コア・ファイター

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コア・ファイター
外国語表記 Core Fighter
登場作品
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スペック
コア・ファイター (1stなど)
分類 試作型/量産型戦闘機
型式番号 FF-X7
全長 8.6m
全高 3.2m
全幅 6.8m
本体重量 8.9t
主動力 熱核融合炉
出力 12000ph
速度 マッハ4.8 (大気圏内最大速度)
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
開発組織 ハービック社
所属 地球連邦軍
主なパイロット
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概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍の開発した多目的戦闘機。

一年戦争で連邦軍の難局を覆したガンダムガンキャノンガンタンクの特徴の最たるコアブロックシステムの中枢を担う機体であり、核融合ジェネレーターと機体操縦系統をブロック化し、コア・ブロックと称した。これは機体が戦闘により撃破される状況においても、記録された貴重な実戦データとパイロットを回収可能とした、所謂脱出カプセルである。更に驚嘆すべきは、このコアブロックはその形態を変化させ、航空機としての生還が期されていたことにあり、この航空宇宙機形態は「コア・ファイター」と呼称された。

連邦軍によるMS開発で最も重要視されたのが実戦によるデータ収集と機体稼働および運用ソフトの最適化であり、コア・ブロックに搭載された教育型コンピュータは、パイロットの負担を極力軽減することを目的とし、新たな敵や環境に適応する能力を持ち、戦闘データを逐次更新してもっとも適切な対処法を自ら構築する。当然、このシステムはコストが高く、戦闘を体験したシステムとパイロットの回収は最優先事項となっていた。

コア・チェンジにより戦闘さえも可能な航空宇宙機となるコア・ファイターは、連邦軍がジオン公国軍に対して技術的に遅れを取ったモビルスーツ開発初期ならではの思想の産物であったと評価されているが、コア・ファイターは全長8.1m程度の小型機にそぐわぬジェネレーターを内包し、またガンダムと同様の強靭な装甲を誇るなど、重戦闘機並みの行動が可能であった。コア・ブロック形態への移行を考慮しなければ強行武装偵察など、MSよりもふさわしい任務が多く存在し、前線ではそれなりに重宝される存在となっていた。

実戦に最初に投入された機体はホワイトベースの艦載機であり、ホワイトベースにはパーティングアウト用の機体も含め、多くのコア・ファイターが配備されていた。その運用は主に右舷格納デッキにおいて行われ、アムロ・レイは002号機を駆り、その高性能を実証している。また、ホワイトベース隊においては、タイプのことなる複数のMSが並行して運用されたため、同部隊のコア・ファイター各機が搭載するコンピュータは、破格の効率でMSの運用および戦闘に関するノウハウを経験または学習し、蓄積することが可能となった。

一年戦争後は全天周囲モニターと同時にイジェクション・ポッドが開発され、こちらの方は脱出機能に特化されコストも低いこともあってか、この方式が採用されることは少なくなった。それでも本機の思想はその後も受け継がれており、パイロットの生存率向上に高級ワンオフ機の運用データ回収、有人小型航空・航宙機として戦力の頭数確保を重視する場合に採用されることが多い。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム
初登場作品。ガンダムガンキャノンガンタンクの各機に搭載されているが、ホワイトベースが慢性的な戦力不足であったため汎用小型戦闘機として運用される場面もあった。戦闘中には状況に応じてコアファイターを回収して各機体にドッキングさせた他、ガンペリーから投下、あるいはホワイトベースから直接射出されたパーツとドッキングしてガンダムとして運用されるといったケースもあった。
機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線
第3話で登場。戦闘機として運用されており、ガウを撃墜する活躍を見せている。
機動戦士ガンダム サンダーボルト
ミデアにパラサイトファイターとして搭載されていた。ドップを圧倒し撃破している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

コアブロックシステム
V作戦で開発された機体の文字通りコアとなるシステム。MSのジェネレーターと操縦系統を内包したコア・ファイターをコア・ブロックに変形させ、機体の胴体内部に収納する。戦闘で機体が損傷した場合は脱出カプセルとしても使用でき、パイロット及び機体の実戦データを回収する。
教育型コンピュータ
学習機能を供えた非ノイマン型コンピュータ。V作戦で重要視された実戦によるデータ収集と機体稼働および運用ソフトの最適化を実現し、操縦系統の切り替えやフィールド・モーターの制御も担っている。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

2連装30mmバルカン砲
機首に左右2対計4門内蔵されている機関砲。
4連発対艦ミサイル・ランチャー
胴体内装式のミサイル・ランチャー。AIM-79が8発装填されているが、主翼を展開した状態でなければ使用出来ない。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

派生機など [編集 | ソースを編集]

