「機動戦士ガンダムΖΖ」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(概要の追加)
1行目: 1行目:
 
== 機動戦士ガンダムΖΖ(Mobile Suit Gundam Double-Zeta) ==
 
== 機動戦士ガンダムΖΖ(Mobile Suit Gundam Double-Zeta) ==
 
=== 概要 ===
 
 
[[機動戦士Ζガンダム]]の続編。
 
[[機動戦士Ζガンダム]]の続編。
  
8行目: 6行目:
 
これを受けた冨野監督は「マジンガーZの時代まで発想を戻す必要がある」としてストーリーにユーモアのある展開を多く取り入れた。キャラクターについても主人公の[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]や明るい面々のガンダムチームのほか、敵である[[マシュマー・セロ|マシュマー]]や[[キャラ・スーン|キャラ]]も憎めない性格に設定されている。前作Zガンダムでは無類の残虐さを見せた[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]でさえコミカルなやり取りをしている。
 
これを受けた冨野監督は「マジンガーZの時代まで発想を戻す必要がある」としてストーリーにユーモアのある展開を多く取り入れた。キャラクターについても主人公の[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]や明るい面々のガンダムチームのほか、敵である[[マシュマー・セロ|マシュマー]]や[[キャラ・スーン|キャラ]]も憎めない性格に設定されている。前作Zガンダムでは無類の残虐さを見せた[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]でさえコミカルなやり取りをしている。
  
しかし作風の変化に視聴者が戸惑ったかどうかは定かではないが、徐々に続いていたガンプラの売上低迷には歯止めがかからずバンダイは翌年の番組提供を取りやめた。この事から中盤以降は過酷な戦争を描くZガンダムと似た作風に戻っており、コミカルなキャラクターであったマシュマーや[[エルピー・プル|プル]]も非業の戦死を遂げている。この方針転換は、優しい人・楽しい人でも突然理不尽に死んでいく戦争の辛さの表現として一役買っている。
+
しかし作風の変化に視聴者が戸惑ったかどうかは定かではないが、徐々に続いていた[[ガンプラ]]の売上低迷には歯止めがかからずバンダイは翌年の番組提供を取りやめた。この事から中盤以降は過酷な戦争を描くZガンダムと似た作風に戻っており、コミカルなキャラクターであったマシュマーや[[エルピー・プル|プル]]も非業の戦死を遂げている。この方針転換は、優しい人・楽しい人でも突然理不尽に死んでいく戦争の辛さの表現として一役買っている。
 +
 
 
なお当時アニメ雑誌の廃刊が相次いだこと、模型全体の売上が低迷する中でガンプラの独壇場となっていたことを考慮すると本作自体の評価だけが著しくなかったとは言えない。本作放映中に[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]製作が決まったことからもガンダム人気は依然として高かったと言える。
 
なお当時アニメ雑誌の廃刊が相次いだこと、模型全体の売上が低迷する中でガンプラの独壇場となっていたことを考慮すると本作自体の評価だけが著しくなかったとは言えない。本作放映中に[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]製作が決まったことからもガンダム人気は依然として高かったと言える。
  
17行目: 16行目:
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
 
 
=== シャングリラ・チルドレン ===
 
=== シャングリラ・チルドレン ===
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
50行目: 48行目:
 
:
 
:
  
=== カラバ ===
+
=== [[カラバ]] ===
 
;[[ハヤト・コバヤシ]]
 
;[[ハヤト・コバヤシ]]
 
:
 
:
117行目: 115行目:
  
 
== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
 
 
=== エゥーゴ ===
 
=== エゥーゴ ===
 
 
==== [[モビルスーツ]]・支援機 ====
 
==== [[モビルスーツ]]・支援機 ====
 
;[[ΖΖガンダム]]
 
;[[ΖΖガンダム]]
143行目: 139行目:
  
 
=== カラバ ===
 
=== カラバ ===
 
 
==== モビルスーツ ====
 
==== モビルスーツ ====
 
;[[ジムIII (カラバカラー)]]
 
