キラ・ヤマト
キラ・ヤマト | |
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外国語表記 | Kira Yamato |
登場作品 | |
声優 | 保志総一郎 |
デザイナー | 平井久司 |
プロフィール | |
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種族 | 人間(スーパーコーディネイター) |
性別 | 男 |
生年月日 | C.E.55年5月18日 |
年齢 | 16歳(SEED) ⇒ 18歳(SEED DESTINY) |
出身 | コロニー「メンデル」 |
身長 | 165cm(SEED) ⇒ 170cm(SEED DESTINY) |
体重 | 65kg(SEED) ⇒ 58kg(SEED DESTINY) |
血液型 | A型 |
職業 | 学生 ⇒ MSパイロット |
所属 | |
階級 | 少尉(地球連合軍)⇒ 准将(オーブ軍)⇒ 白服(ザフト軍) |
主な搭乗機 |
概要
『機動戦士ガンダムSEED』および続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主人公。
機動戦士ガンダムSEED
オーブ連合首長国の所有するスペースコロニー・ヘリオポリスにある工業カレッジの学生として、友人らとともに平和に過ごしていた。
そんなある日、ヘリオポリスにザフト軍の特務部隊が襲来。偶然居合わせていた少女カガリ・ユラ・アスハとともにシェルターへ避難しようとする途中で、偶然にも地球連合軍の最新鋭機ストライクを発見してしまう。満員寸前のシェルターにカガリを一人で避難させると自身は別のシェルターへ向かおうとしたが、ストライクの護衛についていた技術士官マリュー・ラミアスから既に別のシェルターは破壊されている事を聞かされ、やむなくマリューとともにストライクに同乗することとなる。ストライクへと乗り込もうとした寸前に、幼少期に別れザフトに入隊していたキラの親友、アスラン・ザラと再会するが、この時は工廠が崩れかけていたためお互いに会話する余裕はなかった。
炎上する工廠から辛くも脱出した直後、ミゲル・アイマンの操縦するジンに発見され窮地に陥る。未完成のOSを見たキラはこのままではじきに撃墜されると感じマリューと操縦を交代、一瞬のうちにストライクのOSを最適な状態に書き換え、なんとかジンを撃退する。しかし軍の最重要機密であるストライクを見てしまったこと、機体のOSをナチュラルには扱えない物に書き換えてしまったこと、さらに戦闘の影響でヘリオポリスが崩壊したことから、やむなく友人たちとともに地球軍の戦艦アークエンジェルに乗艦、ストライクのパイロットとして戦火に身を投じることとなった。
戦場でふたたびアスランと再会したキラは、アスランから再三にわたってザフト、プラントに来るように説得される。アスランとは戦いたくないとしつつも、ヘリオポリスで共に過ごした友人らを見捨てることができなかったため、これを拒絶した。アークエンジェルが窮地に陥った際には初めてS.E.E.D.を発現している。
物資補給のため廃棄コロニーユニウスセブンに立ち寄った際、緊急避難ポッドに乗り漂流していたプラントの歌姫ラクス・クラインと出会い、友人たちを守るためかつての親友と戦う不安や辛さを吐露した。その後は独断でラクスを解放、ザフトに引き渡した。この際にアスランから最後の説得を受けるがキラは再び拒否。アスランと戦うことを誓った。連合軍第八艦隊との合流後キラはアークエンジェルを降りる機会を与えられたが、友人たちはアークエンジェルを降りなかったためキラも残留した。しかし、密かに想いを寄せていた友人フレイ・アルスターから、彼女の父親を守れなかったことを激しく罵られ、さらにはキラに感謝の言葉をかけて避難シャトルに乗っていった少女を目の前で失う悲劇が重なり、キラは次第に精神をすり減らしてゆく。
当初の降下地点が大幅に狂い、ザフト勢力圏であるアフリカ砂漠に降下したアークエンジェルは現地のレジスタンス「明けの砂漠」の協力を得ながら襲い来る敵部隊に対抗していったが、ストライクを操縦できる人間が自分しかいないという重圧、さらに自身の不安を理解できない周囲へのストレスに付け込まれたキラは、フレイの陰謀によって彼女と肉体関係を結んでしまう。フレイの元婚約者であったサイ・アーガイルに理由を問い詰められた際には腕力でねじ伏せるなど、かつてのキラからは想像もできない粗暴な言動も見せ始め、戦闘に没入するあまりストライクのコクピット内で寝泊まりするほどに追い詰められていった。一方で同時期にザフトのパイロットアンドリュー・バルトフェルドと出会い、戦場で敵を討ち続けることに疑問も覚えるようになっていく。
