ガンダムAGE-FX

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ガンダムAGE-FX
外国語表記 Gundam AGE-FX
登場作品 機動戦士ガンダムAGE
デザイナー 海老川兼武
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スペック
分類 Xラウンダー専用モビルスーツ
生産形態
  • 改修機 (アニメ版AGE)
  • ワンオフ機 (小説版AGE)
型式番号 AGE-FX
全高 18.5m
重量 63.0t
ジェネレーター出力 不明
装甲材質 不明
原型機 ガンダムAGE-3 (アニメ版AGE)
開発者
【アニメ版AGE】
【小説版AGE】
所属 地球連邦軍
母艦 ディーヴァ
主なパイロット キオ・アスノ
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概要

地球連邦軍の戦闘用モビルスーツ

ガンダムAGE-3の火星圏における戦闘データを基に、AGEシステムがAGE-3に大幅な改修を施した事で誕生した新たな機体である。

AGE-3の改修機ではあるが、新設計されたフレームやコックピットを採用しているため、もはや別物と言っても過言ではなく、ガンダムAGE-1AGE-2、AGE-3を凌駕する性能を誇る。カラーリングは青と白がメインとなった。

そのポテンシャルは極めて高く、ベース機となったAGE-3の特徴であるパワーと火力を継承しつつも可能な限りの軽量化が図られており、多数のスラスターと相まって非常に高い機動力を実現している。装甲の耐久性もかなり高いらしく、ルナベース奪還作戦時にフォーンファルシアに攻撃されて何度も直撃を受けたが、目立った損傷は見受けられなかった。

武装面でも強化されており、ヴェイガン系モビルスーツのビット兵器を参考に新たな専用武器として「ファンネル」を採用。これを換装することで、様々な戦局に対応できるようになっている。そのためか、本機にウェアシステムは搭載されていない。

Xラウンダーとして覚醒したキオ・アスノの専用機としても調整されており、「Follow X-Rounder(Xラウンダーに追従する)」を意味する名称「FX」の由来ともなっている。

Xラウンダーの希少性から、AGE-3と同様にコアファイターも搭載されているが、本機ではコクピットブロック兼バックパックに変形させ、機体に背中から嵌めこむだけとAGE-3よりも単純化されている。

なお、『小説版AGE』ではAGEシステムによって生み出されたのではなく、フリット、エミリー、ロマリーらによって開発された新造機となっている。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムAGE (三世代編)
初出作品。第39話で大破したガンダムAGE-3に代わって、第40話からキオ・アスノの新たな搭乗機として登場した。ヴェイガンに占拠された月面基地・ルナベースの奪還作戦で初投入され、コクピットのある頭部を破壊しないように斬り落としつつ多数の敵機を撃墜、あるいは無力化していった。
ラ・グラミス攻略作戦ではゼハート・ガレットの駆るガンダムレギルスと交戦。互いの誘導兵器を駆使して激しくぶつかり合い、フラム・ナラフォーンファルシアからの援護もあって劣勢を強いられる。ゼハートらを狙ったザナルド・ベイハートの部隊の攻撃により窮地を脱したものの、直後に現れたゴドム・タイナムグルドリンと交戦して苦戦。救援に来たセリック・アビスの指示でこれを彼に任せ、自らはディーヴァの防衛に向かった。
その後、ディーン・アノンジルスベインと交戦して戦闘不能にするが、その直後にジルスベインごと攻撃してきたザナルドのザムドラーグをFXバーストモードで撃破する。
最後の相手としてゼラ・ギンスヴェイガンギア・シドと激戦を繰り広げ、連邦軍やヴェイガンのモビルスーツたちの援護もあってこれを撃破した。
機動戦士ガンダムAGE (小説版)

装備・機能

特殊機能

AGEシステム
自己成長型のコンピュータシステム。蓄積した戦闘データから目的に合わせた新装備を自動工廠「AGEビルダー」で製造する。
サイコフォローシステム
本機に搭載されているシステム。詳細は不明だが、名称から推測するにXラウンダー能力を補助する類のシステムだと思われる。
分離
コアファイターに分離する。
バリア
Cファンネルを機体の周囲に展開させてバリアを形成可能。
FXバーストモード
本機のリミッターを解除して機動力を最大限に向上させる形態で、尋常でないパワーを発揮できるようになる。使う際は起動プロトコルを実行する必要がある。
発動すると機体のファンネルポートの排出口から青いビームサーベルが展開され、機体が青く輝く。これはモード変更時の機体に不可をかけかねないほどの余剰エネルギーを利用した物である。Cファンネルの制御精度が低下する代わりに機動力や格闘能力が飛躍的に向上し、分厚い装甲を持つ相手でも容易く破壊できる。また、ビーム展開中は敵からの高出力ビームをも防ぎきるほどの防御力がある。
その姿は磁気旋光システムのリミッターを解除したガンダムAGE-1 タイタスを想起させるが、関連性があるかは不明。
当初は使用できなかったが、ラ・グラミス攻略作戦前に調整が完了したため、使用可能となった。
FXシステム
小説版での設定。エミリーやロマリーによって開発され、FXバーストモードを起動したAGE-FXがキオのXラウンダー能力の強化と効果範囲の拡大を行い、さらにはCファンネルを通してキオの想いを量子化して人々に伝えるとされる。
某対話のためのガンダムを想起させる機能である。
換装
ファンネルユニットを換装することで様々な状況に対応できる。

