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『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』に登場する、[[アーガマ]]または[[ネェル・アーガマ]]を母艦とする実働部隊。その名の通りガンダムタイプで構成された部隊であり、部隊員は[[ジュドー・アーシタ]]ら[[シャングリラ]]の子供達と[[エゥーゴ]]の志願兵[[ルー・ルカ]]によって構成されている。
 
『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』に登場する、[[アーガマ]]または[[ネェル・アーガマ]]を母艦とする実働部隊。その名の通りガンダムタイプで構成された部隊であり、部隊員は[[ジュドー・アーシタ]]ら[[シャングリラ]]の子供達と[[エゥーゴ]]の志願兵[[ルー・ルカ]]によって構成されている。
  
アーガマが地球へ降下し[[カラバ]]と合流するための待機中に、[[ダカール]]を占拠した[[ネオ・ジオン]]軍に対し挟撃をかけるための別働隊として結成された。地上では[[メガライダー]]を移動拠点としている。
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[[グリプス戦役]]直後、兵員不足のまま対[[アクシズ]][[ネオ・ジオン]])作戦への投入が決定的となったアーガマにとってパイロットの補充は火急の問題であり、寄港したシャングリラにおいて苦肉の策として現地徴用を行った結果、メンバー全員が十代半ばの少年少女というイレギュラーな部隊となった。そのためシャングリラの子供達は正規の訓練を受けておらず、人格面にも幼さが残っているため、メンバー間での衝突や身勝手な行動が少なくなかった。
  
サハラ砂漠を横断中、[[ジオン残党]]軍の[[ロンメル隊]]を撃破しつつダカールへ到着したチームは、カラバとアーガマとの連携でダカールを奪還。再び別行動を取りつつ[[青の部隊]]や[[オウギュスト・ギダン]]率いるネオ・ジオン軍を撃破し、[[ダブリン]]にてアーガマと合流する。その後、ネェル・アーガマに乗艦し宇宙へと出たチームはビーチャを艦長代理としつつハマーン軍とグレミー軍に分かれたネオ・ジオンの内部抗争に介入。激戦の中で両軍の大将を討ち取り[[第一次ネオ・ジオン抗争]]を終結へと導いた。
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しかしながら、ジュドーに[[ニュータイプ]]の適正を見出し、仲間達と共にアーガマへと誘った艦長[[ブライト・ノア]]の決断は正しく、子供達はジャンク屋家業で身に付けた操縦技術やニュータイプ的センスによって、正規軍人以上の活躍を見せている。また、運用する各機体の性能傾向が大きく異なるため本来であれば部隊単位での運用は難しいものの、各メンバーはこれを難なく使いこなしており、更には状況に応じて搭乗機を変更し運用する柔軟さも見せた。
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アクシズ攻略戦の後に各メンバーがチームとして機能し始め、その後の[[宇宙世紀]]0088年8月2日、アーガマが地球へ降下し[[カラバ]]と合流するための待機中に、[[ダカール]]を占拠したネオ・ジオン軍に対し挟撃をかけるための別働隊として結成。地上では[[メガライダー]]を移動拠点として行動した。
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サハラ砂漠を横断中、[[ジオン残党]]軍の[[ロンメル隊]]を撃破しつつダカールへ到着したチームは、カラバとアーガマとの連携でダカールを奪還。再び別行動を取りつつ[[青の部隊]]や[[オウギュスト・ギダン]]率いるネオ・ジオン軍を撃破し、[[ダブリン]]にてアーガマと合流した。また、対ネオ・ジオン戦で高い戦果を挙げた事からネオ・ジオン側からも次第に危険視されていった。
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その後、ネェル・アーガマに乗艦し宇宙へと出たチームは、エゥーゴ解体を目標にガンダムチームを疎ましく思っていた[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]上層部により部隊を解散させられそうになりつつも、ビーチャを艦長代理としつつハマーン軍とグレミー軍に分かれたネオ・ジオンの内部抗争に介入。激戦の中で両軍の大将を討ち取り[[第一次ネオ・ジオン抗争]]を終結へと導いた。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
:部隊名について言及されたのは第17話で、アーガマ格納庫内でのジュドーの「ガンダムチームで、リィナを助け出せばいいんだ!」の発言が初出。第25話から本格的な部隊として行動を開始した。結成の後、地上・宇宙双方で活躍し、それぞれのメンバーが一人前の戦士として成長している。
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:初出作品。部隊名について言及されたのは第17話で、アーガマ格納庫内でのジュドーの「ガンダムチームで、リィナを助け出せばいいんだ!」の発言が初出。第25話から本格的な部隊として行動を開始した。結成の後、地上・宇宙双方で活躍し、それぞれのメンバーが一人前の戦士として成長している。
 
