「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の版間の差分

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| 音楽 = 佐橋俊彦
 
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『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の続編として制作された劇場用作品。
 
『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の続編として制作された劇場用作品。
  
制作発表から公開までに18年の時間を要した作品で、当初は『“X”plosion GUNDAM SEED』プロジェクトの一環として2006年5月にイベントやアニメ雑誌などで制作が発表されたが、脚本を担当していた両澤千晶の病気療養を理由に企画に遅延が発生し、長らく続報も無いまま2016年の両澤の訃報が報じられ、企画は頓挫したものと思われていた。その後、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズのノベライズを担当した後藤リウが脚本に参加し、両澤の遺したプロットを基に制作が行われ、2023年の『[[機動戦士ガンダム 水性の魔女]]』最終話放送終了直後に公開が発表された。
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制作発表から公開までに18年の時間を要した作品で、当初は『“X”plosion GUNDAM SEED』プロジェクトの一環として2006年5月にイベントやアニメ雑誌などで制作が発表されたが、脚本を担当していた両澤千晶の病気療養を理由に企画に遅延が発生し、長らく続報も無いまま2016年に両澤の訃報が報じられ、企画は頓挫したものと思われていた。その後、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズのノベライズを担当した後藤リウが脚本に参加し、両澤の遺したプロットを基に制作が行われ、2023年の『[[機動戦士ガンダム 水星の魔女]]』最終話放送終了直後に公開が発表された。
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公開後は40年以上破られる事のなかった『[[機動戦士ガンダム|機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙]]』の興行収入を上回り<ref>『めぐりあい』は23億円、『FREEDOM』は48億2000万円。</ref>、ガンダムシリーズの劇場用作品の最高興行収入を記録した。
  
 
なお、『SEED』及び『DESTINY』のスタッフやキャストの大半が続投しているが、[[カガリ・ユラ・アスハ]]の担当声優は関係各位との話し合いの結果、進藤尚美から森なな子へと変更されている。
 
なお、『SEED』及び『DESTINY』のスタッフやキャストの大半が続投しているが、[[カガリ・ユラ・アスハ]]の担当声優は関係各位との話し合いの結果、進藤尚美から森なな子へと変更されている。
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;[[アグネス・ギーベンラート]]
 
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:シンとルナマリアの同期のパイロット。「月光のワルキューレ」の異名を持つ。
 
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:作詞:井上秋緒 作曲・編曲:浅倉大介 歌:T.M.Revolution
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:前作。本作の2年前を舞台とする。
 
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*公開直後からズゴックといった機体がSNS上などで話題になったが、公式側も公開からわずか3日後に劇中に登場するほとんどの機体の情報を公開するなど、「公式ネタバレ」とも言える異例の対応が取られた。
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*本作にはかつて大河原氏がメカデザイン、福田監督が演出、大張氏がオープニングアニメやメカ作監を担当したロボットアニメ『機甲戦記ドラグナー』のリスペクト・オマージュが盛り込まれており、デストロイ戦におけるライジングフリーダムとイモータルジャスティスの連携攻撃(ドラグナーにおける最終決戦のオマージュ)、支援ユニット「キャバリアー0」をオマージュしたキャバリアーアイフリッドの登場といった要素が見られる。
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**[https://mantan-web.jp/article/20240203dog00m200004000c.html 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM:福田己津央監督に聞くMS裏話 ゲルググ、ギャン、ズゴック登場の理由 「ドラグナー」への思い]
  
 
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*[[シリーズ一覧]]
 
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2024年11月23日 (土) 19:04時点における最新版

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
外国語表記 MOBILE SUIT GUNDAM SEED FREEDOM
原作
  • 矢立肇
  • 富野由悠季
監督 福田己津央
脚本
  • 両澤千晶
  • 後藤リウ
  • 福田己津央
キャラクターデザイン 平井久司
メカニックデザイン
  • 大河原邦男
  • 山根公利
  • 宮武一貴
  • 阿久津潤一
  • 新谷学
  • 禅芝
  • 射尾卓弥
  • 大河広行
音楽 佐橋俊彦
制作 バンダイナムコフィルムワークス
配給元
  • バンダイナムコフィルムワークス
  • 松竹
公開日 2024年1月26日
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概要[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編として制作された劇場用作品。

