「ガンダム・フラウロス」の版間の差分

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2023年9月25日 (月) 04:11時点における最新版

ガンダム・フラウロス
外国語表記 Gundam Flauros
登場作品 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (第二期)
デザイナー 海老川兼武
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スペック
愛称 流星号
分類 可変モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機
型式番号 ASW-G-64
全高 17.8m
本体重量 29.9t
主動力 エイハブ・リアクター×2 (ツインリアクターシステム)
装甲材質 ナノラミネートアーマー
フレーム ガンダム・フレーム
搭載システム 阿頼耶識システム
開発組織 ギャラルホルンの前身組織
所属組織 鉄華団
所属部隊 実働二番隊 (流星隊)
母艦 イサリビ
主なパイロット ノルバ・シノ
ヤマギ・ギルマトン (ハシュマル戦の時のみ、サポートオペレーターとして同乗)
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概要[編集 | ソースを編集]

300年前の厄祭戦末期に開発された72機のガンダム・フレーム採用機の1機。名称の「フラウロス」はソロモン72悪魔の序列64番目の公爵を由来とし、炎のような目を持ち、豹の姿にも人の姿にもなれると伝えられている[1]

フラウロスは鉄華団マクマード・バリストンより管理を委託された、火星のハーフメタル鉱山の試掘場で偶然発見された機体である。発見時にはエイハブ・リアクターがスリープ状態となっていたため鉄華団の手では起動できず、直ちにテイワズ歳星のファクトリーに送られ、レストアが行われ再起動した。

レストアに関しては、ガンダム・バルバトスルプスガンダム・グシオンリベイクフルシティのようにパイロットデータのフィードバックはできなかったため、基本的にはオリジナルの機能回復とオーバーホールに重点が置かれている。なおオリジナルのコックピットは放棄されていたため、テイワズ系のコックピットが転用されているが、シートは阿頼耶識システム対応型となっている。

本機は砲撃戦仕様の機体となっており、背部に2基のレールガンを装備しているのが特徴である。このレールガンはツインリアクターシステムの出力を活かした武装で、ダインスレイヴの運用も可能という、他の射撃武装を上回る圧倒的な破壊力を実現している。レールガンは取り回しに優れたショートバレルに換装することも可能で、他に専用マシンガンも装備されているという完全に射撃特化の機体となっている。

最大の特徴はレールガンの効果を最大限に活かすため、フレーム構造に組み込まれた砲撃モードへの可変機構である。砲撃モードでは4脚の獣を思わせる姿となり、地上戦での命中精度の向上や砲撃時の衝撃吸収の効果がある。さらに機動性も確保されているため、砲撃後の即時回避能力を補助するという設計思想も実現している。

レストアの際に鉄華団からのオーダーにより、白からピンクを基調とした機体色に変更され、頭部アンテナと背部ユニットにノーズアートが描かれている。その際の料金はシノの自腹。これにより鉄華団の関係者であれば誰が搭乗するのか一目瞭然の仕上がりとなっており、シノによって四代目流星号と命名された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (第2期)
初出作品。夜明けの地平線団を撃破した鉄華団が、新たに入手したハーフメタル採掘所から本機を発掘。当初はエイハブ・リアクターがスリープ状態に陥っていた為、鉄華団の技術では起動する事が出来なかったが、テイワズの技術部門によってリアクターの再起動と機体のオーバーホールが行われる。
その後はかねてよりガンダム・フレームに乗りたがっていたノルバ・シノの元に預けられ、彼の新たな愛機となった。
なお、発掘時は白を基調としたカラーリングでまとめられていたが、改修に際してシノの強い要望から彼のパーソナルカラーであるピンクにリペイントされ、同時に流星号の名も受け継がれた[2]
後に300年の時を経て再び動き出したハシュマルを止めるため、シノがヤマギと共に搭乗。クリュセに向かうハシュマルと随伴する無数のプルーマを遠距離から砲撃して仲間達を支援している。アリアンロッド艦隊との全面対決の際にダインスレイヴ隊からの攻撃からライドの雷電号を庇い片腕を失う。シノがアリアンロッドに一泡吹かせる為にヤマギが事前に用意していたレアアロイで作られた銛状の大型弾体を装填し「ダインスレイヴ」としてホタルビを使った特攻からの砲撃でラスタルを直接狙うも、直前にジュリエッタにより砲身をずらされた事で失敗に終わる。その後、単機でアリアンロッド艦隊に突撃するも集中砲火を浴びて撃墜された。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

