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+ | | 巻数 = 全6巻 | ||
+ | | 話数 = 全27話 | ||
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− | + | == 概要 == | |
− | + | 『[[機動戦士ガンダムF91]]』の直接の続編に当たる漫画作品。漫画誌「月刊少年エース」1994年12月号 創刊号から1997年3月号まで連載された。映像化は現状で[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ|Gジェネ]]やスパロボ等のゲーム作品のみ。 | |
− | + | 元々はTVアニメとしての企画だったが、諸般の事情で漫画連載という形になった。これまで監督・原作としてガンダムシリーズに携わってきた[[富野由悠季]]が初めて漫画制作に本格的に携わった作品であり、以降長きに渡って続く「クロスボーン・ガンダムシリーズ(後述)」の中でも唯一、同監督が携わった作品でもある。制作は富野のプロットに作画を担当した長谷川裕一が肉付けしていくという手法で行われ、製作中も両者による意見交換も行われている。 | |
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− | + | 読者層が限られる漫画を原作とする作品ではあるものの、2000年にPS用ソフト『SDガンダム GGENERATION-F』に参戦した事で一気に知名度が上昇。2003年には『第2次スーパーロボット大戦α』にGジェネFと同様のキャスト及びBGMで参戦を果たし、知名度を確固たるものにした。 | |
− | == | + | 本作はのちにシリーズ化し、長谷川裕一により『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム_スカルハート|クロスボーン・ガンダム スカルハート]]』『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム_鋼鉄の7人|クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人]]』『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム_ゴースト|クロスボーン・ガンダム ゴースト]]』『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム_DUST|クロスボーン・ガンダム DUST]]』『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム_X-11|クロスボーン・ガンダム X-11]]』などが執筆されている。「クロスボーン・ガンダム」という言葉は本作のみでなくシリーズの総称として使われる場合もあるので注意。 |
− | [[宇宙世紀]]0133年、[[コスモ・バビロニア建国戦争]]が終結して以降大きな戦乱も無く平和な時代、木星圏付近ではガンダムに似た[[モビルスーツ]] | + | |
+ | == ストーリー == | ||
+ | [[宇宙世紀]]0133年、[[コスモ・バビロニア建国戦争]]が終結して以降大きな戦乱も無く平和な時代、木星圏付近ではガンダムに似た[[モビルスーツ]]を利用して海賊行為を働く集団が出没していた。 | ||
そんな中、地球圏育ちの少年[[トビア・アロナクス]]は、惑星間航行船スマシオンに乗り、留学生として木星に行く途中の中継ステーションに到着した際、そのステーション内で追われていた一人の少女、[[ベルナデット・ブリエット]]と出会う。 | そんな中、地球圏育ちの少年[[トビア・アロナクス]]は、惑星間航行船スマシオンに乗り、留学生として木星に行く途中の中継ステーションに到着した際、そのステーション内で追われていた一人の少女、[[ベルナデット・ブリエット]]と出会う。 | ||
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== 登場人物 == | == 登場人物 == | ||
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=== 主要キャラクター === | === 主要キャラクター === | ||
;[[トビア・アロナクス]] | ;[[トビア・アロナクス]] | ||
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− | : | + | :ヒロイン。最初にトビアが乗っていた艦に隠れて乗っていたところを彼に助けられ、そのままマザー・バンガードに乗り込む事になる。その正体は木星帝国総統クラックス・ドゥガチの娘、テテニス・ドゥガチ。 |
;[[キンケドゥ・ナウ]] | ;[[キンケドゥ・ナウ]] | ||
− | :宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエースパイロットの一人で[[クロスボーン・ガンダムX1]]を操る。その正体はコスモ・バビロニア戦争で[[ガンダムF91]] | + | :宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエースパイロットの一人で[[クロスボーン・ガンダムX1]]を操る。その正体はコスモ・バビロニア戦争で[[ガンダムF91]]を駆り活躍した[[シーブック・アノー]]。 |
