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MSデッキは今までのペガサス級と異なりカタパルトと直結した形ではなく、デッキ前部は航空機用のカタパルト、デッキ後部の上部に折り畳み式のMS用カタパルトを備える形となっている。MSはカタパルト下部のリーディングエリアで待機し、出撃時にエレベーターを通じてカタパルトに搬出される。その際、リーディングエリアがエアロックとしての役割を担うためデッキ全体を与圧する必要がなくなっており、運用の効率化が図られている。 | MSデッキは今までのペガサス級と異なりカタパルトと直結した形ではなく、デッキ前部は航空機用のカタパルト、デッキ後部の上部に折り畳み式のMS用カタパルトを備える形となっている。MSはカタパルト下部のリーディングエリアで待機し、出撃時にエレベーターを通じてカタパルトに搬出される。その際、リーディングエリアがエアロックとしての役割を担うためデッキ全体を与圧する必要がなくなっており、運用の効率化が図られている。 | ||
− | 推進機関は他のペガサス級と同じく熱核ジェット/ロケットエンジンと[[ミノフスキークラフト]] | + | 推進機関は他のペガサス級と同じく熱核ジェット/ロケットエンジンと[[ミノフスキークラフト]]を備える他、試験的に外燃機関の[[レーザーロケット|レーザー推進システム]]を採用。レーザーロケットを使用する際は後部エンジンユニットから集光版を展開し、外部からのレーザー照射を受ける事で推進剤を加熱・加速を行う。 |
艦内部は戦後に建造されたこともあってか余裕のある構造を持ち、高い居住性も兼ね備える。展望デッキや艦長室は広々とした物となり、CTスキャンが可能な医務室や図書室なども備えている。 | 艦内部は戦後に建造されたこともあってか余裕のある構造を持ち、高い居住性も兼ね備える。展望デッキや艦長室は広々とした物となり、CTスキャンが可能な医務室や図書室なども備えている。 | ||
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+ | :『0083』第7話~第8話の間に起きた出来事が描かれている。月を発って[[ソロモン]]沖を航行中に[[パプア級#関連艦|パプア級後期型]]を捕捉。臨検のため接近しようとした所、後方に出現した敵の[[チベ級]]から砲撃を受け砲撃戦に突入する。コウの活躍によりチベ級は爆発炎上するものの特攻を仕掛けてきたため、主砲で攻撃し、見事撃沈に成功。補給を受けた後、パプア級を追ってコンペイトウへと向かった。 | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
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:副砲。船首カタパルト下部に2基搭載されている。 | :副砲。船首カタパルト下部に2基搭載されている。 | ||
;連装対空レーザー砲 | ;連装対空レーザー砲 | ||
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:バルジ部下部に計4基装備されている対地レーザー砲。同じく収納式となっている。 | :バルジ部下部に計4基装備されている対地レーザー砲。同じく収納式となっている。 | ||
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:船首に計4門備わっているミサイル・ランチャー。 | :船首に計4門備わっているミサイル・ランチャー。 | ||
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+ | :艦上部にあるブリッジ。全艦への指揮を行う。状況によってはブリッジ要員が火器の発射を代行する。 | ||
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+ | :第23通路の先にあるアルビオンの火器制御を担当する部署。砲術員の喫煙が常習化しているなど規則や規律は無いに等しく、初めて訪れたニナはその情景を昔見たビリヤードの映画に例えている。 | ||
+ | ;食堂 | ||
+ | :クルー達の飲食と交流の場。『0083』本編で特に日常描写が多い場所であり、コウとニナの喧嘩や、ニナに男を見せるべくニンジン嫌いを克服しようとするコウといった迷場面も生まれた。 | ||
+ | ;図書室 | ||
+ | :本の貸し借りが行われる場所。コウがニナと仲を縮めようと「女性の知識ABC」を借りている。 | ||
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+ | :クルー達の健康の要。ルンガ沖の砲撃戦で負傷したヒューズがベッド入りした他、シナプスも定期的に健診を受けている。 | ||
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+ | :ブリッジ後部にある憩いの場。 | ||
