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2023年5月7日 (日) 13:19時点における版
ジム・カスタム | |
---|---|
外国語表記 | GM Custom |
登場作品 | |
デザイナー | カトキハジメ |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | RGM-79N |
頭頂高 | 18.0m |
本体重量 | 42.0t |
全備重量 | 57.6t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,420kW |
スラスター総推力 | 67,480kg |
装甲材質 | チタン合金・セラミック複合材 |
開発組織 | 地球連邦軍 |
開発拠点 | オーガスタ基地 |
所属組織 |
地球連邦軍 エゥーゴ シン・フェデラル |
所属部隊 | アルビオン隊など |
主なパイロット |
サウス・バニング ベルナルド・モンシア アルファ・A・ベイト |
概要
一年戦争終結後、「連邦軍再建計画」に基づきジム系統機の性能向上型として開発されたモビルスーツ。量産機の性能のトータルバランス改善を図り、ジェネレーター出力の向上や各部サブスラスターの強化などによって従来のジムの倍近い推力と、ガンダムタイプに匹敵するジェネレーター出力の獲得に成功している。
オーガスタ基地で開発された機体であり、開発時には同じくオーガスタ製の機体であるガンダムNT-1のデータがフィードバックされている。デラーズ紛争以前の連邦軍機の中でも最上位の機体に位置づけられているが、その優秀さに比例して生産コストは高騰しており、生産数は少ない。生産された機体の多くはエースパイロット用の機体として調整が施された。
高性能だが突出した性能や機能は持たず、機体への評価に関しては、コウ・ウラキ曰く「特長がないのが特徴」とのこと[1]。
デラーズ紛争後は生産ラインがティターンズに引き継がれ、新たにジム・クゥエルの生産へと切り替えられている。既存機も順次、クゥエルへの改修を受けているが、その内、改修前にエゥーゴ、カラバに流れた機体は同組織の戦力として運用されている。
カラーバリエーション
- 通常カラー
- 本機の標準のカラーリング。全身が薄い青緑に塗装されている。
- エゥーゴカラー
- グリプス戦役時にエゥーゴによって運用された機体。同組織が運用するジムIIに準じた黄緑と白を主体としたカラーリングとなっている。
- グレイファントム所属機
- 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム Vol.2』に掲載されているカラーバリエーション。ガンダムNT-1を髣髴とさせる青と白を主体としたカラーリングとなっている。宇宙世紀0083年初頭に2機がグレイファントムに配備され、ジオン残党狩り作戦に従事していたものの、同年11月10日の観艦式においてガンダム試作2号機の核攻撃を受け、母艦もろとも格納庫内で大破する憂き目を見た。
- ティターンズカラー
- 『エコール・デュ・シエル』初出のカラーリング。その後、『A.O.Z Re-boot』において詳細が設定された。ティターンズの象徴であるダークグレーのカラーリングが施され、組織の設立からジム・クゥエルが配備されるまでの約2ヵ月間、暫定的に運用された。配備・運用期間が極めて短かったとされるため、運用部隊も限定されている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 初出作品。第3話で初登場し、デラーズ・フリートによって奪われたGP-02追撃に際して、バニング機、モンシア機、ベイト機の3機がアルビオン隊へ新たに配備された。劇中ではノイエン・ビッター少将率いるキンバライド基地のMS部隊や、シーマ艦隊のゲルググM部隊などと激戦を繰り広げた。但しバニング機はシーマ・ガラハウの駆るゲルググM指揮官仕様機との戦いで損壊し、アルビオンに戻る途中で爆発。バニングもこれにより命を落とした。
モンシア機とベイト機はその後はデラーズ紛争終盤までアルビオン所属機として戦い続けている。 - 機動戦士Ζガンダム A New Translation
- 第3部「星の鼓動は愛」の新規作画シーンにてエゥーゴ所属機が数シーンだけ登場。同様にジム・キャノンIIも登場している。
- 機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル
- 第2部13章にティターンズ所属機が登場(単行本の解説ではジム・クゥエルとされている)。アスナ・エルマリートに対する人質作戦で交渉役を努めた。人形を使った替え玉作戦によって人質を奪還された上にアスナの乗ったハイザックにより無力化された。戦闘後、アスナを狙って狙撃したが、それを察知したマリー・アルベルティアのゲルググによって狙撃を阻止され、撃墜された。
- 機動戦士ガンダム カタナ
- シン・フェデラル所属機が登場。
- 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
- オプション装備やバリエーション機が新たに設定された。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵。接近戦で威力を発揮する連邦系MSの標準装備。武器の換装や転進時の牽制や威嚇にも有効。
- HWF GR-MR82-90mm ジム・ライフル
- 90mmの実体弾を連続発射する主兵装。各部を換装可能なブルパップ・マシンガンのロングバレル仕様。予備マガジンをシールド裏にマウントする。
- 銃剣(ベイオネット)
- 『REBELLION』に登場したオプション装備。ビーム・ベイオネット発振器を銃身下部に装着する。これによりライフルを持った状態でも即座に白兵戦に持ち込むことができる。
- グレネード
- 『REBELLION』に登場したオプション装備。グレネード・ランチャーを銃身下部に装着する。
- ロング・ライフル
- 『REBELLION』に登場したオプション装備。ロングバレルとストック、スコープを銃身に装着する。
- ブルパップ・マシンガン
- 一年戦争時からジム・コマンド系列機などが運用している90mm口径のマシンガン。『0083』第3話ではモンシア機がガンダム試作1号機との模擬戦の際にペイント弾を使用した。
- ビーム・サーベル
- バックパックに1本マウントされている。オーガスタ系MSの特徴であるセンター配置のベースユニット規格に対応したデュアルサプライデバイスを搭載する。
- シールド
- ジム・コマンドが装備している物と同型のシールド。ビーム・コーティングが施されている。予備マガジンやサーベルなどのオプションを装備携行可能。
- スパイク
- 『REBELLION』に登場したオプション装備。ジム・ストライカーのスパイク・シールドに相当する装備で、スパイクをシールド先端部に装着する。
対決・名場面
関連機体
別デザイン
- ジム・カスタム (サンダーボルト版)
- 『サンダーボルト』の世界観におけるジム・カスタム。同作の他の機体と同様、シーリング処理が施されている。
改修機・強化型
- ジム・カスタム高機動型
- ガンダム試作1号機フルバーニアンのバックパックの評価試験用に改造された機体。
- ジム・カスタム<シルバーヘイズ> / シルバー・ヘイズ改
- ウイングス・ハウザーの専用機として改修された機体。
- AHAジム-C (アトミック・ヘビー・アーマージム-カスタム)
- 『REBELLION』に登場した核融合弾運用型。全身に増加装甲を装着している他、右腕が核融合弾用のアトミック・バズーカに換装されている。
系列機・派生機
技術的関与のある機体
- ワグテイルII
- ジム改[ワグテイル]にジム・カスタムのパーツを組み込んだ改修機。
- ガンダムNT-1
- 本機の開発に設計データが流用された。バックパック等の形状からその事が窺える。
- ゴージャス・ガンダム
- 宇宙戦国時代のミキシングビルドモビルスーツの1機。本体一部に本機のパーツが使用されている。
その他
- ジム改
- 日本語名をそのまま英訳すると「ジム・カスタム」になる。そのためか、公式英語表記は「GM type C (ジムC型)」となっている。
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資料リンク
リンク
脚注
- ↑ これは本機が突出した面の少ない無難な機体特性であることを暗に示している