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| 外国語表記 = Gaplant
 
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| 登場作品 = [[機動戦士Ζガンダム]]
 
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| デザイン = 永野護
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| タイトル = スペック
 
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| 分類 = 高高度迎撃用試作型[[可変モビルアーマー]]
 
| 分類 = 高高度迎撃用試作型[[可変モビルアーマー]]
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| 生産形態 = 試作機
 
| 型式番号 = ORX-005
 
| 型式番号 = ORX-005
 
| 頭頂高 = 19.8m
 
| 頭頂高 = 19.8m
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| センサー有効半径 = 13,000m
 
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*[[オークランド研究所]]
 
*[[オーガスタ研究所]]
 
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*[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
 
*[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の[[ニュータイプ]]研究施設である[[オーガスタ研究所]]で開発された試作[[可変モビルアーマー]]。自由度の高いアクティブスラスターユニットと変形機構により、圧倒的な機動性を誇り、機体の方向を変えず、急上昇・急降下攻撃が可能。
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[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の[[ニュータイプ]]研究施設である[[オークランド研究所]]で開発された試作[[可変モビルアーマー]]。特に加速性能に重きを置いて開発されており、推進器を後方へ集約する変形機構によって圧倒的な機動性を誇る。
  
宇宙戦用に開発された機体だが、大気圏内での運用も可能。しかし、大気圏での航続距離不足を解消するブースターを装着すると、パイロットに多大な負担をかける為、[[強化人間]]でなければ扱うことが出来ない機体になってしまった。後に一般兵士でも搭乗可能な機体がエースパイロット向けに少数生産されている。なお、ヤザンが乗った機体は一般兵士用に調整された機体だが、全周囲モニターの調整が不十分な為、機体下部に死角ができるという欠点を有した。
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シールド、ブースター、ビーム・ライフルとしての機能を併せ持つ「ムーバブル・シールド・バインダー」が[[ムーバブルフレーム]]によって機体の両腕部に接続されおり、フレームの可動によって自在な方向転換や姿勢制御を行う事が可能。
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本来は宇宙用に開発された機体だが、大気圏内での運用も可能。ただし、空力特性は考慮せずに熱核ロケットエンジンの大推力で飛行している為、飛行可能時間は[[アッシマー]]に劣る。その欠点を補う目的で大型ブースターも開発されており、これを装備する事で飛行可能時間を延長出来る他、高高度迎撃機としての運用も可能になる。
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大推力と急激な方向転換の際にかかるGはパイロットに多大な負担をかける為、初期の機体は[[強化人間]]でなければ扱う事が出来ない機体となってしまい、テストフライトと機体の改良は[[オークランド研究所]]から[[オーガスタ研究所]]へと引き継がれた。後に一般兵士でも搭乗可能な改良型がエースパイロット向けに少数生産されている。なお、[[ヤザン・ゲーブル]]の機体も一般兵士用に調整された機体だが、全周囲モニターの調整が不十分だった為、当初は機体下部に死角ができるという欠点を有した。コクピットハッチは胸部に存在するが、後頭部にもハッチがあり、MA形態時の乗降や脱出時などに活用される。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士Ζガンダム]]
 
;[[機動戦士Ζガンダム]]
:オーガスタ研究所で開発された機体を、同研究所の所属パイロットのロザミア・バダムが操縦し、空戦能力で[[ガンダムMk-II]]や[[百式]]を苦戦させるが、最後は撃墜される。その後、[[ティターンズ]]に引き渡された機体をヤザン・ゲーブルが操縦。最新鋭機である[[Ζガンダム]]と互角の勝負を演じた。
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:初登場作品。第14話にてオーガスタ研究所でテストされていた機体を、同研究所の所属パイロットのロザミア・バダムが操縦。空戦能力で[[ガンダムMk-II]]や[[百式]]を苦戦させるが、続く第15話で[[カツ・コバヤシ|カツ]]のMk-II及び[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の[[リック・ディアス]]と交戦の末、撃墜される。その後、[[ティターンズ]]に引き渡された機体をヤザン・ゲーブルが操縦。最新鋭機である[[Ζガンダム]]と互角の勝負を演じた。
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;[[ガイア・ギア]]
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:[[宇宙世紀]]0203年の南の島に損傷した本機が流れ着いている。この時代では100年以上前の機体なので、機体は苔むしており、当然、修理や再稼働は不可能なため、戦闘シーンはない。作中ではやや汚い使い方をされている。
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;[[機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル]]
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:[[エリシア・ノクトン]]の機体が登場。[[アスナ・エルマリート]]の[[リック・ディアス]]を幾度か追い詰めるが、[[ル・シーニュ]]に乗り換えたアスナの前に敗北。[[ギャプランカスタム エリシアスペシャル]]へと改修された。
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;[[蒼空の長槍 Blue Sky in 0087]]
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;[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
 
