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== ネオ・ジオン(Neo Zeon) ==
 
== ネオ・ジオン(Neo Zeon) ==
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『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』及び『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』に登場する軍事組織。同名の組織が複数存在するが、それぞれで組織理念等に差異があり、『逆襲のシャア』では区別の為に「新生ネオ・ジオン」或いは「シャア・ジオン」と呼称される場合がある。
  
[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』、『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』に登場する軍事組織。
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=== ネオ・ジオン(アクシズ) ===
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[[グリプス戦役]]後に[[アクシズ]]が改称する形で結成したジオン後継組織。[[ドズル・ザビ]]の遺児[[ミネバ・ラオ・ザビ]]を擁し、[[ザビ家]]支配による[[ジオン公国]]の復興を目的としている。その性質上、[[一年戦争]]後に成立した[[ジオン共和国]]を正当なジオン国家と認めていない。組織の長であるミネバがまだ幼いため、組織の実質的な指導者は宰相である[[ハマーン・カーン]]が務めた。
  
『ガンダムΖΖ』時は[[ハマーン・カーン]]、『逆襲のシャア』時は[[シャア・アズナブル]]が率いる。<br />『逆襲のシャア』の3年前の『[[ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム]]』にも登場。また、残党が『[[機動戦士ガンダムUC]]』『[[機動戦士ガンダムF90]]』や『[[機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91]]』にも登場する。それぞれ指導者や組織理念が異なり、実質的には別組織と考えて差し支えない。
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グリプス戦役後、[[エゥーゴ]][[ティターンズ]]はお互いにその勢力を著しく消耗させたが、アクシズは戦力を温存し戦役終結後にネオ・ジオンと名を改め各コロニーの制圧を開始。[[第一次ネオ・ジオン抗争]]の火蓋を切った。
  
=== [[宇宙世紀]]0088年頃 「[[第一次ネオ・ジオン抗争]]」 ===
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各地のジオン残党部隊を糾合し、更に[[ティターンズ]][[ニューディサイズ]]など連邦から離脱した兵力、[[エゥーゴ]]の親ジオン派等を吸収して組織力を維持しているが、[[地球連邦軍_(UC)|連邦軍]]と比較して物量に劣る点は旧ジオン公国軍と同様である。戦力不足を補うため、[[火星]]の[[ジオンマーズ]]と同盟関係を結んでおり、更に第一次ネオ・ジオン抗争終盤には[[ジオン共和国軍]]の兵力を併合しているが、やはり絶対的な戦力差を覆すまでには至っていない。
[[グリプス戦役]]で連邦軍勢力の[[エゥーゴ]][[ティターンズ]]が互いに消耗したため、この隙に[[サイド3]]の[[ジオン共和国]]の勢力を吸収、「[[アクシズ]]」から「ネオ・ジオン」として改名した。[[スペースコロニー]]を平定、[[地球連邦政府]]首都[[ダカール]]占拠、[[ダブリン]]のコロニー落としによるサイド3の譲渡と全てが上手く行っていたかに見えたが、[[グレミー・トト]]の内乱で弱体化。ハマーンの戦死、ミネバ自身が影武者であった為に自然消滅という形で、[[エゥーゴ]]・地球連邦の連合軍に制圧される。
 