武装・必殺攻撃

スタングルライフル
本機の主兵装。シグマシスライフルの発展系にある武器で、銃身部の先端を展開することでブラスティアキャノンを改良したチャージモードに変形する。シグマシスライフルよりも小型化され取り回しが良くなり、連射も可能。不使用時は腰部にマウントされる。
ダイダルバズーカ
スタングルライフルに追加バレルを装着した状態。最大出力での攻撃を可能としている。ラ・グラミス攻略作戦で初めて使用されたが、ヴェイガンギア・シドの攻撃を受け破壊されてしまった。
ビームサーベル
両腕に1基ずつ、計2基を内蔵。AGE-3のものと違って固定式である。また、FXバーストモード起動時には機体各部のファンネルポートから青いビームサーベルが展開される。
Cファンネル
Xラウンダー用の無線式誘導兵器で、肩・腰部サイドアーマー・バックパック下部に大型を6基、肩・前腕・腰部フロントアーマー・バックパック上部に小型を8基、計14基を装備。コントロールはXラウンダー能力で行われ、オールレンジ攻撃を可能としている。
シグルブレイドの技術を応用しており、攻撃対象に突撃してこれを切断する。また、機体各所に設けられたファンネルポートで自由に付け替えができ、前腕部に1基装着すれば剣として使用可能。脚部にも通常未使用のポートが存在する。
攻撃以外にシールドとしても機能し、端末を複数基集めれば有効防御範囲をある程度拡大でき、その組み合わせは多数存在する。
この装備は、火星圏におけるAGE-3とガンダムレギルスの戦闘を経験したAGEシステムが「敵のXラウンダー用武装『ビット』が戦闘で有効である」と認識したことで生み出されたのではないかと考えられる。
『小説版AGE』ではギラーガとレギルスのビットをAGEシステムが複製・発展させた武器であるとされる。言うなれば「超小型光波推進スラスターを搭載した巨大なシグルブレイド」であり、「表面にDODSフィールドを束帯するビームドライブ」でもある。

その他の追加装備 

レギルスシールド
ガンダムレギルスのものを借用している。以下の装備も含めて、小説版AGE第5巻のヴェイガンギア・シドとの戦闘で装備している。
ドッズランサー
ガンダムAGE-2 ダークハウンドのものを借用している。
シグマシスキャノン
ガンダムAGE-3 フォートレスのものを両腕に固定している。
シグマシスロングキャノン
ガンダムAGE-3 オービタルの主兵装。
ビームダガー
旧式のものをコアファイターのファンネルポートに装備している。

対決・名場面

ティエルヴァ
ガンダムレギルス
ザムドラーグ
ヴェイガンギア・シド

関連機体

装備バリエーション 

ガンダムAGE-FX[Aファンネル装備型]
CファンネルをAファンネルへ換装した形態。ヴェイガンとの戦争が停戦した後に造られた。

系列機・派生機 

ガンダムAGE-3
原型機。
ガンダムAGE-3 ラグナ
AGEシステムを用いずに考案されたAGE-3改修プランの1つ。いくつかの武装にAGE-FXのそれと通じる機構・性能が存在している。

その他 

νガンダム
本機はデザイン制作時にνガンダム的なポジションの機体というコンセプトの下でデザインされている。
ガンダムAGEIIマグナム
『ガンダムビルドダイバーズ』に登場するガンプラ。ベースはガンダムAGE-2だが、本機のCファンネルからヒントを得たFファンネルを装備している。

余談 

  • 初期案ではフェイスカバーが口のように開くフェイスオープンのギミックが盛り込まれていたが、採用するかどうかを決めきれない内に最終回となったため没案となった。マスク部分に横線が入っているのはその名残と言える。
  • アナザーガンダムでは初めて「ファンネル」の名称を持つ武装を有する機体となったが(フェニックスガンダムなどゲーム媒体の物は除く)、ガンダムシリーズにおいて「ファンネルは宇宙世紀作品の兵器・名称」という一種の暗黙のルールを破る形となったため、これを快く思わない視聴者の意見が放送当時の実況・感想スレなどで見られた。
    • 一方、小説版AGEにおいては「初期型のファンネルが漏斗型であった名残か、ファンネル博士が研究に携わったからか」といった感じに名称の由来をぼかす形で補完されている。

商品情報

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資料リンク 

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