;[[機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還]]
:[[ヴァースキ隊]]に3機配備されている。そのうちの2機は一般兵用にデチューンされている。
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:[[イングリッド0]]の[[ギャプラン (イングリッド0専用機)|専用機]]と[[ヴァースキ隊]]に配備された3機が登場。ヴァースキ隊のうちの2機は一般兵用にデチューンされている。
;[[ガイア・ギア]]
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;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] (劇場版)
:[[宇宙世紀]]0203年の南の島に損傷した本機が流れ着いている。当然、再稼働は不可能。
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:冒頭に大型ブースターを装備した機体が登場。登場MSの枠を広げる事を目的に、高高度で運用できる点から原作小説の[[ベースジャバー|ベース・ジャバー]]から差し替えられる形での登場となった<ref>[https://twitter.com/gundam_hathaway/status/1405843771523280899?s=20 『閃光のハサウェイ』公式ツイート]</ref>。また、原作小説における「'''濃緑色'''にベッタリと塗られた機体」の記述を拾った形にもなっている<ref>ムック「グレートメカニックG 2021 AUTUMN」インタビュー記事より</ref>。<br/>[[マフティー]]を騙るハイジャッカーが[[ハウンゼン356便]]に取り付く際に使用し、突入班を乗せたポッドを同機に取り付けた後、離脱した。<br/>どこかの基地に組み立て途中のまま放棄されていた機体を用いているとされており、モノアイの発光色が緑色である他、装備しているブースターは翼の形状から[[ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに|AoΖ版]]デザインを参照にしているものと思われる。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;変形
 
;変形
:[[モビルスーツ]]形態に変形可能。
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:[[モビルスーツ]]形態に変形可能。[[ムーバブルフレーム]]と[[マグネットコーティング]]によって、変形所要時間は一秒以内に抑えられている。
;ブースター
 
:大気圏内で長距離移動用に使用される。
 
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;メガ粒子砲 / ビーム・ライフル
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;ムーバブル・シールド・バインダー
:ギャプランのメインウェポンで、腕に装着されたアクティブスラスターに内蔵されている。ビーム・ライフルと表記される事も。MA形態時にも使用可能。バインダーのグリップを掴むことで命中精度を高めることができる。
+
:先端部にビーム・ライフル、後方にスラスターを備えた大型シールド。機体腕部にマウントブームを介して接続されており、広い可動範囲を活用し、飛行時の推力偏向ノズルとして活用される。シールドとしての性能にも優れ、表面にはビームコーティングも施されている。
;ビーム・サーベル
+
:;[[ビーム・ライフル]] ([[メガ粒子砲]])
:白兵戦用の装備。通常はサイドスカートの裏側に収納されている。ただし、ギャプランは格闘戦は不向きなため、緊急用。
+
::ギャプランのメインウェポン。腕に装着されたムーバブル・シールド・バインダーに内蔵されている。出力3.0MW。MA/MS両形態で使用可能。<br/>本体ジェネレーターと直結した[[エネルギーCAP]]方式を採用し、携行型ライフルと比較して出力とレスポンスに優れる。バインダーのグリップを掴むことで命中精度を高めることができる。
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;[[ビーム・サーベル]]
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:白兵戦用の装備。通常はサイドスカートの裏側に収納されている。ただし、ギャプランは格闘戦を殆ど想定していない為、あくまで緊急用の装備として装着されている。出力やサイズも標準の域を出ない。
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=== その他 ===
 