;[[ベラ・ロナ]] | ;[[ベラ・ロナ]] | ||
− | : | + | :クロスボーン・バンガードを率いて木星帝国と戦う、マザー・バンガードの女性艦長。 |
− | === 宇宙海賊クロスボーン・バンガード === | + | === [[宇宙海賊クロスボーン・バンガード]] === |
;[[ザビーネ・シャル]] | ;[[ザビーネ・シャル]] | ||
− | : | + | :コスモ・バビロニア建国戦争で[[黒の部隊]]を率いたエースパイロット。現在は反貴族主義を掲げるベラの下に就いているが貴族主義に対する野心は捨てておらず、その実現のために暗躍する。 |
;[[ウモン・サモン]] | ;[[ウモン・サモン]] | ||
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:死の旋風隊のリーダーを務める少年。 | :死の旋風隊のリーダーを務める少年。 | ||
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:ベラの従妹。ニュータイプ至上主義者。 | :ベラの従妹。ニュータイプ至上主義者。 | ||
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2024年10月26日 (土) 19:36時点における最新版
機動戦士クロスボーン・ガンダム | |
---|---|
外国語表記 | Mobile Suit Cross Bone Gundam |
原作 | 富野由悠季 |
作画 | 長谷川裕一 |
出版社 | 角川書店 |
レーベル | カドカワコミックス・エース |
掲載誌 | 月刊少年エース |
掲載期間 | 1994年12月号 創刊号~1997年3月号 |
巻数 | 全6巻 |
話数 | 全27話 |
概要[編集 | ソースを編集]
『機動戦士ガンダムF91』の直接の続編に当たる漫画作品。漫画誌「月刊少年エース」1994年12月号 創刊号から1997年3月号まで連載された。映像化は現状でGジェネやスパロボ等のゲーム作品のみ。
元々はTVアニメとしての企画だったが、諸般の事情で漫画連載という形になった。これまで監督・原作としてガンダムシリーズに携わってきた富野由悠季が初めて漫画制作に本格的に携わった作品であり、以降長きに渡って続く「クロスボーン・ガンダムシリーズ(後述)」の中でも唯一、同監督が携わった作品でもある。制作は富野のプロットに作画を担当した長谷川裕一が肉付けしていくという手法で行われ、製作中も両者による意見交換も行われている。
読者層が限られる漫画を原作とする作品ではあるものの、2000年にPS用ソフト『SDガンダム GGENERATION-F』に参戦した事で一気に知名度が上昇。2003年には『第2次スーパーロボット大戦α』にGジェネFと同様のキャスト及びBGMで参戦を果たし、知名度を確固たるものにした。
本作はのちにシリーズ化し、長谷川裕一により『クロスボーン・ガンダム スカルハート』『クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』『クロスボーン・ガンダム ゴースト』『クロスボーン・ガンダム DUST』『クロスボーン・ガンダム X-11』などが執筆されている。「クロスボーン・ガンダム」という言葉は本作のみでなくシリーズの総称として使われる場合もあるので注意。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0133年、コスモ・バビロニア建国戦争が終結して以降大きな戦乱も無く平和な時代、木星圏付近ではガンダムに似たモビルスーツを利用して海賊行為を働く集団が出没していた。
そんな中、地球圏育ちの少年トビア・アロナクスは、惑星間航行船スマシオンに乗り、留学生として木星に行く途中の中継ステーションに到着した際、そのステーション内で追われていた一人の少女、ベルナデット・ブリエットと出会う。
彼女を庇って共に逃亡するが警報が鳴り、宇宙海賊が出現する。ステーション防衛部隊が苦戦する中、トビアは残されていたMSバタラに飛び乗り出撃し、宇宙海賊の「ガンダム」と交戦するも圧倒的な性能差により機体を一刀両断にされてしまう。これまでかと思われた時、敵機からの通信によりトビアは脱出し、航行船へ戻るが、運悪く船内に隠されていた地球へ運搬中の大量の毒ガスを発見してしまう。
教官のカラスに追い詰められ絶体絶命の窮地に立たされるが、「ガンダム」のパイロット、キンケドゥ・ナウの加勢により救われる。木星帝国の実体を知ったトビアは、海賊たちと共に戦う道を選ぶ。
登場人物[編集 | ソースを編集]
主要キャラクター[編集 | ソースを編集]
- トビア・アロナクス
- 主人公。地球からの留学生だが木星帝国の野望を偶然知ってしまったため、宇宙海賊クロスボーン・バンガードにMSパイロットとして参加する道を選ぶ事になる。
- ベルナデット・ブリエット (テテニス・ドゥガチ)
- ヒロイン。最初にトビアが乗っていた艦に隠れて乗っていたところを彼に助けられ、そのままマザー・バンガードに乗り込む事になる。その正体は木星帝国総統クラックス・ドゥガチの娘、テテニス・ドゥガチ。
- キンケドゥ・ナウ
- 宇宙海賊クロスボーン・バンガードのエースパイロットの一人でクロスボーン・ガンダムX1を操る。その正体はコスモ・バビロニア戦争でガンダムF91を駆り活躍したシーブック・アノー。