  
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従来の軍組織とは異なり、近代的な軍階級は存在しつつもそれを公にしている者が極端に少なく、戦意高揚を目的として指揮官を「騎士」と呼称している。また騎士には専用機として開発段階の試作機が与えられ、実戦での運用試験を担う。
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弱体化した連邦軍に対して電撃的な作戦を展開し、[[ライン・ドラグン]]及びルイ・バザール率いる先遣部隊が[[ダカール]]を無血開城させ、連邦議会を制圧。更に連邦政府を恫喝する目的で[[ダブリン]]への[[コロニー落とし]]を決行する事で連邦政府からサイド3の譲渡を認めさせるものの、抗争終盤に[[グレミー・トト]]の造反によってネオ・ジオン内部で内乱が勃発。これによってハマーン派・グレミー派双方共に戦力を潰し合う形で消耗させ、その隙をエゥーゴ・連邦軍に突かれる形で制圧された。
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=== ネオ・ジオン(新生ネオ・ジオン) ===
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[[グリプス戦役]]終盤で行方不明となっていた[[シャア・アズナブル]]が旧ネオ・ジオンの残存勢力と、ゲリラ化・地下組織化していたコロニー内の反地球連邦運動を迎合して結成されたネオ・ジオン。
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ハマーンの率いた旧ネオ・ジオンと同じ名称を用いているが、シャアは[[ジオン・ズム・ダイクン]]の遺児としてザビ家による独裁を否定し、ダイクンがかつて掲げた[[スペースノイド]]の自治権獲得を至上命題として掲げている。その為、反ジオン系スペースノイドを協力者として取り込んでおり、彼らからの支持も厚く、エゥーゴのスポンサーであった政財界の実力者達から独自ルートによって支援を取り付けている。
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軍組織としては決して大規模ではなく、[[レウルーラ]]を旗艦に[[ムサカ級]]14隻程度の規模となっている。また、大規模な兵器生産施設も持たず、装備の調達も[[アナハイム・エレクトロニクス社]]の[[グラナダ]]工場に委託する形で行われた。当初から連邦が制圧に乗り出していた場合、勝負にならなかった可能性もあると言われている一方で、連邦に対する注意を向けられないよう、敢えて大規模な軍勢にしなかったとする説もある。
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宇宙世紀0092年に[[スウィートウォーター]]を占拠し、翌0093年にTV番組のインタビュー内でシャアが連邦政府に事実上の宣戦布告を行ったことで[[第二次ネオ・ジオン抗争]]が勃発した。
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戦力で劣るネオ・ジオンは[[地球寒冷化作戦]]を実行し、[[フィフス・ルナ]]を連邦本部[[ラサ]]に落下させた。その後、連邦政府との裏取引によって[[アクシズ]]を入手し、更に偽装降伏によって[[ルナツー]]より核を強奪。核弾頭と共にアクシズを地球に落下させるものの、[[ロンド・ベル]]の熾烈な抵抗によって失敗。シャアも[[アムロ・レイ]]との戦闘中に行方不明となり、敗退した。
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== 登場作品 ==
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;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
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:初登場作品。第22話でアクシズから改称し、地球連邦に対して宣戦布告。電撃的な作戦行動で瞬く間にダカールを制圧した。その後もサイド3を手に入れ[[ダブリン]]へのコロニー落としを成功させるものの、グレミーの反乱によってネオ・ジオン同士が戦力を潰しあい、両軍を率いていたグレミー、ハマーンはガンダムチームの奮戦によって戦死。その後、連邦軍が派遣した艦隊がネオ・ジオンを制圧し、残存勢力の武装解除を行った。
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;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
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:シャア率いる新生ネオ・ジオンが登場。地球への隕石落としを敢行し、アースノイド全てを強制的に宇宙へ上げようと画策。[[ロンド・ベル]]の対抗が激しい中、秘密裏に連邦政府高官との政治的取引でアクシズを入手し、更にルナツーから核弾頭を強奪し、地球寒冷化作戦の最終段階としてアクシズ落としを実行するが、それを阻止するべくアクシズを押し返そうとした[[νガンダム]]から放たれた光によって作戦は失敗に終わった。
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== 構成員 ==
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=== ネオ・ジオン(アクシズ) ===
 
;[[ハマーン・カーン]]
 
;[[ハマーン・カーン]]
 
:摂政。
 
:摂政。
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;[[グレミー・トト]]
 
;[[グレミー・トト]]
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:後に自らをザビ家の継承者と謳い、ハマーン支配下のネオ・ジオンに内乱を招く。
 
;[[エルピー・プル]]
 
;[[エルピー・プル]]
 
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;[[イリア・パゾム]]
 
;[[イリア・パゾム]]
:後に宇宙世紀0090年のカラード事件にて、[[レウルーラ]]の艦長を務める。
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:ハマーン親衛隊の一員。
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;[[ニー・ギーレン]]
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;[[ランス・ギーレン]]
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;[[オウギュスト・ギダン]]
 
;[[オウギュスト・ギダン]]
 
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;[[アリアス・モマ]]
 