;[[ジムIII (カラバカラー)]]
153行目: 148行目:
  
 
=== ネオ・ジオン ===
 
=== ネオ・ジオン ===
 
 
==== モビルスーツ・[[モビルアーマー]] ====
 
==== モビルスーツ・[[モビルアーマー]] ====
 
;[[ガザC]]
 
;[[ガザC]]
242行目: 236行目:
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
*[[DVD 機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
*[[DVD 機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
+
<!-- == 話題まとめ == -->
== 話題まとめ ==
 
 
<!-- *[[namazu:機動戦士ガンダムΖΖ]] (全文検索結果) -->
 
<!-- *[[namazu:機動戦士ガンダムΖΖ]] (全文検索結果) -->
 
+
<!-- == 資料リンク == -->
== 資料リンク ==
 
 
<!-- *[[一覧:機動戦士ガンダムΖΖ]] -->
 
<!-- *[[一覧:機動戦士ガンダムΖΖ]] -->
 +
<!-- == リンク == -->
  
== リンク ==
+
{{DEFAULTSORT:きとうせんしかんたむΖΖ}}
*[[シリーズ一覧]]
+
[[Category:作品一覧]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダムΖΖ|*きとうせんしかんたむΖΖ]]

2015年2月20日 (金) 18:29時点における版

機動戦士ガンダムΖΖ(Mobile Suit Gundam Double-Zeta)

機動戦士Ζガンダムの続編。

前作Zガンダムの戦争のシビアさや三つ巴の勢力争いなどより複雑な戦争を追求した作風から一定のファン獲得に成功したものの、低年齢層の取り込みは今一つに終わった。既にZガンダム放映中に続編は決定していたが全体的な雰囲気の暗さや話の難しさは払しょくすべきと判断され、本作は「明るいガンダム」がテーマとされた。

これを受けた冨野監督は「マジンガーZの時代まで発想を戻す必要がある」としてストーリーにユーモアのある展開を多く取り入れた。キャラクターについても主人公のジュドーや明るい面々のガンダムチームのほか、敵であるマシュマーキャラも憎めない性格に設定されている。前作Zガンダムでは無類の残虐さを見せたヤザンでさえコミカルなやり取りをしている。

しかし作風の変化に視聴者が戸惑ったかどうかは定かではないが、徐々に続いていたガンプラの売上低迷には歯止めがかからずバンダイは翌年の番組提供を取りやめた。この事から中盤以降は過酷な戦争を描くZガンダムと似た作風に戻っており、コミカルなキャラクターであったマシュマーやプルも非業の戦死を遂げている。この方針転換は、優しい人・楽しい人でも突然理不尽に死んでいく戦争の辛さの表現として一役買っている。

なお当時アニメ雑誌の廃刊が相次いだこと、模型全体の売上が低迷する中でガンプラの独壇場となっていたことを考慮すると本作自体の評価だけが著しくなかったとは言えない。本作放映中に逆襲のシャア製作が決まったことからもガンダム人気は依然として高かったと言える。

また本作放映中に逆襲のシャア製作が決定した影響からシャアの再登場が見送られ、彼の立ち位置にはグレミーが据えられた。本来登場予定だったことは前期OPのワンカットにシャア(クワトロ)が登場していることからも推察できる。

あらすじ

宇宙世紀0088年、エゥーゴの戦艦アーガマがサイド1のコロニー「シャングリラ」に寄港中、ジャンク屋稼業をしているジュドー・アーシタら少年達がΖガンダムを奪って一儲けしようとしてアクシズネオ・ジオン)との戦闘に巻き込まれ、なしくずしにアーガマのクルーになってしまう。

登場人物

シャングリラ・チルドレン

ジュドー・アーシタ
ガンダムシリーズ初の明るい主人公。妹リィナを学校にやるためにジャンク屋をしていた。
リィナ・アーシタ
ビーチャ・オーレグ
シャングリラ・チルドレンのリーダー格。
エル・ビアンノ
ジュドーのジャンク屋仲間。友達以上恋人未満。
イーノ・アッバーブ
モンド・アガケ