;ビーム・ナギナタ
 
;ビーム・ナギナタ
:第26話で放棄された[[ゲルググ]]の物を緊急的に使用。Ζガンダムと切り結ぼうとするが、ビーム刃ごと叩き切られた。
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:『Ζ』第26話でグワジン内部で放棄された[[ゲルググ]]の物を緊急的に使用。Ζガンダムと切り結ぼうとするが、旧式故かビーム刃ごと叩き切られている。
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=== オプション装備 ===
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;専用ブースター
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:オプション装備として背部に接続される大型ブースター。主に大気圏内で長距離移動用に使用される。規格が適合する機体に使い回す事が可能であり、ギャプラン以外にも[[ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]]]や[[バイアラン・カスタム2号機]]に装着可能。<br/>なお、ギャプランはブースターを装備した状態であってもMA/MS形態への変形は滞りなく行う事ができる。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[ギャプラン改]]
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=== 改修機・パーソナルカスタム機 ===
:『Gジェネレーション』シリーズのオリジナル機体。高高度迎撃用に改修した機体。
 
 
;[[ギャプランTR-5]]
 
;[[ギャプランTR-5]]
:強化人間でなくとも使用できるように改修された機体。
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:[[TR計画]]で改修された機体。ギャプランTR-5[ファイバー]のコア・ユニット。
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:;[[ギャプランTR-5[ファイバー]]]
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::「弾道軌道による敵拠点への超音速侵攻」をコンセプトとした各種強化パーツを装備した機体。ギャプラン本体は強化パーツに埋没するような形になっているが、この状態でも変形は可能。
 
:;[[ギャプランTR-5[フライルー]]]
 
:;[[ギャプランTR-5[フライルー]]]
::フルドドIIを装備した形態。
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::[ファイバー]のテスト終了後、ギャプランTR-5にフルドドIIなど各種強化パーツを装備した形態。
:;[[ギャプランTR-5[ファイバー]]]
 
::拠点侵攻用に装備を変更した形態。
 
 
:;[[ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー]]]
 
:;[[ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー]]]
::新開発されたパーツで改修されたTR-5の最終発展型。
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::フライルーに新開発されたパーツで改修されたTR-5の最終発展型。
 
;[[ギャプランカスタム エリシアスペシャル]]
 
;[[ギャプランカスタム エリシアスペシャル]]
 
:本機を[[エリシア・ノクトン]]用に改修した機体。武装面などが強化されているが、基本性能にそれほど差はない。
 
:本機を[[エリシア・ノクトン]]用に改修した機体。武装面などが強化されているが、基本性能にそれほど差はない。
 
;[[ギャプラン (イングリッド0専用機)]]
 
;[[ギャプラン (イングリッド0専用機)]]
 
:本機の[[イングリッド0]]専用機。バインダーが大型化し、火力と推力が増加している。
 
:本機の[[イングリッド0]]専用機。バインダーが大型化し、火力と推力が増加している。
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=== 系列機・派生機 ===
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;[[ギャプラン改]]
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:『[[Gジェネ]]』シリーズのゲームオリジナル機体。高高度迎撃用MAとして非可変機に再設計された機体。当該機の解説文で本機もカラバにおいて運用されていた事が仄めかされている。
 +
;[[ギャプラン・トレーナー]]
 +
:コックピットを複座にした訓練用の機体。
 +
 +
=== 技術的関与のある機体 ===
 
;[[アンクシャ]]
 
;[[アンクシャ]]
:一部の武装に影響が見られる。
+
:アッシマーの後継機。一部の武装に影響が見られる。
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;[[ガンダムTR-1[ヘイズル]]]
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:ギャプランの設計思想のベースとなった装備にヘイズルのシールド・ブースターがある。上述のTR-5もシールド・ブースターを二基装備している。
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=== その他 ===
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;[[ファーヴニル]]
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:[[プロトタイプΖΖガンダム]]の系列機である[[ヘッジホッグ]]の改修機。偽装用及び性能リミッターとしてギャプラン風のアーマーを外装されている。
 
;[[ビルドガンダムMk-II]]
 
;[[ビルドガンダムMk-II]]
:『[[ガンダムビルドファイターズ]]』に登場するガンプラ。装備の一部は本機が参考にされている。
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:『[[ガンダムビルドファイターズ]]』に登場するガンプラ。装備の一部は本機の物を参考にしている。
  
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== 商品情報 ==
 
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2023年6月16日 (金) 00:43時点における最新版