;[[アリアス・モマ]]
 
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;[[ライン・ドラグン]]
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:ハマーンの懐刀と称される男で、地球降下作戦時には先遣部隊を率いてダカールを無血開城させた。0100年代初期に、[[フル・フロンタル]]没後のネオ・ジオン残党を束ね上げて[[レガシィ]]を結成し、[[ジオンマーズ]]と共に[[オールズモビル]]の成立に関わった。
 
;[[フェアトン・ラーフ・アルギス]]
 
;[[フェアトン・ラーフ・アルギス]]
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:サイド1コロニー「ブリガドーン」を大金で無血開城させ、味方にした将校。通称「十億(ビリオン)のフェアトン」。
 
;[[バーン・フィクゼス]]
 
;[[バーン・フィクゼス]]
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:[[エゥーゴ]]の一員。ブリガドーンを無血で制圧したフェアトンに気に入られ、彼の右腕となる。
 
+
;[[リュース・クランゲル]]
=== 宇宙世紀0093年頃 「[[第二次ネオ・ジオン抗争]]」 ===
+
:ネオ・ジオン残党の一派を率いる少佐で、[[アタラント3]][[シュランゲ隊]]を指揮下に置く。幼い少年の様な容姿をしているが、非常に無邪気で冷酷な内面を有している。
[[グリプス戦役]]で行方不明となっていた[[クワトロ・バジーナ]]が、その正体である[[シャア・アズナブル]]の姿で表舞台に登場。彼の指揮の下でネオ・ジオンは再び軍事力を整え、[[スペースコロニー]]「[[スウィートウォーター]]」を占拠して、その拠点とした。「[[地球寒冷化作戦]]」として[[フィフス・ルナ]]を当時の地球連邦政府首都[[ラサ]]に落下、次に裏取引や偽装降伏を経て[[アクシズ]]を奪取、地球への隕石落としを決行するが、[[ロンド・ベル]]の熾烈な抵抗により失敗。総帥であるシャアが行方不明となり、またこの作戦で戦力を使い果たした事により弱体化した。
+
;[[リセ・ジェナロ]]
 
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:ネオ・ジオン残党の保有する輸送艦[[アタラント3]]の艦長。肝の座った女傑で、クルー達からも強く慕われている。
勢力としては決して大きくはなく、[[レウルーラ]]級宇宙戦艦一隻に[[ムサカ級]]巡洋艦十四隻で、もし連邦が端から本気で潰しにかかっていれば、勝負にはならなかっただろう。しかし、連邦に強い注意を向けられないようにするため、敢えてシャアが大きな軍勢にしなかった可能性もある。
 
 
 
なお、ハマーン時代のネオ・ジオンと区別するために、一部資料では『新生ネオ・ジオン』と呼ばれている。
 
  
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=== ネオ・ジオン(新生ネオ・ジオン) ===
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
:代表。
 
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;[[レズン・シュナイダー]]
 
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;[[アルレット・アルマージュ]]
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:元[[フラナガン機関]]出身の[[強化人間]]。MS力学・構造学に深く精通していた事から一年戦争時に[[シャア・アズナブル|シャア]]にスカウトされ、MS技師として貢献している。
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;[[ダントン・ハイレッグ]]
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:シャア戦用機や試作機のテストパイロットを担っていたパイロット。シャアの反乱以降はアルレットと共にリボー・コロニーに移住する。
  
 
== 関連用語 ==
 
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;[[ジオン軍]]
 
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;[[地球連邦軍_(UC)|地球連邦軍]]
 
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;[[デラーズ・フリート]]
 
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;[[ジオンマーズ]]
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;[[エゥーゴ]]
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;[[ティターンズ]]
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;[[ニューディサイズ]]
 
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;[[アクシズ]]
 
;[[アクシズ]]
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;[[カメラード]]
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;[[カラード]]
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;[[エグム]]
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;[[袖付き]]
 
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;[[サイド3]]
 
;[[サイド3]]
 
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;[[マフティー・ナビーユ・エリン|マフティー]]
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;[[ビスト財団]]
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;[[マフティー]]
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;[[レガシィ]]
 
