「アムロ・レイ」の版間の差分

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== アムロ・レイ(Amuro Ray) ==
+
{{登場人物概要
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| 漢字表記 = 安室 嶺
 +
| 外国語表記 = Amuro Ray
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| 登場作品 =  
 +
*[[機動戦士ガンダム]]
 +
*[[機動戦士Ζガンダム]]
 +
*[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 +
| 声優 = 古谷徹<br/>代永翼(ガンダムさん)
 +
| デザイン = 安彦良和(1st、Ζ)<br/>北爪宏幸(CCA)
 +
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:宇宙世紀ガンダムシリーズ
+
{{登場人物概要
<!-- **続編、或いは個別作品に出演した作品のみ。 -->
+
| タイトル  = プロフィール
**[[機動戦士ガンダム]]
+
| 異名 = 白き流星(バンプレスト系ゲーム作品など)
**[[機動戦士Ζガンダム]]
+
| 種族 = 人間([[アースノイド]]
**[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]、他
+
| 性別 = 男性
*声優:古谷 徹
+
| 生年月日 = [[宇宙世紀]]0063年11月4日もしくは0064年11月4日
*性別:男
+
| 年齢 = 15歳(1st)⇒ 22歳(Ζ)⇒ 29歳(CCA)
<!-- *生年月日: -->
+
| 没年月日 = [[宇宙世紀]]0093年3月12日(行方不明)
*年齢:15歳(1st)→22歳(Ζ)→29歳(CCA)
+
| 出身 =
<!-- *身長:---cm -->
+
*山陰地方(TV版『1st』)
<!-- *体重:---kg -->
+
*プリンスルパート(劇場版『1st』)
<!-- *血液型: -->
+
*ロサリトまたは鳥取県(THE ORIGIN)
*所属:民間人⇒[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]⇒[[カラバ]]⇒地球連邦軍([[ロンド・ベル]]隊)
+
| 身長 = 168cm(1st)⇒ 172cm(CCA)
*階級:曹長(1st:TV版)、少尉(1st:劇場版)⇒大尉(Ζ、CCA)
+
| 体重 =
*役職・称号など:[[MS]]パイロット、ロンド・ベルMS部隊長
+
| 血液型 = AB型
*主な搭乗機:[[ガンダム (MS)|ガンダム]][[ディジェ]][[リ・ガズィ]][[νガンダム]]、他
+
| 職業 = 民間人 ⇒ [[MS]]パイロット、ロンド・ベルMS部隊長
*キャラクターデザイン:安彦良和
+
| 所属 =
 +
| 所属組織 = 民間人 ⇒ [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ⇒ [[カラバ]] ⇒ 地球連邦軍
 +
| 所属部隊 =
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;1st
 +
:[[ホワイトベース隊]]([[第13独立部隊]]
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;CCA
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:[[ロンド・ベル]]
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| 称号 =
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| 階級 = 曹長(TV版『1st』)、少尉(劇場版『1st』)⇒ 大尉(Ζ、CCA)⇒ 中佐<ref>『CCA』でのMIAによる二階級特進</ref>(UC)
 +
| コールサイン =
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| 主な搭乗機 =
 +
*[[ガンダム]]
 +
*[[ディジェ]]
 +
*[[リ・ガズィ]]
 +
*[[νガンダム]]
 +
*その他多数
 +
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 +
'''アムロ・レイ'''は、『[[機動戦士ガンダム]]』の主人公。
  