阿頼耶識システム
ナノマシンを介してパイロットの脳神経と機体のコンピュータを繋げる有機デバイスシステム。
変形
四脚型の砲撃モードに変形可能。レールガン使用時、より安定した砲撃を可能とする為に行う[3]

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

背部レールガン (ギャラクシーキャノン)
背部に2基装備されている超遠距離射撃用レールガン。使用時にはバレルと機関部を接続し、バレルを伸張させ、チャンバー内で弾頭・装弾筒・推進器の3つのパーツを合体させることで1つの弾体を形成。ツインリアクターシステムから生み出される超大なエネルギーを集中することで、弾丸を爆発的なスピードで撃ち出し、圧倒的な破壊力を生み出す。シノによってギャラクシーキャノンと命名されている。なおレアアロイ製の特殊弾丸は禁止兵器であるため、鉄華団は禁止条約すれすれの通常弾頭を使用している。
ダインスレイヴ (スーパーギャラクシーキャノン)
高硬度レアアロイ製の特殊弾丸を用いたレールガン。整備士のヤマギ・ギルマトンがフラウロスから得たデータから発注し、テイワズのエンジニアによりMS用フレーム素材を原料に1発だけ試作された。使用時にはレールガン砲口から差し込む形で装填し、ツインリアクターシステムの出力を用いて撃ち出される。その威力はMSのナノラミネートアーマーはおろか、艦艇の装甲すら貫通するほど。シノによってスーパーギャラクシーキャノンと命名されている。
ショートバレルキャノン
レールガンから換装する形で背部に2基装備されるショートバレルレールガン。砲撃モードへ変形することなく充分な能力を発揮する武装として開発されており、後部の機関部は外されている。通常のレールガンに比べ威力は劣るが、取り回しや連射性能に優れている。高機動を活かした戦いや急襲攻撃にも対応しており、乱戦時に有効性を発揮した。
フラウロス専用120mmマシンガン
2挺装備されている本機専用の120mm口径マシンガン。ストック部にはハードポイントが備わっており、バックパックにマウントすることが可能。マウントしたままの状態でも脇下から通す形で使用可能で、携行する際にはグリップを展開する。
アサルトナイフ
格闘戦用の専用小型ナイフ。先端が鉤状に湾曲しているのが特徴で、手斧とナイフの中間のような機能を持つ。本機にとっては緊急時の護身用で、一撃の威力よりもスピードを重視しており、極至近距離での使用に適している。小型であるため2基装備することも可能。非使用時にはバックパックにマウントすることが可能。
シールド
両前腕部に装備されている小型シールド。内部にはクローが備わっており、砲撃モードにおいて機体を地表に固定するために使用される。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

バエル / ガミジン / バルバトス / グシオン / ゼパル / アスタロト / アスモデウス / マルコシアス / ウヴァル / ハーゲンティ / ムルムル / グレモリー / キマリス / セーレ / ダンタリオン
他のガンダム・フレーム採用機。
CGSモビルワーカー (地上用) / グレイズ改弐 / 獅電改
歴代の流星号。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 背部ユニット先端に描かれたノーズアートも相俟って、奇しくも変形後の姿は四足歩行の肉食獣を思わせるものとなっている。
  2. 本機で4代目。
  3. 変形しなければ砲撃が出来ない訳ではない。