ギャプラン
外国語表記 Gaplant
登場作品 機動戦士Ζガンダム
デザイン 藤田一己
テンプレートを表示
スペック
分類 高高度迎撃用試作型可変モビルアーマー
生産形態 試作機
型式番号 ORX-005
全長 20.3m(MA時)
頭頂高 19.8m
全高 25.2m
本体重量 50.7t
全備重量 94.2t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,040kW
スラスター総推力 183,000kg
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 13,000m
開発組織
所属
  • 地球連邦軍
  • ティターンズ
  • 主なパイロット
  • ロザミア・バダム
  • ヤザン・ゲーブル
  • テンプレートを表示

    概要[編集 | ソースを編集]

    地球連邦軍ニュータイプ研究施設であるオークランド研究所で開発された試作可変モビルアーマー。特に加速性能に重きを置いて開発されており、推進器を後方へ集約する変形機構によって圧倒的な機動性を誇る。

    シールド、ブースター、ビーム・ライフルとしての機能を併せ持つ「ムーバブル・シールド・バインダー」がムーバブルフレームによって機体の両腕部に接続されおり、フレームの可動によって自在な方向転換や姿勢制御を行う事が可能。

    本来は宇宙用に開発された機体だが、大気圏内での運用も可能。ただし、空力特性は考慮せずに熱核ロケットエンジンの大推力で飛行している為、飛行可能時間はアッシマーに劣る。その欠点を補う目的で大型ブースターも開発されており、これを装備する事で飛行可能時間を延長出来る他、高高度迎撃機としての運用も可能になる。

    大推力と急激な方向転換の際にかかるGはパイロットに多大な負担をかける為、初期の機体は強化人間でなければ扱う事が出来ない機体となってしまい、テストフライトと機体の改良はオークランド研究所からオーガスタ研究所へと引き継がれた。後に一般兵士でも搭乗可能な改良型がエースパイロット向けに少数生産されている。なお、ヤザン・ゲーブルの機体も一般兵士用に調整された機体だが、全周囲モニターの調整が不十分だった為、当初は機体下部に死角ができるという欠点を有した。コクピットハッチは胸部に存在するが、後頭部にもハッチがあり、MA形態時の乗降や脱出時などに活用される。

    登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

    機動戦士Ζガンダム
    初登場作品。第14話にてオーガスタ研究所でテストされていた機体を、同研究所の所属パイロットのロザミア・バダムが操縦。空戦能力でガンダムMk-II百式を苦戦させるが、続く第15話でカツのMk-II及びカミーユリック・ディアスと交戦の末、撃墜される。その後、ティターンズに引き渡された機体をヤザン・ゲーブルが操縦。最新鋭機であるΖガンダムと互角の勝負を演じた。
    ガイア・ギア
    宇宙世紀0203年の南の島に損傷した本機が流れ着いている。この時代では100年以上前の機体なので、機体は苔むしており、当然、修理や再稼働は不可能なため、戦闘シーンはない。作中ではやや汚い使い方をされている。
    機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル
    エリシア・ノクトンの機体が登場。アスナ・エルマリートリック・ディアスを幾度か追い詰めるが、ル・シーニュに乗り換えたアスナの前に敗北。ギャプランカスタム エリシアスペシャルへと改修された。
    蒼空の長槍 Blue Sky in 0087
    機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
    イングリッド0専用機ヴァースキ隊に配備された3機が登場。ヴァースキ隊のうちの2機は一般兵用にデチューンされている。
    機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (劇場版)
    冒頭に大型ブースターを装備した機体が登場。登場MSの枠を広げる事を目的に、高高度で運用できる点から原作小説のベース・ジャバーから差し替えられる形での登場となった[1]。また、原作小説における「濃緑色にベッタリと塗られた機体」の記述を拾った形にもなっている[2]
    マフティーを騙るハイジャッカーがハウンゼン356便に取り付く際に使用し、突入班を乗せたポッドを同機に取り付けた後、離脱した。
    どこかの基地に組み立て途中のまま放棄されていた機体を用いているとされており、モノアイの発光色が緑色である他、装備しているブースターは翼の形状からAoΖ版デザインを参照にしているものと思われる。

    装備・機能[編集 | ソースを編集]

    特殊機能[編集 | ソースを編集]