[[機動戦士ガンダム]]及び[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]の主人公。代表的な[[ニュータイプ]]であり、またニュータイプらしく情緒不安定気味。[[一年戦争]]当時は軍属でなかった事もあってか色々と問題行動が多かった。が、最終的にはシャアとは対極的に、軍人として深く考えない方向を選んだようだ。
+
== 概要 ==
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=== 1stガンダム ===
 +
連邦軍技術士官[[テム・レイ]]の息子。自身もメカ弄りの得意な少年として面識のない[[ミライ・ヤシマ|ミライ]]にも知られていた。[[地球]]生まれで、両親の別居に際して父親と共に[[サイド7]]に移住。[[サイド7]]で試作[[モビルスーツ]]「[[ガンダム]]」を操縦して[[ジオン]]潜入部隊を撃破。なし崩しにパイロットとして連戦する羽目になる。乗機は後に、アムロの[[ニュータイプ]]能力の成長に合わせて[[マグネットコーティング]]を施された。
 +
 
 +
[[一年戦争]]当時は軍属でなかった事や内向的な性格故か色々と問題行動が多かったが多くの人物との出会いと別れにより大きく成長していき、[[ニュータイプ]]能力を開花させた。
 +
 
 +
=== Ζガンダム ===
 +
[[一年戦争]]の後、英雄的扱いを受けるが、「[[ニュータイプ]]」を危険視する上層部によって地球で事実上の軟禁状態に置かれてしまう。が、反政府組織[[カラバ]]のメンバーである[[ハヤト・コバヤシ]]の養子となっていた[[カツ・コバヤシ]]に説得され、再び戦場に戻る。その卓越した操縦技術で活躍し、シャアや[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を支援した。
 +
 
 +
作中での乗機は[[リック・ディアス]]と[[ディジェ]]。また、[[カラバ]]が開発した[[Ζガンダム]]の[[量産機]][[ΖプラスA1型 (テスト機カラー)]]や[[Ζガンダム3号機]]に乗っていたとする説もあり、これらの情報の相違については、[[カラバ]]の手による情報操作や影武者の存在があったと思われる(漫画『[[機動戦士ゼータガンダム1/2]]』では、影武者を演じた女性がその事実を明言していた)。
 +
 
 +
[[ララァ・スン]]を失った哀しい記憶のせいか、[[宇宙]]には上がらなかった。
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=== 逆襲のシャア ===
 +
[[ネオ・ジオン]]の総帥となった[[シャア・アズナブル]]は依然として[[地球]]にしがみつく人々の存在に絶望し、人類の粛正を目論む。それを察知したアムロは所属する[[ロンド・ベル|ロンド・ベル隊]]と共に最後の決着をつけるべく、戦いに向かう。当初は[[リ・ガズィ]]に乗っていたが、後に自ら設計した[[νガンダム]]に乗り換え、シャアとの長きに渡る因縁に決着をつけるために戦った。最後は地球に落ちる[[アクシズ]]を、己の[[ニュータイプ]]能力と[[サイコフレーム]]の力でもって押し返すが、その後、消息不明となる。連邦軍の公式記録では戦死という事になっているが、彼の生存を信じ続けた者も少なくなかったという。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 +
=== アニメ作品 ===
 
;[[機動戦士ガンダム]]
 
;[[機動戦士ガンダム]]
:連邦軍技術士官テム・レイの息子。名前の漢字表記は「'''アムロ・嶺'''」。自身もメカ弄りの得意な少年として面識のない[[ミライ・ヤシマ|ミライ]]にも知られていた。[[地球]]生まれで、両親の別居に際して父親と共に[[サイド7]]に移住。[[サイド7]]で試作[[モビルスーツ]]「[[ガンダム (MS)|ガンダム]]」を操縦して[[ジオン]]潜入部隊を撃破。なし崩しにパイロットとして連戦する羽目になる。乗機は後に、アムロの[[ニュータイプ]]能力の成長に合わせて[[マグネットコーティング]]を施された。<br />[[一年戦争]]当時は軍属でなかった事や内向的な性格故か色々と問題行動が多かったが多くの人物との出会いと別れにより大きく成長していき、[[ニュータイプ]]能力を開花させた。<br />また、冒険王で連載された漫画版においては、アニメ版に比べて熱血漢として描かれていた。<br />ちなみに当時のアニメ主人公としては珍しく特定の物や人物に対する執着が薄く、漠然とした守るべき場所や人たちはあっても特定の人(恋人など)や物(組織や理念)は持ち合わせておらず、そこをララァに指摘されたこともあった。
+
:主人公。当時のアニメ主人公としては珍しいタイプのキャラクター造形。特定の物や人物に対する執着が薄く、漠然とした守るべき場所や人たちはあっても特定の人(恋人など)や物(組織や理念)は持ち合わせておらず、そこをララァに指摘されたこともあった。
;[[機動戦士ガンダム]](小説版)
+
:当初はナイーブな若者といった性格だったが、物語の進行とともに成長を遂げていく。
:連邦の志願兵となっている。また、終盤にはシャアの考えに気づいて手を貸そうとするが、直後に[[ルロイ・ギリアム]]の[[リック・ドム]]に撃墜されて戦死している。
 