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+ | :捕虜の収容や反省部屋に用いられる場所。トリントン基地を出発する前に無断で模擬戦を行ったコウとモンシアが、罰として1週間の独房入りを命じられている。 | ||
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== 関連艦 == | == 関連艦 == | ||
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:本艦の設計ベースとなった[[ペガサス級]]。 | :本艦の設計ベースとなった[[ペガサス級]]。 | ||
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+ | *現実には同名の揚陸艦がイギリス海軍に存在しており、2018年8月3日に東京の晴海ふ頭に入港し、翌4日~5日に一般公開が行われた。これに先立って、駐日英国大使館がツイッター上で案内を行っており、その中で「'''.@HMS_Albionにガンダム0083は搭載していませんが'''、たくさんの皆さんのお越しをお待ちしています。」と『0083』のアルビオンとかけた粋なツイートを残している。 | ||
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== 資料リンク == | == 資料リンク == |
2023年7月9日 (日) 09:23時点における最新版
アルビオン | |
---|---|
外国語表記 | Albion |
登場作品 | 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY |
デザイナー | 河森正治 |
スペック | |
---|---|
分類 | 強襲揚陸艦 |
艦級 | ペガサス級7番艦 (改ペガサス級4番艦) |
艦籍番号 |
|
全長 | 305m |
全高 | 82m |
全幅 | 210m |
本体重量 | 48,900t |
推進機関 | |
搭載可能MS数 | 6機 |
カタパルト数 | 4基 (MS用2+航空機用2) |
開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | 地球連邦宇宙軍・第三地球軌道艦隊所属索敵攻撃部隊 (アルビオン隊) |
乗員人数 | 211名 |
主な艦長 | エイパー・シナプス |
概要[編集 | ソースを編集]
地球連邦軍が実施した「ガンダム開発計画」の一環としてアナハイム・エレクトロニクス社が開発したペガサス級7番艦。
一年戦争時、ペガサス級は4〜7番艦までがジャブローにて起工され、内6・7番艦は終戦までに完成せず建造が中止されたが、終戦後宇宙世紀0081年に実施された「連邦軍再建計画」に基づき、7番艦は「アルビオン」と命名されアナハイムの手によって建造された。
設計は同級艦であるサラブレッドやトロイホースをベースとしており、今まで運用されたペガサス級のデータを元に改良されたことでほぼ新造艦と呼べる物となっている。
MSデッキは今までのペガサス級と異なりカタパルトと直結した形ではなく、デッキ前部は航空機用のカタパルト、デッキ後部の上部に折り畳み式のMS用カタパルトを備える形となっている。MSはカタパルト下部のリーディングエリアで待機し、出撃時にエレベーターを通じてカタパルトに搬出される。その際、リーディングエリアがエアロックとしての役割を担うためデッキ全体を与圧する必要がなくなっており、運用の効率化が図られている。
推進機関は他のペガサス級と同じく熱核ジェット/ロケットエンジンとミノフスキークラフトを備える他、試験的に外燃機関のレーザー推進システムを採用。レーザーロケットを使用する際は後部エンジンユニットから集光版を展開し、外部からのレーザー照射を受ける事で推進剤を加熱・加速を行う。
艦内部は戦後に建造されたこともあってか余裕のある構造を持ち、高い居住性も兼ね備える。展望デッキや艦長室は広々とした物となり、CTスキャンが可能な医務室や図書室なども備えている。
武装はエンジン出力が強化されたことで火薬式機銃が廃止され、レーザー砲が採用された他、メガ粒子砲も出力強化が成されている。一方、ペガサス級の特徴とも言える放熱版は出力強化に対応するために4枚に増設された。
登場作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 初出作品。主人公のコウ達の母艦を務める。第1話でトリントン基地に停泊中、潜入したアナベル・ガトーによってガンダム試作2号機を強奪されてしまう。そこから2号機追撃と星の屑作戦の阻止を任とし、戦いの渦中に幾度と無く放り込まれるものの、デラーズ紛争を最後まで戦い抜いた。
- ルンガ沖砲撃戦