アフリカ砂漠では、かつてヘリオポリスで出会った少女カガリ・ユラ・アスハと再会。ナチュラルともコーディネイターとも別け隔てなく接する彼女の存在がキラの支えとなった。砂漠地帯を抜けたアークエンジェルはアスラン達の追撃を受けつつも、なんとかオーブに入港ししばしの休息を得た。この際アークエンジェルの動向確認のため潜入したアスランと偶然再会し、かつての友情を忘れていないことを伝えた。オーブでは両親と出会うこともできたが、「なぜ自分をコーディネイターにしたのか」と辛く当たってしまう事を恐れ、出港直前にガラス越しでお互いの姿を確認したのみで、直接会話することはなかった。この頃からサイを裏切った自責の念等からフレイとは一定の距離を置くようになり、最終的には破局することになった。
オーブを出港したアークエンジェルは、待ち伏せしていたザラ隊の急襲を受ける。ストライクの性能を駆使しアスランを追い詰め撤退を求めるが、そこにアスランの同僚であるニコル・アマルフィの乗るブリッツが割り込んだため、キラはとっさにこれを撃墜してしまう。この一件でアスランとの対立は決定的なものとなった。アスランの友人を手にかけたことと、ブリッツの撃破を喜ぶアークエンジェルクルーの板挟みになったキラは再び心を閉ざしていく。ニコルの仇討ちに燃えるアスランと対峙したキラだが、キラの援護に駆けつけたトール・ケーニヒのスカイグラスパーが目の前でアスランに撃墜されたことでついに怒りを爆発させる。オーブ近海の小島で互いにS.E.E.D.を発現させた死闘は、ストライクに組み付いたイージスの自爆によって終結。アスランは脱出に成功したが、キラはMIA(戦闘中行方不明)とされ消息を絶った。出撃の直前に今までの行いを謝罪しようとしていたフレイに呼び止められたが、「後で帰ってから」と言い残し出撃し行方不明となった。フレイもその後ザフトの捕虜を経てドミニオンのクルーとなったため、結果的にこれがフレイと最後の会話となってしまった。
しかしキラは偶然付近にいたロウ・ギュールによって救出され、同じ島で孤児院を営んでいたマルキオ導師の計らいでプラントに運ばれていた。クライン邸で目覚めたキラは「自分が本当は何と戦わなくてはならなかったのか」と考えるようになり、さらにラクスやマルキオ導師の言葉を受け、これまでのような受動的な戦いではなく「戦争を止めるため」戦うことを決意。ラクスの手引きによりザフトの最新鋭機フリーダムを受け取ると、事前にザフトのオペレーション・スピットブレイクの目標がアークエンジェルの入港しているアラスカ基地になったことを知らされていたため、単身アラスカへ直行。撃沈寸前だったアークエンジェルの窮地を救い、その後は地球連合にもザフトにも属さない第三勢力として戦い抜くことを決意した。この頃からキラは「コクピットを極力避け、武装やエンジンだけを狙い戦闘力を奪う」戦い方を行うようになる。
どの軍にも属さず孤立したアークエンジェルは再びオーブに身を寄せ支援を受けるが、マスドライバーの譲渡を求め地球軍が侵攻を開始し、オーブを守るためキラはフリーダムで出撃。地球軍の新型モビルスーツカラミティ、フォビドゥン、レイダーの猛攻により一時は撃墜寸前まで追い詰められるが、アスランが新型機ジャスティスに乗って救援したことで難を逃れる。3機のガンダムを撃退した後、話し合いの末にキラはアスランとついに和解する。
オーブの理念を託され宇宙に上がったキラはアークエンジェル、クサナギ、さらにラクスやバルトフェルドの乗せザフトを脱走した戦艦エターナルで構成された第三勢力三隻同盟の中心を担うこととなった。オーブの脱出時にウズミから自身とカガリがきょうだい(どちらが兄か弟、姉か妹かは不明だがカガリは自身が姉と主張している)である事を知らされる。さらにかつてコーディネイターの研究が行われていたコロニー・メンデルにおいてラウ・ル・クルーゼから、自身が人工子宮を使って生まれた「スーパーコーディネイター」であり、多くの兄弟の犠牲や失敗の果てに生まれた唯一の成功体であるという事実を知らされる。