 
;[[機動戦士Ζガンダム]]
 
;[[機動戦士Ζガンダム]]
:[[一年戦争]]の後、英雄的扱いを受けるが、「[[ニュータイプ]]」を危険視する上層部によって地球で事実上の軟禁状態に置かれてしまう。が、反政府組織[[カラバ]]のメンバーである[[ハヤト・コバヤシ]]の養子となっていた[[カツ・コバヤシ]]に説得され、再び戦場に戻る。その卓越した操縦技術で活躍し、シャアや[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]を支援した。<br />作中での乗機は[[リック・ディアス]]と[[ディジェ]]。また、[[カラバ]]が開発した[[Ζガンダム]]の[[量産機]][[ΖプラスA1型 (テスト機カラー)]]や[[Ζガンダム3号機]]に乗っていたとする説もあり、これらの情報の相違については、[[カラバ]]の手による情報操作や影武者の存在があったと思われる(漫画『[[機動戦士ゼータガンダム1/2]]』では、影武者を演じた女性がその事実を明言していた)。<br />[[ララァ・スン]]を失った哀しい記憶のせいか、[[宇宙]]には上がらなかった。
+
:前作主人公という立場のため、出番自体は控えめ。だが、短い出番ながらも活躍は目覚ましい。
 
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
:TV版ではOPのみの登場で直接登場はしなかったが、ブライトとハヤトの会話から宇宙に上がっていたようだ。
 
:TV版ではOPのみの登場で直接登場はしなかったが、ブライトとハヤトの会話から宇宙に上がっていたようだ。
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]](小説版)
 
:[[ベルトーチカ・イルマ]]と共に登場し、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]達と言葉を交わしている。この際は[[カラバ]]のパイロットとして、[[シュツルム・ディアス]]に乗って地上で戦っている。こちらでも前作同様宇宙に上がることはなかったが、行方不明になったシャアが何らかの行動を起こす事を確信しており、彼との決着のためにいずれ必ず宇宙へ上がる決意を固めていた。
 
 
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
:[[ネオ・ジオン]]の総帥となった[[シャア・アズナブル]]は依然として[[地球]]にしがみつく人々の存在に絶望し、人類の粛正を目論む。それを察知したアムロは所属する[[ロンド・ベル|ロンド・ベル隊]]と共に最後の決着をつけるべく、戦いに向かう。当初は[[リ・ガズィ]]に乗っていたが、後に自ら設計した[[νガンダム]]に乗り換え、シャアとの長きに渡る因縁に決着をつけるために戦った。最後は地球に落ちる[[アクシズ]]を、己の[[ニュータイプ]]能力と[[サイコフレーム]]の力でもって押し返すが、その後、消息不明となる。連邦軍の公式記録では戦死という事になっているが、彼の生存を信じ続けた者も少なくなかったという。
+
:主人公に復帰。宿命のライバル・シャアとの決着が描かれる。
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
:名前と写真のみ登場する。
+
:対外的には故人扱いで、episode 5に名前と写真が登場するのみ。二階級特進によって中佐となっている。
;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]
+
:episode 7では[[フル・フロンタル]]に語りかける思念体として登場。これについて原作者の福井氏は「“死んだから出てきた”とは限らない。生き霊かもしれない」と述べており、あくまでも死んだかどうかは不明扱いとなっている。
:名前のみ登場する。
+
;[[ガンダムビルドファイターズ バトローグ]]
 +
:第1話に[[リバーシブルガンダム]]の疑似人格AIとして登場。当初は[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]の疑似人格AIを使用していたが、相手の[[バリスティックザク]]に追い詰められた際にアムロの疑似人格AIへと変更。死闘の末、相討ちとなり引き分けに終わった。なお、この時の服装は『Ζ』第8話の[[エマ・シーン]]の回想に登場するアムロが着ていた物とほぼ同一である(胸のワッペンの文字が異なる)。
 +
 