エゥーゴ

ルー・ルカ
エゥーゴの正規兵。エルとジュドーを取り合う一方、グレミー・トトからは想いを寄せられる。
ブライト・ノア
アーガマ艦長。最初にジュドーがΖガンダムに乗り込んだとき、彼なら乗りこなせるだろうと許可した。
アストナージ・メドッソ
トーレス
サエグサ
エマリー・オンス
ドック艦「ラビアン・ローズ」の艦長代理。ブライトに想いを寄せている。
ミリィ・チルダー
アナハイム・エレクトロニクスから出向してきた、エマリーの補佐役。
メッチャー・ムチャ

カラバ

ハヤト・コバヤシ

ネオ・ジオン

マシュマー・セロ
ゴットン・ゴー
キャラ・スーン
グレミー・トト
ネオ・ジオンの一兵士としてルー・ルカに惚れたり、誘拐したリィナをレディとして教育したりしていたが、「ザビ家の真の継承者」としてハマーン・カーンに反旗を翻す。
エルピー・プル
10歳という若年ながらネオ・ジオンのニュータイプ戦士。ジュドーを慕い、捕虜扱いでアーガマに乗り込み、ジュドーの妹分としておさまる。プルツーとの戦いで戦死。
プルツー
エルピー・プルのクローンとも双子ともいわれる。ZZガンダムとの戦いを途中で放棄しジュドーの下へ奔る。
オウギュスト・ギダン
ラカン・ダカラン
アリアス・モマ
イリア・パゾム
強化人間となったマシュマーの部下 兼 監視役。
ニー・ギーレンランス・ギーレン
強化人間となったキャラの部下兼監視役の双子の兄弟。
ハマーン・カーン
ミネバ・ラオ・ザビの摂政としてネオ・ジオンの事実上の指導者。のち、実はミネバは誘拐されていて、ハマーンが奉っているのは替え玉であることが判明する。

ジオン残党軍

デザート・ロンメル
旧ジオン公国軍残党・ロンメル部隊の隊長。
ディドー・カルトハ
アフリカ解放戦線・青の部隊の隊長。
エロ・メロエ
ディドーの部下。
ガデブ・ヤシン
アフリカ解放戦線の指揮官。ディドーとは対立関係にある。

民間人・その他

カミーユ・ビダン
ヤザン・ゲーブル
ゲモン・バジャック
セイラ・マス
ウォン・リー
セシリア
トーレスの幼馴染。
タマン
マサイ・ンガバ
サラサ・ムーン
ラサラ・ムーン
スタンパ・ハロイ
ルチーナ・レビン

登場メカ

エゥーゴ

モビルスーツ・支援機

ΖΖガンダム
Ζガンダム
ガンダムMk-II
百式
メタス
メガライダー

艦船

アーガマ
ネェル・アーガマ
ラビアン・ローズ

カラバ

モビルスーツ

ジムIII (カラバカラー)

艦船

アウドムラ

ネオ・ジオン

モビルスーツ・モビルアーマー

ガザC
ガザD
ガ・ゾウム
ガルスJ
ズサ
ハンマ・ハンマ
R・ジャジャ
バウ
ドライセン
カプール
アイザック
シュツルム・ディアス
ザクIII
ザクIII改
リゲルグ
ガズアル
ガズエル
ドーベン・ウルフ
ゲーマルク
ジャムル・フィン
サイコガンダムMk-II
クィン・マンサ
キュベレイ
キュベレイMk-II (プル機)
キュベレイMk-II (プルツー機)
量産型キュベレイ

艦船

サダラーン
エンドラ
ミンドラ
サンドラ

ジオン残党軍

ディザート・ザク
ドワッジ
ドワッジ改
ザク・マリナー
ゲルググ

組織

エゥーゴ
カラバ
アナハイム・エレクトロニクス社
ネオ・ジオン

商品情報