「ギャプラン」の版間の差分
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2024年11月2日 (土) 23:19時点における最新版
ギャプラン | |
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外国語表記 | Gaplant |
登場作品 | 機動戦士Ζガンダム |
デザイン | 藤田一己 |
スペック | |
---|---|
分類 | 高高度迎撃用試作型可変モビルアーマー |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | ORX-005 |
全長 | 20.3m(MA時) |
頭頂高 | 19.8m |
全高 | 25.2m |
本体重量 | 50.7t |
全備重量 | 94.2t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 3,040kW |
スラスター総推力 | 183,000kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 13,000m |
開発組織 | |
所属 |
|
主なパイロット |
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概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍のニュータイプ研究施設であるオークランド研究所で開発された試作可変モビルアーマー。特に加速性能に重きを置いて開発されており、推進器を後方へ集約する変形機構によって圧倒的な機動性を誇る。
シールド、ブースター、ビーム・ライフルとしての機能を併せ持つ「ムーバブル・シールド・バインダー」がムーバブルフレームによって機体の両腕部に接続されおり、フレームの可動によって自在な方向転換や姿勢制御を行う事が可能。
本来は宇宙用に開発された機体だが、大気圏内での運用も可能。ただし、空力特性は考慮せずに熱核ロケットエンジンの大推力で飛行している為、飛行可能時間はアッシマーに劣る。その欠点を補う目的で大型ブースターも開発されており、これを装備する事で飛行可能時間を延長出来る他、高高度迎撃機としての運用も可能になる。
大推力と急激な方向転換の際にかかるGはパイロットに多大な負担をかける為、初期の機体は強化人間でなければ扱う事が出来ない機体となってしまい、テストフライトと機体の改良はオークランド研究所からオーガスタ研究所へと引き継がれた。後に一般兵士でも搭乗可能な改良型がエースパイロット向けに少数生産されている。なお、ヤザン・ゲーブルの機体も一般兵士用に調整された機体だが、全周囲モニターの調整が不十分だった為、当初は機体下部に死角ができるという欠点を有した。コクピットハッチは胸部に存在するが、後頭部にもハッチがあり、MA形態時の乗降や脱出時などに活用される。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士Ζガンダム
- 初登場作品。第14話から登場し、オーガスタ研究所でテストされていた機体を同研究所の所属パイロットのロザミア・バダムが操縦。空戦能力でガンダムMk-IIや百式を苦戦させるが、続く第15話でカツのMk-II及びカミーユのリック・ディアスと交戦の末、撃墜される。第17話冒頭ではスードリの格納庫内に四肢の無い白一色のギャプランが置かれているのが一瞬だけ確認できる。
その後、第24話からはティターンズに引き渡された機体をヤザン・ゲーブルが操縦。最新鋭機であるΖガンダムと互角の勝負を演じた。 - ガイア・ギア
- 宇宙世紀0203年の南の島に損傷した本機が流れ着いている。この時代では100年以上前の機体なので、機体は苔むしており、当然、修理や再稼働は不可能なため、戦闘シーンはない。作中ではやや汚い使い方をされている。
- 機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル
- エリシア・ノクトンの機体が登場。アスナ・エルマリートのリック・ディアスを幾度か追い詰めるが、ル・シーニュに乗り換えたアスナの前に敗北。ギャプランカスタム エリシアスペシャルへと改修された。
- 蒼空の長槍 Blue Sky in 0087
- 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- イングリッド0の専用機とヴァースキ隊に配備された3機が登場。ヴァースキ隊のうちの2機は一般兵用にデチューンされている。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (劇場版)
- 冒頭に大型ブースターを装備した機体が登場。登場MSの枠を広げる事を目的に、高高度で運用できる点から原作小説のベース・ジャバーから差し替えられる形での登場となった[1]。また、原作小説における「濃緑色にベッタリと塗られた機体」の記述を拾った形にもなっている[2]。