- 『0083』第7話~第8話の間に起きた出来事が描かれている。月を発ってソロモン沖を航行中にパプア級後期型を捕捉。臨検のため接近しようとした所、後方に出現した敵のチベ級から砲撃を受け砲撃戦に突入する。コウの活躍によりチベ級は爆発炎上するものの特攻を仕掛けてきたため、主砲で攻撃し、見事撃沈に成功。補給を受けた後、パプア級を追ってコンペイトウへと向かった。
- ガンダムビルドファイターズ
- 第1話冒頭のイオリ・セイの夢の中で登場。ビルドストライクガンダムが出撃している。
- 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- ミノフスキークラフト
- ミノフスキー粒子の特性を利用し、重力下で艦を浮揚させるシステム。全長300mを超えるアルビオンであっても難なく空中航行が可能。
- レーザー推進システム
- 艦のエンジンブロック後端部に搭載された補助推進システムで、軍用艦への採用は本艦が初となる。使用時には反射板をパラボラ状に展開し、外部施設から照射されたイグニッション・レーザーを反射して推進剤を燃焼。艦のエンジンを使わずに推進力を得る。実験的な装備故か、本艦以降の艦艇に採用された事例は確認されていない。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 連装メガ粒子砲フッドXII型
- アルビオンの主砲となるメガ粒子砲。船体左右の円形ハッチ内に収納されており、使用時にはシャッターが開き、砲台本体が艦外へとせり出す。砲身の可動域が大きいため、射撃可能範囲は広い。
- 連装メガ粒子砲
- 副砲。船首カタパルト下部に2基搭載されている。
- 連装対空レーザー砲
- バルジ部上部前方に4基、後方に3基、計14基装備されている対空レーザー砲。収納式を採用し、通常は艦内に格納される。戦闘時にはハッチが開き、基部ごと艦外へスライドする。
- 連装対地レーザー砲
- バルジ部下部に計4基装備されている対地レーザー砲。同じく収納式となっている。
- 大型ミサイル発射管
- 船首に計4門備わっているミサイル・ランチャー。
艦内設備[編集 | ソースを編集]
- ブリッジ
- 艦上部にあるブリッジ。全艦への指揮を行う。状況によってはブリッジ要員が火器の発射を代行する。
- 砲術科
- 第23通路の先にあるアルビオンの火器制御を担当する部署。砲術員の喫煙が常習化しているなど規則や規律は無いに等しく、初めて訪れたニナはその情景を昔見たビリヤードの映画に例えている。
- 食堂
- クルー達の飲食と交流の場。『0083』本編で特に日常描写が多い場所であり、コウとニナの喧嘩や、ニナに男を見せるべくニンジン嫌いを克服しようとするコウといった迷場面も生まれた。
- 図書室
- 本の貸し借りが行われる場所。コウがニナと仲を縮めようと「女性の知識ABC」を借りている。
- 医務室
- クルー達の健康の要。ルンガ沖の砲撃戦で負傷したヒューズがベッド入りした他、シナプスも定期的に健診を受けている。
- 展望室
- ブリッジ後部にある憩いの場。
- 独房
- 捕虜の収容や反省部屋に用いられる場所。トリントン基地を出発する前に無断で模擬戦を行ったコウとモンシアが、罰として1週間の独房入りを命じられている。
搭乗員[編集 | ソースを編集]
- エイパー・シナプス
- 艦長。
- イワン・パサロフ
- 操縦士。
- アクラム・ハリダ
- 航法士。
- ウィリアム・モーリス
- 通信士。
- ジャクリーヌ・シモン / ピーター・スコット
- オペレーター。
- アリスタイド・ヒューズ
- 砲術長。
- モーラ・バシット
- メカニック。
- アロイス・モズリー
- 船医。
- ニナ・パープルトン / ルセット・オデビー (REBELLION)
- システムエンジニア。
- ニック・オービル
- 整備員。
- サウス・バニング / コウ・ウラキ / チャック・キース
アルファ・A・ベイト / ベルナルド・モンシア / チャップ・アデル
ディック・アレン / ケリィ・レズナー / クロウド・カーツ (REBELLION) - MSパイロット。
- アリス・ミラー / ターニャ・チェルモシャンスカヤ (REBELLION)
- 技術捜査官。
艦載機[編集 | ソースを編集]
アルビオン隊[編集 | ソースを編集]
キルゲレス隊[編集 | ソースを編集]
- ジーライン フルカスタム ×3 (REBELLION)
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連艦[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 現実には同名の揚陸艦がイギリス海軍に存在しており、2018年8月3日に東京の晴海ふ頭に入港し、翌4日~5日に一般公開が行われた。これに先立って、駐日英国大使館がツイッター上で案内を行っており、その中で「.@HMS_Albionにガンダム0083は搭載していませんが、たくさんの皆さんのお越しをお待ちしています。」と『0083』のアルビオンとかけた粋なツイートを残している。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]