;[[機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス]]
 
;[[機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス]]
 
:連邦軍やその他の組織にもその名が知れ渡っており、中には虎の威を借りようと偽者の機体を使う宇宙海賊も現れている。
 
:連邦軍やその他の組織にもその名が知れ渡っており、中には虎の威を借りようと偽者の機体を使う宇宙海賊も現れている。
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== 構成員 ==
 
== 構成員 ==
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
:主にΖΖガンダムに搭乗。状況に応じてΖ、百式に搭乗する。
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:主にΖΖガンダム(分離時はコア・ファイター)に搭乗。状況に応じてΖに搭乗する。乗機が無かったときは一度だけ百式に搭乗した。
 
;[[ルー・ルカ]]
 
;[[ルー・ルカ]]
 
:主にΖガンダムに搭乗。状況に応じてΖΖ、コア・ファイターに搭乗する。
 
:主にΖガンダムに搭乗。状況に応じてΖΖ、コア・ファイターに搭乗する。
 
;[[ビーチャ・オーレグ]]
 
;[[ビーチャ・オーレグ]]
:主にΖガンダムに搭乗。状況に応じてMk-II、Ζ、ΖΖ、コア・トップに搭乗する。
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:チームのリーダー格。主に百式に搭乗する。状況に応じてMk-II、Ζ、コア・トップに搭乗する。モンドと共に問題を起こす事が多く、ジュドーの戦果に嫉妬してΖΖを奪って出撃した事もある。ネオ・ジオン戦争後期にはネェル・アーガマの艦長代理を務めた。
 
;[[エル・ビアンノ]]
 
;[[エル・ビアンノ]]
 
:主にガンダムMk-IIに搭乗。状況に応じてコア・ベースに搭乗する。
 
:主にガンダムMk-IIに搭乗。状況に応じてコア・ベースに搭乗する。
;[[モンド・アカゲ]]
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;[[モンド・アガケ]]
 
:主にメガライダーに搭乗。その他支援機にも搭乗する。
 
:主にメガライダーに搭乗。その他支援機にも搭乗する。
 
;[[イーノ・アッバーブ]]
 
;[[イーノ・アッバーブ]]
 
:モンドと同様。
 
:モンドと同様。
 
;[[エルピー・プル]]
 
;[[エルピー・プル]]
:メガライダーなど主に他のメンバーの機体に同乗。
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:名目上は捕虜。メガライダーなど他のメンバーの機体に同乗することが主だが、一人でΖΖやMk-IIに搭乗したこともある。
  
 
== 保有戦力 ==
 
== 保有戦力 ==
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*[[ガンダムMk-II]]
 
*[[ガンダムMk-II]]
 
*[[メガライダー]]
 
*[[メガライダー]]
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*[[ザク・タンカー]] (鹵獲)
 
*[[ド・ダイ改]]
 
*[[ド・ダイ改]]
  
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== 類似部隊 ==
 
== 類似部隊 ==
 
;[[α任務部隊]]
 
;[[α任務部隊]]
:宇宙世紀0088年に運用された連邦軍の任務部隊。ガンダムチーム同様、アーガマ級を旗艦として複数のガンダムタイプを運用する。
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:宇宙世紀0088年1月~4月に編成・運用された連邦軍の任務部隊。中でも第110MS戦隊はガンダムチーム同様、アーガマ級を母艦として複数のガンダムタイプを運用する。[[ネロ]]1個中隊も配備されているため、ガンダムタイプを運用する側は「ガンダム・チーム」として2個中隊扱いとなっている。
 
;[[フレスベルク隊]] (U.C.0094年時)
 
;[[フレスベルク隊]] (U.C.0094年時)
 
:『[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ|アクロス・ザ・スカイ]]』に登場するMS部隊。運用機体はいずれもガンダムチームが運用する機体の量産型または量産試作機で構成されている。
 
:『[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ|アクロス・ザ・スカイ]]』に登場するMS部隊。運用機体はいずれもガンダムチームが運用する機体の量産型または量産試作機で構成されている。

2023年8月21日 (月) 19:52時点における最新版

ガンダムチーム(Gundam Team)[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、アーガマまたはネェル・アーガマを母艦とする実働部隊。その名の通りガンダムタイプで構成された部隊であり、部隊員はジュドー・アーシタシャングリラの子供達とエゥーゴの志願兵ルー・ルカによって構成されている。

グリプス戦役直後、兵員不足のまま対アクシズネオ・ジオン)作戦への投入が決定的となったアーガマにとってパイロットの補充は火急の問題であり、寄港したシャングリラにおいて苦肉の策として現地徴用を行った結果、メンバー全員が十代半ばの少年少女というイレギュラーな部隊となった。そのためシャングリラの子供達は正規の訓練を受けておらず、人格面にも幼さが残っているため、メンバー間での衝突や身勝手な行動が少なくなかった。