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=== 漫画作品 ===
 +
;[[機動戦士ガンダム (冒険王版)]]
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:アニメ版と違って熱血漢として描かれていた。
 
;[[機動戦士ガンダムF90]]
 
;[[機動戦士ガンダムF90]]
 
:名前と写真のみ登場する。また、[[ガンダムF90|F90 1号機]]に搭載された擬似人格「Type-A.R」は彼のデータを元にしている。
 
:名前と写真のみ登場する。また、[[ガンダムF90|F90 1号機]]に搭載された擬似人格「Type-A.R」は彼のデータを元にしている。
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート]]
:名前が登場。また、彼のパイロットデータをコピーした[[バイオ脳]]が[[アマクサ]]のパイロットとして登場している。
+
:名前が登場。また、一年戦争時のコアファイターからコピーされた彼の戦闘データが木星帝国の残党に渡り、それを移植した[[バイオ脳]]が[[アマクサ]]のパイロットとして登場している。
 +
;[[機動戦士ムーンガンダム]]
 +
:結成間もないロンド・ベルのエース・パイロットとして活躍した。搭乗機はディジェを宇宙用に改造した[[リック・ディジェ]]とその現地改修機である[[リック・ディジェ改]]。
 +
:episode.1冒頭のティターンズ残党との戦闘では一年戦争から培ってきた操縦技術を生かし、搭乗機を中破しながらもニュータイプ専用機の[[G-ドアーズ]]を撃破している。
 +
 
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=== 小説作品 ===
 +
;[[機動戦士ガンダム (小説版)]]
 +
:連邦の志願兵となっている。また、終盤にはシャアの考えに気づいて手を貸そうとするが、直後に[[ルロイ・ギリアム]]の[[リック・ドム]]に撃墜されて戦死している。
 +
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]](小説版)
 +
:[[ベルトーチカ・イルマ]]と共に登場し、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]達と言葉を交わしている。この際は[[カラバ]]のパイロットとして、[[シュツルム・ディアス]]に乗って地上で戦っている。こちらでも前作同様宇宙に上がることはなかったが、行方不明になったシャアが何らかの行動を起こす事を確信しており、彼との決着のためにいずれ必ず宇宙へ上がる決意を固めていた。
 +
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]
 +
:主人公。劇場版とは異なるストーリーとなっている。
 +
:本作ではチェーンとは付き合っておらず、恋人はベルトーチカのまま。
 +
;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]
 +
:名前のみ登場する。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
 
=== [[機動戦士ガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダム]] ===
 
==== 家族 ====
 
==== 家族 ====
 
;[[テム・レイ]]
 