地球連合とプラントとの最終決戦において、これまでの戦いを仕組んでいた黒幕がラウ・ル・クルーゼであることを知る。クルーゼの乗るプロヴィデンスの放ったビームによって、戦場で再び会えたフレイを目の前で失うが、「守りたい世界」のため、世界への憎しみに囚われたクルーゼと戦い、ついに討ち果たす。フリーダムは半壊したものの、キラ自身はアスランやカガリに救出され、無事に生還した。
終戦後はラクスと共にオーブに渡り、マルキオ導師の営む孤児院でラクスや子供達とともに生活していた。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
終戦から2年間、彼自身があまりにも多くの戦いに身を置きすぎたことと、戦争によって身寄りのない子どもたちのためになりたいという思いから、マルキオ導師の孤児院で子供達とひっそりと暮らしていた。 しかしある日、ザフトの水陸両用MSに搭乗した特殊部隊にラクスが狙われたこと、さらにプラントでラクスの偽物ミーア・キャンベルを利用したプロパガンダ放送が行われている事を知り、パトリック・ザラに代わりプラント最高評議会議長となったギルバート・デュランダルが裏でラクス暗殺を企てていたのではという疑念を持ち始め、さらにオーブが大西洋連邦との同盟を結んだことで不穏な動きを見せ始めたことから、ラクスを守るため、オーブとザフトの戦闘を止めるために再びフリーダムに乗り戦場に出ることを決意した。 ザフトの新造艦ミネルバがオーブに寄港した際、オノゴロ島の慰霊碑にてシン・アスカと初めて出会っているが、この時はお互いの名前や正体を知ることはなかった。 ザフトに復隊していたアスランとは再び対立し、介入行動を止めてオーブに戻るように説得されるが、デュランダルへの不信が拭えないこと、さらにアスランがカガリを置いてザフトに戻ったことに対して憤りを感じ、最終的にアスランの乗っていたセイバーを戦闘不能になるまで破壊する。
地球連合軍がベルリンに侵攻、デストロイを使用し無差別虐殺を行った際にはザフトと協力してこれを迎撃。この際にデストロイの護衛として出撃していたネオ・ロアノークに違和感を覚え、コクピットを避けて撃墜しアークエンジェルに回収させている。一時はシン・アスカがデストロイのパイロットステラ・ルーシェへの説得に成功し攻撃が止まるが、ネオを撃墜したフリーダムがステラの視界に入ったことで再び暴走。市民への被害を食い止めるためにやむを得ずデストロイを撃破するが、シンの想い人であったステラを殺したパイロットとしてシンの怒りを買うこととなった。
その後、アークエンジェルとフリーダムはデュランダル議長によってプラントに対する危険因子と判断され、アークエンジェル撃沈を目標としたエンジェルダウン作戦が発動、ミネルバが討伐にあたった。アークエンジェルの護衛のため出撃するが、「コクピットを狙わない」というフリーダムの戦法を研究しシミュレーションしていたシンのインパルスの猛攻を受ける。やむを得ずコクピットを狙った攻撃を行うもこれも回避され、最終的にはシールドごとインパルスの対艦刀に機体を貫かれフリーダムは大破した。 しかし撃墜寸前に核エンジンの原子炉を閉鎖していたため核爆発は免れ、機体は戦闘不能となったもののキラ自身は軽症で済んでいた。フリーダムという力を失い、守りたいものを守れない事に意気消沈するが、宇宙に上がっていたラクスがザフトの攻撃を受けてることを知りカガリのストライクルージュを借用し、自身も再び宇宙へ上がる。
エターナルと合流したキラはストライクルージュに被弾を受けながら辛くも収容されラクスと再会。新たな機体ストライクフリーダムを受け取り、エターナルを襲撃した25機のモビルスーツ、および複数のナスカ級戦艦を一瞬のうちに戦闘不能とした。直後ザフトがロゴスの代表ロード・ジブリールを匿っていたオーブに侵攻したため、オーブ市街への被害を食い止めるべくラクスと共に地球へ降下。ラクスからインフィニットジャスティスを受け取ったアスランと協力し、シンのデスティニー、レイ・ザ・バレルのレジェンドを退けた。 しばらくしてデュランダルがデスティニー・プランを発表するが、遺伝子によって全てを統制しようとする思想、さらにデュランダルがプランに反対する国家を武力によって弾圧したため、キラやオーブはこのプランに真っ向から反対する。 最終的には二度目となる地球連合とプラントの戦いに介入し、議長とプランを守るために出撃したレイ・ザ・バレルを撃破。最後はメサイアに突入してデュランダルと対峙、デスティニー・プランに対して「苦しんででも自分の手で選びとる未来」を主張した。