TINコッド
本機を開発するベースとなった機体。
プロトタイプ・コア・ファイター
本機以前に試作された機体。
Gファイター
本機を中心としたガンダムの支援機。
コア・ブースター
戦闘機としてさらに有効活用するために開発された機体。

搭載機 (宇宙世紀系) [編集 | ソースを編集]

ガンタンク / ガンキャノン / ガンダム
本機が搭載されている主なモビルスーツ
ガンダム試作0号機
分離後も戦闘力を持たせるためにコア・ブースターIIを搭載している。機能的な問題点があった為、試作1号機ではコア・ファイター型式に戻された。
ガンダム試作1号機 / ガンダム試作1号機フルバーニアン
戦闘機として発展させたコア・ファイターIIを搭載している。
ガンダム試作3号機ステイメン
Pスペックという仕様にコア・ファイターII-Spを搭載している。
ガンダム[ケストレル] / ガンダム[グリンブルスティ]
コア・スクァード、コア・ピグレットと呼ばれるコア・ファイターを搭載している。主推進器としてレーザーロケットを搭載する。
Gディフェンサー
単機運用用に脱出コックピット・カプセルが搭載されている。ディフェンサー・ユニット分離後も小型戦闘機として運用できるが、あくまで脱出用であり戦闘力は低い。
ΖΖガンダム
ネオ・コア・ファイターとも呼ばれる専用のコア・ファイターを搭載している。Gアーマーの思想も引き継いでおり、戦闘機としても高い能力を持つ。
Sガンダム
Gコアを搭載している。ΖΖガンダムほどでないが、オプションパーツによりある程度の戦闘力を持つ。
ナラティブガンダム
コア・ファイターを搭載している。本体からして戦闘を考慮していないため、戦闘力は無い。
ネオガンダム
今までのアナハイム・ガンダムのコンセプトが導入された結果、コア・ファイターも搭載されている。
クラスターガンダム
敵の鹵獲運用や情報漏洩を防ぐためコア・ファイターを搭載している。本体のバックパックと合体することでコア・ブースターとしても運用可能。
クロスボーン・ガンダム / フリント
人員が少ないため生存率を上げるためコア・ファイターが搭載されている。従来の戦闘機より破格の機動力を持つ。
Vガンダム
脱出機構としてよりMS本体のコアモジュールとして搭載されている。戦闘中の合体・分離も今までの機体よりは簡単となった。
V2ガンダム
Vに引き続き採用され、V2コア・ファイターを搭載している。ミノフスキードライブを利用しているため翼がなくとも重力下を飛行可能。

搭載機 (アナザー系)[編集 | ソースを編集]

コア・ランダー(機動武闘伝Gガンダム)
一部のモビルファイターに採用されている類似運用小型機。移動や脱出機能として運用される。
∀ガンダム
腰部前部にコア・ファイターが装着されている。フロントアーマー自体が翼となる。通常時は戦闘力を持たないが、ミサイルをオプションとして懸架することはできる。このコア・ファイターさえ残っていれば、機体が再生するらしい。
インパルスガンダム
コアスプレンダーが搭載されている。ユニウス条約による軍縮化によって採用され、シルエットシステムのために搭載されている。戦闘機として最低限の武装は搭載されている。
ガンダムプルトーネ
GNドライヴの保護のためにコアファイターが搭載されている。他のソレスタルビーイングのガンダムにはGNドライヴの分離機能のみ引き継がれた。本機を初めとする『機動戦士ガンダム00』のコアファイターは戦闘力を持たない。
ガルムガンダム
本機を初めとするガ系の機体にコアファイターが搭載されている。コックピットは普段機体側にあり、脱出時にコアファイター側に移動する。
アルケーガンダム
緊急用の脱出機能としてコアファイターが搭載されている。フレームがスローネ系のためか、GNドライヴ[Τ]はコアファイター側になく、GNコンデンサーで稼働する。
ジンクスIV コアファイター搭載型
脱出用として股間部に搭載。また、後継機のジンクスVは最初から搭載することを前提にしている。
ガンダムAGE-3 ノーマル
AGEシステムによりコアファイターが搭載された。戦闘中でも換装可能となっている。コアファイター単体では戦闘力はない。
ガンダムAGE-FX
背部にコアファイターが搭載されている。換装の必要はなくなったため単純な脱出機能として採用されている。コアファイター状態でCファンネルが機能するかは不明。
ガンダムレギルス
頭部とウイング、尻尾がレギルスコアというコアファイターに変形し分離可能。脱出用であるが、武装はあるためある程度は戦闘可能と思われる。
G-セルフ
緊急脱出機能として背部にコア・ファイターを搭載している。脱出機能として重視しているため武装は最低限のみである。

商品情報[編集 | ソースを編集]

Amazon.co.jp 商品リンク: B004EH692S

リンク[編集 | ソースを編集]