    変形
    モビルスーツ形態に変形可能。ムーバブルフレームマグネットコーティングによって、変形所要時間は一秒以内に抑えられている。

    武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

    ムーバブル・シールド・バインダー
    先端部にビーム・ライフル、後方にスラスターを備えた大型シールド。機体腕部にマウントブームを介して接続されており、広い可動範囲を活用し、飛行時の推力偏向ノズルとして活用される。シールドとしての性能にも優れ、表面にはビームコーティングも施されている。
    ビーム・ライフル (メガ粒子砲)
    ギャプランのメインウェポン。腕に装着されたムーバブル・シールド・バインダーに内蔵されている。出力3.0MW。MA/MS両形態で使用可能。
    本体ジェネレーターと直結したエネルギーCAP方式を採用し、携行型ライフルと比較して出力とレスポンスに優れる。バインダーのグリップを掴むことで命中精度を高めることができる。
    ビーム・サーベル
    白兵戦用の装備。通常はサイドスカートの裏側に収納されている。ただし、ギャプランは格闘戦を殆ど想定していない為、あくまで緊急用の装備として装着されている。出力やサイズも標準の域を出ない。

    その他 [編集 | ソースを編集]

    ビーム・ナギナタ
    『Ζ』第26話でグワジン内部で放棄されたゲルググの物を緊急的に使用。Ζガンダムと切り結ぼうとするが、旧式故かビーム刃ごと叩き切られている。

    オプション装備 [編集 | ソースを編集]

    専用ブースター
    オプション装備として背部に接続される大型ブースター。主に大気圏内で長距離移動用に使用される。規格が適合する機体に使い回す事が可能であり、ギャプラン以外にもガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]バイアラン・カスタム2号機に装着可能。
    なお、ギャプランはブースターを装備した状態であってもMA/MS形態への変形は滞りなく行う事ができる。

    対決・名場面[編集 | ソースを編集]

    関連機体[編集 | ソースを編集]

    改修機・パーソナルカスタム機 [編集 | ソースを編集]

    ギャプランTR-5
    TR計画で改修された機体。ギャプランTR-5[ファイバー]のコア・ユニット。
    ギャプランTR-5[ファイバー]
    「弾道軌道による敵拠点への超音速侵攻」をコンセプトとした各種強化パーツを装備した機体。ギャプラン本体は強化パーツに埋没するような形になっているが、この状態でも変形は可能。
    ギャプランTR-5[フライルー]
    [ファイバー]のテスト終了後、ギャプランTR-5にフルドドIIなど各種強化パーツを装備した形態。
    ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー]
    フライルーに新開発されたパーツで改修されたTR-5の最終発展型。
    ギャプランカスタム エリシアスペシャル
    本機をエリシア・ノクトン用に改修した機体。武装面などが強化されているが、基本性能にそれほど差はない。
    ギャプラン (イングリッド0専用機)
    本機のイングリッド0専用機。バインダーが大型化し、火力と推力が増加している。

    系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]

    ギャプラン改
    Gジェネ』シリーズのゲームオリジナル機体。高高度迎撃用MAとして非可変機に再設計された機体。当該機の解説文で本機もカラバにおいて運用されていた事が仄めかされている。
    ギャプラン・トレーナー
    コックピットを複座にした訓練用の機体。

    技術的関与のある機体 [編集 | ソースを編集]

    アンクシャ
    アッシマーの後継機。一部の武装に影響が見られる。
    ガンダムTR-1[ヘイズル]
    ギャプランの設計思想のベースとなった装備にヘイズルのシールド・ブースターがある。上述のTR-5もシールド・ブースターを二基装備している。

    その他 [編集 | ソースを編集]

    ファーヴニル
    プロトタイプΖΖガンダムの系列機であるヘッジホッグの改修機。偽装用及び性能リミッターとしてギャプラン風のアーマーを外装されている。
    ビルドガンダムMk-II
    ガンダムビルドファイターズ』に登場するガンプラ。装備の一部は本機の物を参考にしている。

    商品情報[編集 | ソースを編集]

    ガンプラ[編集 | ソースを編集]

    リンク[編集 | ソースを編集]

    脚注[編集 | ソースを編集]

    1. 『閃光のハサウェイ』公式ツイート
    2. ムック「グレートメカニックG 2021 AUTUMN」インタビュー記事より