その後は再び地球に戻り、アスランの立ち会いのもとシン・アスカと和解し、共に戦っていくことを誓う。キラはその後ラクスを守るためザフトに入隊したが、停戦後はザフトにも階級制が導入されたことから、キラにはオーブ時代から引き続き准将の階級が与えられ、ザフトの軍人として新たに白服が与えられている。
「DESTINY」では前作に続いて極めて多くのファンがついている。 「DESTINY」の「三人の主人公」という構成から、キラは他者との対比として「周囲の思惑と関係なく、自分が思うように生きればいい」というポジションにある。対してアスランは自分が正しいことをしようと思いつつも周囲に悩み、シンは自分の考えをデュランダル議長に依存してしまっている。これは善悪ではなく、三者の違いを明確にしただけに過ぎない。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダムSEED
- ザフト軍のヘリオポリス襲撃の際に友達を守る為、やむなくストライクに搭乗。なし崩し的にパイロットとなり、地球連合軍に属する事に。そのせいでコーディネイターであるにもかかわらず同胞達のいるザフト軍と戦わなければならない苦悩を抱える。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 序盤は登場しなかったが、再登場後は主人公の一人として活躍し、中盤以降は主に彼を中心として物語が進行していった。
- 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
人間関係
主要人物
- アスラン・ザラ
- 幼馴染の親友だったが、ヘリオポリスでの再会後は敵として戦う羽目になる。しかしオーブ解放作戦以降は味方として共闘する。SEEDシリーズ屈指の苦労人。
- ラクス・クライン
- アスランの許嫁だったが、初対面の時にアスランを知る者同士でアスランと戦う事の苦悩を打ち明け慰められた。後にプラントで再会し相思相愛に発展。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 他人として存在も知らずに育ったが、実は双子。姉を自称している。物語序盤からキラがコーディネイターであることを気にせず対等に接する事のできた数少ない人物。
- マリュー・ラミアス
- ヘリオポリス以来、共に戦い続けている。キラにとっては最も付き合いの長い戦友の一人。後のユニウス戦役においても、バルトフェルド、ミリアリア達と共にキラを支え続けた。
- ムウ・ラ・フラガ
- 兄貴分となる。DESTINYではムウとしての記憶を失っていたが、最終決戦において記憶を取り戻した。
両親
友人
- サイ・アーガイル
- 友人。フレイの一件でギクシャクするが後に和解する。
- フレイ・アルスター
- 当初から好意を持っていたが、サイの婚約者と言う事やコーディネイターが嫌いと言う事もあって、仲が発展するどころか彼女の感情的になった時の心無い言動に傷つく事も多かった。アークエンジェルが地球へ降下した頃、彼女の復讐の為に利用されて誘惑に負け肉体関係を持ってしまう。後に過ちに気が付き謝罪しようとしたが叶わなかった。
- ミリアリア・ハウ
トール・ケーニヒ
カズイ・バスカーク - ヘリオポリスで出来た友人。3人ともコーディネイターへの差別感情はなかったが、カズイは少なからず負い目、引け目を感じていた。
地球連合軍
- ジェラード・ガルシア
- 宇宙要塞「アルテミス」の司令官。キラを「裏切り者のコーディネイター」と称した事がキラを苦しめる事になる。
- デュエイン・ハルバートン
- コーディネイターであるキラに理解を示す。
- カナード・パルス
- スーパーコーディネイターの失敗作で、成功作のキラを倒そうと探していた。
ザフト
- ラウ・ル・クルーゼ
- 人工子宮の研究資金のために作られた失敗作のクローン人間。キラの出生の秘密を知るきっかけを作った人物。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦でその深き怨念を打ち破る。
- イザーク・ジュール
- デュエルのパイロット。顔に傷を付けたキラを執拗に狙う。戦闘中に避難民のシャトルを誤って撃墜したことが、キラに暗い影を落とすこととなる。終盤プラントに核攻撃が迫った際に共闘する。