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== 話題まとめ ==
 
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== 資料リンク ==
 
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== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[組織]]
 
*[[組織]]
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== 脚注 ==
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[[Category:組織]]
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[[Category:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
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[[Category:機動戦士ガンダムΖΖ]]

2024年5月12日 (日) 22:11時点における最新版

ネオ・ジオン(Neo Zeon)[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムΖΖ』及び『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する軍事組織。同名の組織が複数存在するが、それぞれで組織理念等に差異があり、『逆襲のシャア』では区別の為に「新生ネオ・ジオン」或いは「シャア・ジオン」と呼称される場合がある。

ネオ・ジオン(アクシズ)[編集 | ソースを編集]

グリプス戦役後にアクシズが改称する形で結成したジオン後継組織。ドズル・ザビの遺児ミネバ・ラオ・ザビを擁し、ザビ家支配によるジオン公国の復興を目的としている。その性質上、一年戦争後に成立したジオン共和国を正当なジオン国家と認めていない。組織の長であるミネバがまだ幼いため、組織の実質的な指導者は宰相であるハマーン・カーンが務めた。

グリプス戦役後、エゥーゴティターンズはお互いにその勢力を著しく消耗させたが、アクシズは戦力を温存し戦役終結後にネオ・ジオンと名を改め各コロニーの制圧を開始。第一次ネオ・ジオン抗争の火蓋を切った。

各地のジオン残党部隊を糾合し、更にティターンズニューディサイズなど連邦から離脱した兵力、エゥーゴの親ジオン派等を吸収して組織力を維持しているが、連邦軍と比較して物量に劣る点は旧ジオン公国軍と同様である。戦力不足を補うため、火星ジオンマーズと同盟関係を結んでおり、更に第一次ネオ・ジオン抗争終盤にはジオン共和国軍の兵力を併合しているが、やはり絶対的な戦力差を覆すまでには至っていない。

従来の軍組織とは異なり、近代的な軍階級は存在しつつもそれを公にしている者が極端に少なく、戦意高揚を目的として指揮官を「騎士」と呼称している。また騎士には専用機として開発段階の試作機が与えられ、実戦での運用試験を担う。

弱体化した連邦軍に対して電撃的な作戦を展開し、ライン・ドラグン及びルイ・バザール率いる先遣部隊がダカールを無血開城させ、連邦議会を制圧。更に連邦政府を恫喝する目的でダブリンへのコロニー落としを決行する事で連邦政府からサイド3の譲渡を認めさせるものの、抗争終盤にグレミー・トトの造反によってネオ・ジオン内部で内乱が勃発。これによってハマーン派・グレミー派双方共に戦力を潰し合う形で消耗させ、その隙をエゥーゴ・連邦軍に突かれる形で制圧された。

ネオ・ジオン(新生ネオ・ジオン)[編集 | ソースを編集]

グリプス戦役終盤で行方不明となっていたシャア・アズナブルが旧ネオ・ジオンの残存勢力と、ゲリラ化・地下組織化していたコロニー内の反地球連邦運動を迎合して結成されたネオ・ジオン。

ハマーンの率いた旧ネオ・ジオンと同じ名称を用いているが、シャアはジオン・ズム・ダイクンの遺児としてザビ家による独裁を否定し、ダイクンがかつて掲げたスペースノイドの自治権獲得を至上命題として掲げている。その為、反ジオン系スペースノイドを協力者として取り込んでおり、彼らからの支持も厚く、エゥーゴのスポンサーであった政財界の実力者達から独自ルートによって支援を取り付けている。

軍組織としては決して大規模ではなく、レウルーラを旗艦にムサカ級14隻程度の規模となっている。また、大規模な兵器生産施設も持たず、装備の調達もアナハイム・エレクトロニクス社グラナダ工場に委託する形で行われた。当初から連邦が制圧に乗り出していた場合、勝負にならなかった可能性もあると言われている一方で、連邦に対する注意を向けられないよう、敢えて大規模な軍勢にしなかったとする説もある。

宇宙世紀0092年にスウィートウォーターを占拠し、翌0093年にTV番組のインタビュー内でシャアが連邦政府に事実上の宣戦布告を行ったことで第二次ネオ・ジオン抗争が勃発した。

