子孫などであり、上層部は高齢化が進み、末端の兵士達も幼い頃より父母から反連邦思想を植え付けられ兵士となるよう教育されて来た。

宇宙世紀0116年のフロンティアI襲撃を機にその存在が認知され、宇宙世紀0120年のガンダムF90強奪事件を契機とした第一次オールズモビル戦役で火星の拠点が壊滅。その後、残存勢力がブッホ・コンツェルンの支援を受けて再起し、第二次オールズモビル戦役を勃発させるものの、こちらも連邦軍によって鎮圧された。

使用しているモビルスーツは、一見すると一年戦争時の機体のレプリカであるが、その実態は最新鋭の技術を用いて開発された全くの別物[1]であり、ユニバーサル規格の規格品を流用することによって製造元を秘匿している。第二次オールズモビル戦役では、それら機体を発展させた新型RFシリーズを運用した。

登場作品 

機動戦士ガンダムF90
初登場作品。火星で連邦軍との戦闘が描かれた。なお、オールズモビルの首領がジョニー・ライデンだったという設定がある[2]ものの、他の資料や漫画、ゲーム作品では記載されていないので、現在でもこの設定が生きているかは定かでない。
機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91
バズ・ガレムソンがオールズモビルの討伐任務に就いている事が語られている。一方で、オールズモビルの活発化に反し残党狩りは連邦法で禁止されている事も語られた。
機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
第二次オールズモビル戦役の様子が描かれた。
機動戦士ガンダムF90FF
第一次・第二次オールズモビル戦役の追補や、そこに至るまでの展開が描かれている。また、第一次オールズモビル戦役に先駆け、宇宙世紀0116年にフロンティアIでの武装蜂起の様子も描かれている。

保有戦力

第一次オールズモビル戦役

ザクII / グフ / リック・ドム / ゲルググ / ゲルググキャノン / ドダイ改
主戦力である旧ジオンMSのレプリカ機。
RFギャン
RFアッザム
ガンダムF90火星独立ジオン軍仕様
火星独立ジオン軍によって、強奪後に改修を受けたF90の2号機。

第二次オールズモビル戦役

RFザク
第二次オールズモビル戦役におけるオールズモビルの主力機。ザクIIのリファイン機。
RFグフ
一年戦争で活躍したグフのリファイン機。グフと同じく白兵戦を得意としているものの、地上と宇宙の双方で運用が可能である等、汎用性が大きく向上している。
RFドム
ドムのリファイン機。砂漠戦用の「デザートタイプ」や雪原戦用の「スノータイプ」といったバリエーション機も存在する。
RFズゴック
ズゴックのリファイン機。元となった機体と同じく水陸両用の機体だが、陸戦能力も強化されている。
RFゲルググ
ゲルググのリファイン機。元の機体と同様に全体的に高い性能を持っており、特に機動性に優れている。
シャルル専用ゲルググ
ビームシールドといった最新鋭の武装が装備されたシャルル・ロウチェスター専用機。
グラン・ザム
火星のオールズモビル軍が開発していたビグ・ザムをベースに陸上用に再設計した超大型モビルアーマー。胴体の下部には、脚部の代わりにホバーユニットが装備されており、陸上での機動力をある程度向上させている。
シャルル専用の機体となるはずだったが、開発は遅れ、さらに完成前に火星のオールズモビル軍が壊滅してしまった為に、実際に運用される事は無いまま、その存在は闇に葬られる事になった。
本来はゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』の最終ボスとして設定・創作されたメカだったが、実際には容量の都合などからゲーム未採用要素に終わった。

関連用語

ジオン公国軍
彼らがかつて所属していた軍隊。
クロスボーン・バンガード
ブッホ・コンツェルンを通して技術支援を行った。
ジオンマーズ / レガシィ
前身にあたる組織。
RFシリーズ
オールズモビルの運用するレプリカMS群。

リンク

脚注

  1. ザクIIの時点でエネルギーゲインがヘビーガンと同等である。
  2. 模型雑誌『B-CLUB』66号の山口宏氏のコメントより。