- ディアッカ・エルスマン
- バスターのパイロット。当初は敵であったが、後に共に戦う事になる。コロニー・メンデルでの戦闘ではイザークと対峙した時に「自分とアスランのようにはならないように」と注意する。
- ニコル・アマルフィ
- アスランの親友でブリッツのパイロット。図らずも彼を手にかけてしまった事から、一度、アスランとの対立関係が決定的なものとなってしまう。
- アンドリュー・バルトフェルド
- 敵ではあったが、キラに強い影響を与えた。後に共に戦う事になる。
- シン・アスカ
- 一度はオーブで互いの事を知らずに会う事になる。後に敵対するが最後には和解する。
- レイ・ザ・バレル
- ラウ・ル・クルーゼと同じクローンで、クルーゼとしてキラと対峙するが…。
- ギルバート・デュランダル
- ラクスの暗殺に関わっているかも知れないとして信用をする事はなく、後に敵対する。
- ミーア・キャンベル
- ラクスの替え玉としてデュランダルに利用された。後にラクスと和解するも、暗殺者からラクス達を庇って死亡する。
オーブ
- ウズミ・ナラ・アスハ
- カガリの育ての父。彼の考えにキラも賛同する。
- エリカ・シモンズ
- モルゲンレーテ社の開発主任。ガンダムアストレイ、M1アストレイの開発に携わり、キラにナチュラル用OSの開発協力を依頼したほか、イージスの自爆によって大破したストライクを密かに回収して修復していた。
- マルキオ
- 重傷を負ったキラを保護し、ラクスと再び巡り会わせた。
その他
- エル
- 避難民の少女。守って貰ったお礼に紙の花を贈られる。避難シャトルに乗ってアークエンジェルを離れたが、シャトルを目の前で撃墜され守る事が出来ず、キラのトラウマとなる。
- ロウ・ギュール
- イージスの自爆で重傷を負ったキラを救助。マルキオの元へと送る。
名台詞
SEED
- 「キャリブレーションを取りつつゼロモーメントポイント及びCPGを再設定…ッ…なら擬似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結、ニューラルリンケージネットワーク再構築。メタ運動野パラメータ更新、フィードフォワード制御再起動、伝達関数、コリオリ偏差修正。運動ルーチン接続、システムオンライン、ブートストラップ起動!」
- 第2話より、戦闘中にストライクのOSを一瞬のうちに書き換えるシーンでのセリフ。非常に長台詞でしかも早口だったが、担当声優の保志総一朗氏はこのセリフを一発OKで言い切ったという。
- 「やめてよね…本気でケンカしたら、サイが僕にかなうはずないだろ?」
- 突然婚約解消を言い渡されたサイとフレイの間に割って入ってサイを取り押さえた時の台詞。
- 「気持ちだけで、一体何が守れるっていうんだ!」
- 理想だけで無謀な戦いを挑むカガリに憤り発した台詞だが、フレイの父や避難民の少女など、目の前で守るべきものを失った自身への自戒の意味も込められていると思われる。
- 「僕は…殺したくなんかないのにぃっ!!」
- 戦闘続きで精神的にも疲弊していたキラに、穏やかな日常や理知的な人間らしさを見せてくれたバルトフェルドをやむを得ず手にかけてしまった際に。
- 「昔、友達に…!大事な友達に貰った…大事な物なんだ…」
- ペットロボットのトリィを保護したアスランとフェンス越しで再会した際、付近にアスランの同僚もいたことから遠回しの表現ではあったが、アスランへの友情が変わっていないことを伝えた。
- 「僕達は…何と戦わなきゃならないのか…少し解った気がするから…」
- ラクスやマルキオの言葉を受け、新たな思いとともに戦場に戻る決意をした。
- 「僕が傷つけた…!僕が守ってあげなくちゃならない人なんだ…!」
- 緊急ポッドに入れられたフレイと戦場で再会するも、後一歩でポッドは回収できなかった。この時のキラはフリーダムの損傷を完全に無視しフレイの救出だけを考えていた。キラの中でのフレイの存在の重要さがわかる。
- 「大丈夫…僕、もう泣かないって…決めたから…」
- 自身の過酷な出生の秘密を知らされ、さらにフレイとの会話が叶わなかったことで精神を疲弊したキラだが、ラクスの前では気丈に振る舞おうとする。しかしラクスから「泣いていいのですよ?」と慰められ、ついには彼女の膝の上で号泣する。
- 「それでも!守りたい世界があるんだ!!」