- ベラ・ロナ
- クロスボーン・バンガードを率いて木星帝国と戦う、マザー・バンガードの女性艦長。
宇宙海賊クロスボーン・バンガード[編集 | ソースを編集]
- ザビーネ・シャル
- コスモ・バビロニア建国戦争で黒の部隊を率いたエースパイロット。現在は反貴族主義を掲げるベラの下に就いているが貴族主義に対する野心は捨てておらず、その実現のために暗躍する。
- ウモン・サモン
- 一年戦争から戦っているベテランパイロット。キンケドゥ不在時はX1に乗るほどの腕前を持つが、間が抜けている部分があるのが玉に瑕。一年戦争でリック・ドムをボールで6機撃墜したという驚異的な戦果を持っており、本人はニュータイプと言い張るが真相は不明。
- ヨナ / ジェラド / ハリダ / ロニム
- マザー・バンガードのMSパイロット達。
- オンモ
- 補給艦「リトルグレイ」の艦長。
木星帝国[編集 | ソースを編集]
- クラックス・ドゥガチ
- 木星帝国の指導者。地球に只ならぬ憎悪を抱いており、主力艦隊と共に地球侵攻を目論む。
- カラス
- トビアの留学生時代の恩師だったが、その正体は木星帝国の特殊工作員。トビアに戦士としての素質を見出し、壁となって立ち塞がる。
死の旋風(デス・ゲイルズ)隊[編集 | ソースを編集]
- ギリ・ガデューカ・アスピス
- 死の旋風隊のリーダーを務める少年。
- バーンズ・ガーンズバック
- トビアに亡き息子の面影を見出だす。
- ローズマリー・ラズベリー
- 死の旋風隊の紅一点。元傭兵で、金銭的な保証がある方につく。
地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
- ハリソン・マディン
- 当時の連邦軍では稀有なエースパイロット。専用の青いF91を駆り、海賊軍と対峙する。
コスモ・クルス教団[編集 | ソースを編集]
- シェリンドン・ロナ
- ベラの従妹。ニュータイプ至上主義者。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
宇宙海賊クロスボーン・バンガード[編集 | ソースを編集]
モビルスーツ[編集 | ソースを編集]
- クロスボーン・ガンダムX2
- クロスボーン・ガンダムX3
- フリント
- ゾンド・ゲー
- バタラ (鹵獲機)
- ペズ・バタラ (鹵獲機)
艦船[編集 | ソースを編集]
木星帝国[編集 | ソースを編集]
モビルスーツ[編集 | ソースを編集]
モビルアーマー[編集 | ソースを編集]
その他 [編集 | ソースを編集]
地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
その他[編集 | ソースを編集]
用語[編集 | ソースを編集]
楽曲[編集 | ソースを編集]
- 宇宙海賊クロスボーン・バンガード
- 『SDガンダム GGENERATION-F』に参戦した際に採用されたクロスボーン・バンガード戦闘BGM。曲名はアーケードゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』に参戦した際に設定された。クロスボーン・ガンダムの如く疾走感のある曲調はユーザーからの人気も非常に高く、他のゲーム作品にも採用されている他、後のシリーズでもアレンジ曲がいくつか登場している。
なお、上述の通り「EXVS」で曲名が設定されたため、それ以前の「スパロボα2」に参戦した際には暫定的な曲名として「クロスボーン・ガンダム」が設定され、以降のスパロボシリーズでもスパロボ名義で用いられている。
各話リスト[編集 | ソースを編集]
巻 | 話数 | サブタイトル | 備考 |
---|---|---|---|
第1巻 | 第1話 | 宇宙海賊 | |
第2話 | その闇の名は"木星" | ||
第3話 | 襲撃の罠 | ||
第4話 | そして帝国へ | ||
第2巻 | 第1話 | 脱出 | |
第2話 | 脱出2 | ||
第3話 | イオの嵐 | ||
第4話 | 防衛線突破作戦 | ||
第3巻 | 第1話 | 共に滅び去らんとする者 | |
第2話 | 反乱 | ||
第3話 | 死の旋風 | ||
第4話 | 3対1の激戦 | ||
第4巻 | 第1話 | とらわれの時 | |
第2話 | トビアvsX2 | ||
第3話 | シェリンドン来る | ||
第4話 | クロスボーンvsF91 | ||
第5話 | クロスボーンvsF91② | ||
第5巻 | 第1話 | 怒れるX3 | |
第2話 | 碧き惑星に沈む | ||
第3話 | 森に想う | ||
第4話 | 緑の激戦地 | ||
第5話 | 大地に死の風は吹くか? | ||
第6巻 | 第1話 | 大地に死の風は吹くか?② | |
第2話 | その日流星となって | ||
第3話 | 燃える宇宙 | ||
第4話 | 敵意という名の隣人 | ||
第5話 | 人と継ぐ者の合間に |
関連作品 [編集 | ソースを編集]
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
- 続編。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム 最初のX (クロス)
- 本作の前日譚である、クロボンシリーズ30周年記念の読み切り漫画。
関連商品[編集 | ソースを編集]
漫画 [編集 | ソースを編集]
- 【旧版】
- 【新装版】
- 【廉価版】