しかしながら、ジュドーにニュータイプの適正を見出し、仲間達と共にアーガマへと誘った艦長ブライト・ノアの決断は正しく、子供達はジャンク屋家業で身に付けた操縦技術やニュータイプ的センスによって、正規軍人以上の活躍を見せている。また、運用する各機体の性能傾向が大きく異なるため本来であれば部隊単位での運用は難しいものの、各メンバーはこれを難なく使いこなしており、更には状況に応じて搭乗機を変更し運用する柔軟さも見せた。

アクシズ攻略戦の後に各メンバーがチームとして機能し始め、その後の宇宙世紀0088年8月2日、アーガマが地球へ降下しカラバと合流するための待機中に、ダカールを占拠したネオ・ジオン軍に対し挟撃をかけるための別働隊として結成。地上ではメガライダーを移動拠点として行動した。

サハラ砂漠を横断中、ジオン残党軍のロンメル隊を撃破しつつダカールへ到着したチームは、カラバとアーガマとの連携でダカールを奪還。再び別行動を取りつつ青の部隊オウギュスト・ギダン率いるネオ・ジオン軍を撃破し、ダブリンにてアーガマと合流した。また、対ネオ・ジオン戦で高い戦果を挙げた事からネオ・ジオン側からも次第に危険視されていった。

その後、ネェル・アーガマに乗艦し宇宙へと出たチームは、エゥーゴ解体を目標にガンダムチームを疎ましく思っていた地球連邦軍上層部により部隊を解散させられそうになりつつも、ビーチャを艦長代理としつつハマーン軍とグレミー軍に分かれたネオ・ジオンの内部抗争に介入。激戦の中で両軍の大将を討ち取り第一次ネオ・ジオン抗争を終結へと導いた。

登場作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムΖΖ
初出作品。部隊名について言及されたのは第17話で、アーガマ格納庫内でのジュドーの「ガンダムチームで、リィナを助け出せばいいんだ!」の発言が初出。第25話から本格的な部隊として行動を開始した。結成の後、地上・宇宙双方で活躍し、それぞれのメンバーが一人前の戦士として成長している。
機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス
連邦軍やその他の組織にもその名が知れ渡っており、中には虎の威を借りようと偽者の機体を使う宇宙海賊も現れている。

構成員 [編集 | ソースを編集]

ジュドー・アーシタ
主にΖΖガンダム(分離時はコア・ファイター)に搭乗。状況に応じてΖに搭乗する。乗機が無かったときは一度だけ百式に搭乗した。
ルー・ルカ
主にΖガンダムに搭乗。状況に応じてΖΖ、コア・ファイターに搭乗する。
ビーチャ・オーレグ
チームのリーダー格。主に百式に搭乗する。状況に応じてMk-II、Ζ、コア・トップに搭乗する。モンドと共に問題を起こす事が多く、ジュドーの戦果に嫉妬してΖΖを奪って出撃した事もある。ネオ・ジオン戦争後期にはネェル・アーガマの艦長代理を務めた。
エル・ビアンノ
主にガンダムMk-IIに搭乗。状況に応じてコア・ベースに搭乗する。
モンド・アガケ
主にメガライダーに搭乗。その他支援機にも搭乗する。
イーノ・アッバーブ
モンドと同様。
エルピー・プル
名目上は捕虜。メガライダーなど他のメンバーの機体に同乗することが主だが、一人でΖΖやMk-IIに搭乗したこともある。

保有戦力[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ・支援機 [編集 | ソースを編集]

母艦 [編集 | ソースを編集]

類似部隊 [編集 | ソースを編集]

α任務部隊
宇宙世紀0088年1月~4月に編成・運用された連邦軍の任務部隊。中でも第110MS戦隊はガンダムチーム同様、アーガマ級を母艦として複数のガンダムタイプを運用する。ネロ1個中隊も配備されているため、ガンダムタイプを運用する側は「ガンダム・チーム」として2個中隊扱いとなっている。
フレスベルク隊 (U.C.0094年時)
アクロス・ザ・スカイ』に登場するMS部隊。運用機体はいずれもガンダムチームが運用する機体の量産型または量産試作機で構成されている。
パチモンガンダムチーム
審判のメイス』EPISODE: 2に登場する宇宙海賊。ガンダムチームを騙った海賊行為を行っており、頭部などの一部分をハリボテで偽装した機体を使用している。
Gチーム
W』にてピースミリオンに所属するヒイロ達ガンダムパイロットの通称。作中ではその名で呼称されず、第44話サブタイトルやボイスカセット等の一部商品にて用いられている。

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