- 自らの未来がないことに絶望し、世界を破壊しようと暗躍し続けたラウ・ル・クルーゼとの決着で。
- 「僕たちは…どうして…こんなところへ来てしまったんだろう…」
- 「僕たちの…世界は…」
- クルーゼを倒し、半壊したフリーダムから投げ出されたキラが涙を流しながら発した言葉。SEED本編はキラのこの台詞で締めくくられた。
小説版では復讐心に駆られクルーゼを討ったことを後悔し、最後まで「何のために戦うのか」に対しての答えを得ることができなったことが描写されている。
SEED DESTINY
- 「分かるけど…君の言うことも分かるけど…!」
- 「でもカガリは、今泣いているんだ!」
- 「こんなことになるのが嫌で…今泣いているんだぞ!何故君はそれが分からない!なのにこの戦闘もこの犠牲も仕方がないことだって…全てオーブとカガリのせいだって、そう言って君は討つのか!?今カガリが守ろうとしているものを!」
- 戦闘への介入行動をやめるように言うアスランに対し反論するキラ。カガリを無理やり連れ出し、戦場への介入は混乱を生むだけと忠告されていたため、「君の言うことも分かるけど」と前置きした上で、「カガリを守る」という役目を放棄してザフトに復隊したアスランに対して、DESTINYのキラとしては珍しく明確な怒りを見せた。ただし、アスランは当初ザフトに戻ったことをカガリに話すつもりだったが、オーブが大西洋連邦と同盟を組んだことから、オーブの領海に接近した際に追い払われている。
- 「そんな世界は傲慢だよ…」
- ミーアをラクスに仕立て上げ、政治の道具として利用したデュランダル議長に対する台詞。ラクスという存在を民衆を動かす道具としか思っていない議長に憤る。「決められた役割だけを与えられ、それに背いた者は抹殺される」という思想は、彼の提唱するデスティニー・プランに通ずるものがある。ちなみに、この台詞の前に「僕もラクスも狙われたりしなきゃデュランダル議長のこと、信じてたと思う」と語っており、特殊部隊の襲撃や偽物を利用したプロパガンダ放送がなければ、キラ達もデュランダルに賛同していた可能性がある。
- 「命は何にだって一つだ!だからその命は君だ!彼じゃない!」
- 最終決戦においてレイ・ザ・バレルに放った台詞。デュランダルから「ラウ・ル・クルーゼとして生きる」ことを命じられたレイに対し、キラは「クルーゼとは違う人間」であると諭す。
- 「覚悟はある…!僕は戦う…!」
- 最終局面でデュランダルに銃口を向けた際、「今ここで私を討って再び混迷する世界を君はどうする?」というデュランダルの問いに、キラが返したセリフ。
SEED FREEDOM
- 「ファウンデーション、聞こえるか?こちらはミレニアム、キラ・ヤマト」
「残念だったね、僕はまだ生きている。自分の国民を犠牲にしてまで殺そうとしたのにね」
「君達は人類を導く者なんかじゃない。ただの殺戮者だ!」
「僕達は真実を知っている。証拠もある。世界中にそのことを訴える。君達の負けだ!」
「アコードか何か知らないが、虐殺者の企みは、絶対に潰す!」 - ミレニアムで宇宙に上がる際、国際救難チャンネルを通した放送を行って。自分やラクス、仲間達を踏みにじったファウンデーションに対して怒りをあらわにしているのか、普段のキラよりキレッキレな発言である。
- ちなみにこの放送を見たシュラは脂汗をかいていた。
- 「僕は自分の手で、未来を選ぶ!」
- 最終決戦にて放った言葉公開記念予告でも使われている。
搭乗機体・関連機体
搭乗機体
- ストライクガンダム
エールストライクガンダム
ソードストライクガンダム
ランチャーストライクガンダム - 最初の愛機。
- フリーダムガンダム
- 2番目の愛機。
- ストライクフリーダムガンダム
- 3番目の愛機。
- ストライクルージュ / ストライクルージュ オオトリ装備
- 『DESTINY』でエターナルの救援へ向かう際に搭乗。HDリマスター版では後者に変更された。OSの設定等がかつてのストライクと同じように調整されている。
- ライジングフリーダムガンダム / ストライクフリーダムガンダム弐式 / マイティストライクフリーダムガンダム
- 『SEED FREEDOM』での搭乗機。
キラが関わった機体
- M1アストレイ
- 完成に程遠いナチュラル用OSを実用化レベルまで改良した。
- インフィニットジャスティスガンダム
- キラの意見でストライクフリーダムとの連携を重視した調整が行われている。
商品情報
フィギュア