制作発表から公開までに18年の時間を要した作品で、当初は『“X”plosion GUNDAM SEED』プロジェクトの一環として2006年5月にイベントやアニメ雑誌などで制作が発表されたが、脚本を担当していた両澤千晶の病気療養を理由に企画に遅延が発生し、長らく続報も無いまま2016年に両澤の訃報が報じられ、企画は頓挫したものと思われていた。その後、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのノベライズを担当した後藤リウが脚本に参加し、両澤の遺したプロットを基に制作が行われ、2023年の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』最終話放送終了直後に公開が発表された。

公開後は40年以上破られる事のなかった『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙』の興行収入を上回り[1]、ガンダムシリーズの劇場用作品の最高興行収入を記録した。

なお、『SEED』及び『DESTINY』のスタッフやキャストの大半が続投しているが、カガリ・ユラ・アスハの担当声優は関係各位との話し合いの結果、進藤尚美から森なな子へと変更されている。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

C.E.75、戦いはまだ続いていた。

独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。

そんな折、新興国・ファウンデーション王国から、ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。

登場人物[編集 | ソースを編集]

コンパス [編集 | ソースを編集]

キラ・ヤマト
主人公。二度の大戦の後、世界平和監視機構「コンパス」の一員として奔走する。
ラクス・クライン
ヒロイン。元プラント最高評議会議長シーゲル・クラインの娘。コンパスの総裁として活動する。
シン・アスカ
ザフトのエースパイロット。かつてキラ達と敵対したが、戦後に和解しコンパスへと志願した。
ルナマリア・ホーク
シンと同期のザフトパイロット。シンと共にコンパスに所属する。
アグネス・ギーベンラート
シンとルナマリアの同期のパイロット。「月光のワルキューレ」の異名を持つ。
アレクセイ・コノエ
新造戦艦ミレニアムの艦長。コンパスには志願して参加した。軍人になる前は教師だったという経歴の持ち主。
アーサー・トライン
ミレニアムの副長。元ミネルバ副長。
アルバート・ハインライン
ミレニアムの技術責任者。かつてフリーダムジャスティスの開発に携わった技術者の一人で、極めて優秀な人物。
アビー・ウインザー
ミレニアムのMS管制官。ミネルバでも同じくMS管制を担当していた。
ヒルダ・ハーケン
MS小隊「ハーケン隊」のリーダー。ラクスを敬愛している。
マーズ・シメオン
ハーケン隊の一員。ヒルダのことを「姐さん」と呼ぶ。
ヘルベルト・フォン・ラインハルト
ハーケン隊の一員。眼鏡と口に咥えた釘がトレードマーク。
マリュー・ラミアス
アークエンジェルの艦長。部下と共にオーブ軍からの出向という形でコンパスに所属。
ムウ・ラ・フラガ
エンデュミオンの鷹と呼ばれたエースパイロット。キラ達の兄貴分。
アーノルド・ノイマン
二度の大戦で艦の舵を預かって来たアークエンジェルの操舵士。
ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
アークエンジェルのオペレーター。
リオ・マオ
ラクスの秘書官。

ターミナル [編集 | ソースを編集]

アスラン・ザラ
オーブ軍からターミナルに出向している元ザフト軍パイロット。キラの幼馴染であり親友。
メイリン・ホーク
ルナマリアの妹。ターミナルでその情報処理能力を活かして活動する。

オーブ連合首長国 [編集 | ソースを編集]

カガリ・ユラ・アスハ
オーブの代表首長。コンパスに協力し、キラやラクス達を支援する。
トーヤ・マシマ
カガリの秘書。カガリが自身の後任となるよう教育を施している利発な少年。
エリカ・シモンズ
モルゲンレーテ社の技術者。

プラント / ザフト [編集 | ソースを編集]

イザーク・ジュール
アスランと同期のMSパイロット。プラント参謀本部の情報将校。
ディアッカ・エルスマン
イザークの相棒として彼の副官を務める。
ワルター・ド・ラメント
ギルバート・デュランダルの後任を務めるプラント最高評議会議長。
ハリ・ジャガンナート
急進派のプラント国防委員長。

ファウンデーション王国 [編集 | ソースを編集]