マフティーを騙るハイジャッカーがハウンゼン356便に取り付く際に使用し、突入班を乗せたポッドを同機に取り付けた後、離脱した。
どこかの基地に組み立て途中のまま放棄されていた機体を用いているとされており、モノアイの発光色が緑色である他、装備しているブースターは翼の形状からAoΖ版デザインを参照にしているものと思われる。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 変形
- モビルスーツ形態に変形可能。ムーバブルフレームとマグネットコーティングによって、変形所要時間は一秒以内に抑えられている。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ムーバブル・シールド・バインダー
- 先端部にビーム・ライフル、後方にスラスターを備えた大型シールド。機体腕部にマウントブームを介して接続されており、広い可動範囲を活用し、飛行時の推力偏向ノズルとして活用される。シールドとしての性能にも優れ、表面にはビームコーティングも施されている。
- ビーム・サーベル
- 白兵戦用の装備。通常はサイドスカートの裏側に収納されている。ただし、ギャプランは格闘戦を殆ど想定していない為、あくまで緊急用の装備として装着されている。出力やサイズも標準の域を出ない。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ビーム・ナギナタ
- 『Ζ』第26話でグワジン内部で放棄されたゲルググの物を緊急的に使用。Ζガンダムと切り結ぼうとするが、旧式故かビーム刃ごと叩き切られている。
オプション装備 [編集 | ソースを編集]
- 専用ブースター
- オプション装備として背部に接続される大型ブースター。主に大気圏内で長距離移動用に使用される。規格が適合する機体に使い回す事が可能であり、ギャプラン以外にもガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]やバイアラン・カスタム2号機に装着可能。
なお、ギャプランはブースターを装備した状態であってもMA/MS形態への変形は滞りなく行う事ができる。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
改修機・パーソナルカスタム機 [編集 | ソースを編集]
- ギャプランTR-5
- TR計画で改修された機体。ギャプランTR-5[ファイバー]のコア・ユニット。
- ギャプランTR-5[ファイバー]
- 「弾道軌道による敵拠点への超音速侵攻」をコンセプトとした各種強化パーツを装備した機体。ギャプラン本体は強化パーツに埋没するような形になっているが、この状態でも変形は可能。
- ギャプランTR-5[フライルー]
- [ファイバー]のテスト終了後、ギャプランTR-5にフルドドIIなど各種強化パーツを装備した形態。
- ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー]
- フライルーに新開発されたパーツで改修されたTR-5の最終発展型。
- ギャプランカスタム エリシアスペシャル
- 本機をエリシア・ノクトン用に改修した機体。武装面などが強化されているが、基本性能にそれほど差はない。
- ギャプラン (イングリッド0専用機)
- 本機のイングリッド0専用機。バインダーが大型化し、火力と推力が増加している。
系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]
- ギャプラン改
- 『Gジェネ』シリーズのゲームオリジナル機体。高高度迎撃用MAとして非可変機に再設計された機体。当該機の解説文で本機もカラバにおいて運用されていた事が仄めかされている。
- ギャプラン・トレーナー
- コックピットを複座にした訓練用の機体。
技術的関与のある機体 [編集 | ソースを編集]
- アンクシャ
- アッシマーの後継機。一部の武装に影響が見られる。
- ガンダムTR-1[ヘイズル]
- ギャプランの設計思想のベースとなった装備にヘイズルのシールド・ブースターがある。上述のTR-5もシールド・ブースターを二基装備している。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ファーヴニル
- プロトタイプΖΖガンダムの系列機であるヘッジホッグの改修機。偽装用及び性能リミッターとしてギャプラン風のアーマーを外装されている。
- ビルドガンダムMk-II
- 『ガンダムビルドファイターズ』に登場するガンプラ。装備の一部は本機の物を参考にしている。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 『閃光のハサウェイ』公式ツイート
- ↑ ムック「グレートメカニックG 2021 AUTUMN」インタビュー記事より