「機動戦士Vガンダム」の版間の差分
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初代以来「リアルさ」を売りにしていたガンダム作品では見られなかった奇抜なメカが多数登場させたにも関わらず、ギロチンや宗教観を取り入れたストーリーは低年齢層には今一つ受け入れられず、購買層・視聴層の中心は20代男性は占めた。富野監督の下に「小さい頃にZガンダムを見ていました」というファンからの声も届いたという。 | 初代以来「リアルさ」を売りにしていたガンダム作品では見られなかった奇抜なメカが多数登場させたにも関わらず、ギロチンや宗教観を取り入れたストーリーは低年齢層には今一つ受け入れられず、購買層・視聴層の中心は20代男性は占めた。富野監督の下に「小さい頃にZガンダムを見ていました」というファンからの声も届いたという。 | ||
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==== その他 ==== | ==== その他 ==== | ||
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+ | === その他 === | ||
+ | ;[[ヘビーガン (マケドニア仕様)]] | ||
+ | ;[[サンドージュ]] | ||
== 用語 == | == 用語 == |
2018年10月29日 (月) 20:20時点における版
機動戦士Vガンダム(Mobile Suit Victory Gundam)
- 1993年4月2日~1994年3月25日放映(テレビ朝日)全51話
概要
劇場作品機動戦士ガンダムF91が不振に終わり、本来TVシリーズで展開されるはずだったF91に代わって企画された作品。 初代より監督を務めた富野監督が携わる宇宙世紀は本作を以て最後を迎える。冨野監督自身はF91以前にやってきたガンダムはここで終わりにしようという「新しいガンダム」「ガンダムを終わらせる」を意識して臨んだという。
ガンダムファンの高齢化・マニア化に歯止めをかけ小学生の取り込みなどが特に強く意識されており、敵MSが一目で敵と分かる奇抜なメカデザインや若干13歳の主人公ウッソ・エヴィンが毎話トリッキーな戦術で敵を倒すなど、方策が色濃く現れている。
しかし製作陣の決意とは裏腹に、本作はサンライズ買収の絡みからバンダイの強権が最も行使されたことでも知られる。本来4話に登場するはずだったVガンダムを登場させるためストーリーを無理やり再構成し1話と入れ替えたり、登場させなければ監督を降板させると言われバイク戦艦を登場させたりと、現場はかなり混乱したようである。冨野監督は本作を後年「一生懸命見たりするのはやめた方がいいの」「大人の汚濁に満ちた結果の作品」と酷評している。
初代以来「リアルさ」を売りにしていたガンダム作品では見られなかった奇抜なメカが多数登場させたにも関わらず、ギロチンや宗教観を取り入れたストーリーは低年齢層には今一つ受け入れられず、購買層・視聴層の中心は20代男性は占めた。富野監督の下に「小さい頃にZガンダムを見ていました」というファンからの声も届いたという。
こうした諸々の事情と伴わない結果から冨野監督は体調も崩しかけ鬱に近い状態に陥いった。そして半ば自暴自棄気味になり中盤以降は方針を転換。終盤になるにつれ敵味方区別なく主要キャラが死亡するストーリーを展開し最終回に至っては「僕の恨みつらみを込めただけで作品として終わらせられなかった」と語っている。
商品の販売結果もSDガンダムの販売不振を補う程度には売上を記録したものの逆襲のシャア公開時とほぼ横ばいに終わり、以降ガンダムは富野監督の手を離れる。
ボンボンにて連載されたコミカライズは、読者層に合わせて原作の暗い雰囲気は抑えられ、ギャグ漫画のようなノリになっている。ストーリーはシリアスなのだが、キャラクターが妙に奇抜だったりする。
あらすじ
宇宙世紀0153年、地球連邦政府は形骸化し、統制を離れたスペースコロニーは各地で紛争をはじめていた。サイド2にあるザンスカール帝国は地球侵攻をはじめ、レジスタンス組織「リガ・ミリティア」はザンスカール支配への抵抗運動をはじめていた。
登場人物
主人公と仲間達
- ウッソ・エヴィン
- 主人公。巻き込まれるようにVガンダムのパイロットになる。
- シャクティ・カリン
- ヒロイン。次回予告の「見てください」担当。
- ハロ
- オデロ・ヘンリーク
- ウォレン・トレイス
- スージィ・リレーン
- カルルマン・ドゥカートゥス
- トマーシュ・マサリク
- カレル・マサリク
- エリシャ・クランスキー
- マルチナ・クランスキー
- フランダース
リガ・ミリティア
- マーベット・フィンガーハット
- オイ・ニュング
- レオニード・アルモドバル
- ロメロ・マラベル
- オーティス・アーキンズ
- エステル・チャバリ
- ロベルト・ゴメス
- ジン・ジャハナム
- ネス・ハッシャー
- ミューラ・ミゲル
- ウッソの母。
- ハンゲルグ・エヴィン
- ウッソの父。
シュラク隊
ザンスカール帝国
- マリア・ピァ・アーモニア
- ザンスカール帝国の女王。
- フォンセ・カガチ
- ザンスカール帝国宰相。マリアに代わり、帝国を実質的に取り仕切っている。
- タシロ・ヴァゴ
- クロノクル・アシャー
- 女王マリアの実弟。ガンダムシリーズ定番の仮面の人。カテジナに役を食われる。
- アルベオ・ピピニーデン
- 椅子を尻で磨くだけの先輩
- ファラ・グリフォン
- 鈴の音の人
- メッチェ・ルーベンス
- ドゥカー・イク
- バイク乗り。
- レンダ・デ・パロマ
- ルペ・シノ
- ゴズ・バール
- ゴッドワルド・ハイン
- ブロッホ
- キスハール・バグワット
- カリンガ・ヴォーゲル
- ゲトル・デプレ
- ガリー・タン
- ワタリー・ギラ
その他
登場メカ
リガ・ミリティア
モビルスーツ
- Vガンダム
- Vダッシュガンダム
- Vガンダムヘキサ
- Vダッシュガンダムヘキサ
- V2ガンダム
- V2アサルトガンダム
- V2バスターガンダム
- V2アサルトバスターガンダム
- ガンイージ
- ガンブラスター
- ホワイトアット
- セカンドVガンダム(小説版)
艦船
その他
地球連邦軍
モビルスーツ
艦船
ザンスカール帝国
モビルスーツ・モビルアーマー
- ゾロ
- ゾロアット
- トムリアット
- シャッコー
- リグ・シャッコー
- ゴッゾーラ
- メッメドーザ
- アビゴル
- ガルグイユ
- コンティオ
- リグ・コンティオ
- ゲドラフ
- ブルッケング
- ゾリディア
- ドムットリア
- ザンネック
- ゲンガオゾ
- ゴトラタン
- ドッゴーラ
- リカール
艦船
その他
- ガリクソン
- 戦斗バイク乙型
- 戦斗バイク甲型
- オーバーヘッドホーク
- カイラスギリー
- エンジェル・ハイロゥ
その他
用語
主要スタッフ
- 制作会社
- サンライズ(第3スタジオ)
- 監督
- 富野由悠季
- キャラクターデザイン
- 逢坂浩司
- メカニカルデザイン
- カトキハジメ
大河原邦男
石垣純哉 - 音楽
- 千住明
商品情報
DVD
小説
解説本
コミックス
カテジナが出てこないなど、原作とは一部違う。
コミックボンボン
プラチナコミックス
角川コミックス・エース