アウラ・マハ・ハイバル
ファウンデーションの女王。幼い見た目に反して大人びた言動を見せる。
オルフェ・ラム・タオ
ファウンデーション王国の宰相。アウラに忠誠心を抱く。
シュラ・サーペンタイン
ファウンデーション王国の国防長官。アウラ親衛隊「ブラックナイトスコード」の隊長。
イングリット・トラドール
ファウンデーション国務秘書官。オルフェを行政面でサポートするが、彼に叶わぬ恋心を抱いている。
リデラード・トラドール
ブラックナイトスコードの隊員。イングリットとは姉妹の関係。
ダニエル・ハルパー
ブラックナイトスコードの隊員。やる気がなさそうな態度だが、いざとなると残忍な性格を見せるマスクの男。
リュー・シェンチアン
ブラックナイトスコードの隊員。礼儀正しい物腰だが、他者を小馬鹿にしているように見える。
グリフィン・アルバレスト
ブラックナイトスコードの隊員。向こう見ずな性格に見えて能力は高い。

地球連合 [編集 | ソースを編集]

フォスター
大西洋連邦大統領。
ミケール
地球連合軍大佐。ブルーコスモスの残存兵力を束ねる。

その他 [編集 | ソースを編集]

トリィ
アスランが幼い頃にキラの為に作った鳥型ペットロボ。
ブルー
キラがラクスの為に作ったトリィの同型ロボット。
ハロ
アスランがラクスの為に作ったペットロボット。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

コンパス [編集 | ソースを編集]

ライジングフリーダムガンダム
イモータルジャスティスガンダム
ゲルググメナース
ギャンシュトローム
ストライクフリーダムガンダム弐式
マイティーストライクフリーダムガンダム
ムラサメ改
デスティニーガンダムSpecII
インパルスガンダムSpecII

ターミナル [編集 | ソースを編集]

インフィニットジャスティスガンダム弐式
ズゴック
キャバリアーアイフリッド

オーブ軍 [編集 | ソースを編集]

ストライクルージュ
アカツキ
M1アストレイ
キャバリアーアイフリッド

ザフト [編集 | ソースを編集]

デュエルブリッツガンダム
ライトニングバスターガンダム
ジン
ディン
シグー
バクゥ
ザウート
ザクウォーリア

ファウンデーション王国 [編集 | ソースを編集]

ブラックナイトスコード カルラ
ブラックナイトスコード シヴァ
ブラックナイトスコード ルドラ
ジン-F
ジン-R
ディン-F
ディン-R

ブルーコスモス [編集 | ソースを編集]

ウィンダム
105ダガー
デストロイガンダム

艦艇 [編集 | ソースを編集]

ミレニアム
アークエンジェル
クサナギ
エターナル
グルヴェイグ

用語[編集 | ソースを編集]

コンパス
カガリ・ユラ・アスハの主導でオーブ、プラント、太平洋連邦が組織した世界平和監視機構。
ターミナル
プラント・クライン派が結成した秘密組織。現在は国家間の情報伝達などを担う。
ファウンデーション王国
ザフトからの支援でユーラシア連邦から独立した国家。
ブラックナイトスコード
ファウンデーション王国のアウラ女王の親衛隊。
フェムテク装甲
ブラックナイトスコードの各機に搭載されたビームを無力化する特殊装甲。
アコード
かつてメンデルで研究されていたコーディネイターを超える種族。

楽曲[編集 | ソースを編集]

主題歌 [編集 | ソースを編集]

FREEDOM
作詞・作曲:Tetuya Komuro / 歌:西川貴教
去り際のロマンティクス
作詞:石川智晶 / 作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:See-Saw

挿入歌 [編集 | ソースを編集]

望郷
作詞・作曲・編曲:小室哲哉 / 歌:中島美嘉
Meteor -ミーティア-
作詞:井上秋 / 作曲・編曲:浅倉大介 / 歌:T.M.Revolution

関連作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムSEED
前々作。本作の4年前を舞台とする。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
前作。本作の2年前を舞台とする。
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO
本作の前日譚にあたる作品。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 公開直後からズゴックといった機体がSNS上などで話題になったが、公式側も公開からわずか3日後に劇中に登場するほとんどの機体の情報を公開するなど、「公式ネタバレ」とも言える異例の対応が取られた。
  • 本作にはかつて大河原氏がメカデザイン、福田監督が演出、大張氏がオープニングアニメやメカ作監を担当したロボットアニメ『機甲戦記ドラグナー』のリスペクト・オマージュが盛り込まれており、デストロイ戦におけるライジングフリーダムとイモータルジャスティスの連携攻撃(ドラグナーにおける最終決戦のオマージュ)、支援ユニット「キャバリアー0」をオマージュしたキャバリアーアイフリッドの登場といった要素が見られる。

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 『めぐりあい』は23億円、『FREEDOM』は48億2000万円。