戦力で劣るネオ・ジオンは地球寒冷化作戦を実行し、フィフス・ルナを連邦本部ラサに落下させた。その後、連邦政府との裏取引によってアクシズを入手し、更に偽装降伏によってルナツーより核を強奪。核弾頭と共にアクシズを地球に落下させるものの、ロンド・ベルの熾烈な抵抗によって失敗。シャアもアムロ・レイとの戦闘中に行方不明となり、敗退した。

登場作品 [編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムΖΖ
初登場作品。第22話でアクシズから改称し、地球連邦に対して宣戦布告。電撃的な作戦行動で瞬く間にダカールを制圧した。その後もサイド3を手に入れダブリンへのコロニー落としを成功させるものの、グレミーの反乱によってネオ・ジオン同士が戦力を潰しあい、両軍を率いていたグレミー、ハマーンはガンダムチームの奮戦によって戦死。その後、連邦軍が派遣した艦隊がネオ・ジオンを制圧し、残存勢力の武装解除を行った。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
シャア率いる新生ネオ・ジオンが登場。地球への隕石落としを敢行し、アースノイド全てを強制的に宇宙へ上げようと画策。ロンド・ベルの対抗が激しい中、秘密裏に連邦政府高官との政治的取引でアクシズを入手し、更にルナツーから核弾頭を強奪し、地球寒冷化作戦の最終段階としてアクシズ落としを実行するが、それを阻止するべくアクシズを押し返そうとしたνガンダムから放たれた光によって作戦は失敗に終わった。

構成員 [編集 | ソースを編集]

ネオ・ジオン(アクシズ) [編集 | ソースを編集]

ハマーン・カーン
摂政。
ミネバ・ラオ・ザビ
代表。
マシュマー・セロ
キャラ・スーン
グレミー・トト
後に自らをザビ家の継承者と謳い、ハマーン支配下のネオ・ジオンに内乱を招く。
エルピー・プル
プルツー
ラカン・ダカラン
ゴットン・ゴー
イリア・パゾム
ハマーン親衛隊の一員。
ニー・ギーレン
ランス・ギーレン
オウギュスト・ギダン
アリアス・モマ
ライン・ドラグン
ハマーンの懐刀と称される男で、地球降下作戦時には先遣部隊を率いてダカールを無血開城させた。0100年代初期に、フル・フロンタル没後のネオ・ジオン残党を束ね上げてレガシィを結成し、ジオンマーズと共にオールズモビルの成立に関わった。
フェアトン・ラーフ・アルギス
サイド1コロニー「ブリガドーン」を大金で無血開城させ、味方にした将校。通称「十億(ビリオン)のフェアトン」。
バーン・フィクゼス
エゥーゴの一員。ブリガドーンを無血で制圧したフェアトンに気に入られ、彼の右腕となる。
リュース・クランゲル
ネオ・ジオン残党の一派を率いる少佐で、アタラント3シュランゲ隊を指揮下に置く。幼い少年の様な容姿をしているが、非常に無邪気で冷酷な内面を有している。
リセ・ジェナロ
ネオ・ジオン残党の保有する輸送艦アタラント3の艦長。肝の座った女傑で、クルー達からも強く慕われている。

ネオ・ジオン(新生ネオ・ジオン) [編集 | ソースを編集]

シャア・アズナブル
代表。
ナナイ・ミゲル
クェス・パラヤ
ギュネイ・ガス
レズン・シュナイダー
アルレット・アルマージュ
フラナガン機関出身の強化人間。MS力学・構造学に深く精通していた事から一年戦争時にシャアにスカウトされ、MS技師として貢献している。
ダントン・ハイレッグ
シャア戦用機や試作機のテストパイロットを担っていたパイロット。シャアの反乱以降はアルレットと共にリボー・コロニーに移住する。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ジオン公国
ジオン軍
地球連邦軍
デラーズ・フリート
ジオンマーズ
エゥーゴ
ティターンズ
ニューディサイズ
アクシズ
カメラード
カラード
エグム
袖付き
サイド3
ビスト財団
マフティー
レガシィ

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]