;[[テム・レイ]]
:父親。連邦軍の技術士官で第1話で離ればなれになり、後に酸素欠乏症にかかった父の姿を見たときは衝撃を受けた。劇場版ファーストでは階段から落ちており、小説版では死亡した事が明記されていたが、アムロ自身がそれを知っていたかは定かではない(小説『ベルトーチカ・チルドレン』では知っている)。
+
:父親。連邦軍の技術士官で第1話で離ればなれになった。実はアムロとジオン兵との交戦でコロニー外壁に穴をあけてしまい、テムは流出する空気に巻き込まれて宇宙空間へと放り出されてしまっていた。幸い宇宙服を着用していたため生還することはできたものの、救出が遅かったために酸素欠乏症にかかってしまっていた(つまりアムロが原因の一端でもある)。後に再会したときにはその変わり様に衝撃を受けていた。<br />劇場版ファーストでは階段から落ちており、小説版では死亡した事が明記されていたが、アムロ自身がそれを知っていたかは定かではない(小説『ベルトーチカ・チルドレン』では知っている)。
 
;[[カマリア・レイ]]
 
;[[カマリア・レイ]]
:母親。アムロ及びテムとは別居して地上に残っており、アムロと再会した時は軍人となって銃を構える彼に衝撃を受けていた。その後の消息は不明で、アムロがもう一度会ったかは定かではない。
+
:母親。アムロ及びテムとは別居して地上に残っており、アムロと再会した時は軍人となって銃を構える彼に衝撃を受けていた。一年戦争後も難民キャンプで働いていたが、アムロと再び会うことは無かった。
  
 
==== [[サイド7]]時代 ====
 
==== [[サイド7]]時代 ====
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==== [[ホワイトベース]]隊 ====
 
==== [[ホワイトベース]]隊 ====
 
;[[ブライト・ノア]]
 
;[[ブライト・ノア]]
:[[一年戦争]]時は[[ホワイトベース]]の艦長として、シャアの反乱時は[[ラー・カイラム]]の艦長としてアムロと一緒に戦った。『機動戦士ガンダムUC』の時代には、ラー・カイラムの艦長室にアムロの遺影が飾られている。[[一年戦争]]時は「ブライトさん」だったが、いつの間にか「ブライト」と呼び捨てるようになった。
+
:[[一年戦争]]時は[[ホワイトベース]]の艦長として、シャアの反乱時は[[ラー・カイラム]]の艦長としてアムロと一緒に戦った。『機動戦士ガンダムUC』の時代には、ラー・カイラムの艦長室にアムロの遺影が飾られている。[[一年戦争]]時の呼び名は「ブライトさん」だったが、大人になってからは「ブライト」と呼び捨てるようになっている(ブライトのほうも自然に応対しているので、お互いに気を遣わない対等な戦友として接するようになったと言える)。
 
;[[カイ・シデン]]
 
;[[カイ・シデン]]
:皮肉屋であるが、彼もまた成長してアムロ達のバックアップをする。実はTVシリーズでの『Ζ』の物語上では顔を合わせたことはない。
+
:皮肉屋であるが、彼もまた成長してアムロ達のバックアップをする。
 
;[[セイラ・マス]]
 
;[[セイラ・マス]]
 
:アニメにおいてはあくまでも仲間であるが、小説版では大人の関係を結んでいる。
 
:アニメにおいてはあくまでも仲間であるが、小説版では大人の関係を結んでいる。
  
==== [[地球連邦軍]] ====
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==== [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ====
 
;[[マチルダ・アジャン]]
 
;[[マチルダ・アジャン]]
 
:少年アムロにとっては憧れの大人の女性。
 
:少年アムロにとっては憧れの大人の女性。
86行目: 142行目:
 
:鬱屈していたアムロを奮起させ、やがて恋仲に落ちた。正史ではその後別れたが、『ベルトーチカ・チルドレン』では彼女との間に一児をもうけている。
 
:鬱屈していたアムロを奮起させ、やがて恋仲に落ちた。正史ではその後別れたが、『ベルトーチカ・チルドレン』では彼女との間に一児をもうけている。
 
;[[ハサウェイ・ノア]]
 
;[[ハサウェイ・ノア]]
:ブライトの息子であり、『[[逆襲のシャア]]』の時代では、ハサウェイにとっての良き大人であったが、付き合いが短かった。後にクェスを殺した恋人のチェーンを逆に殺害した本人であるが、アムロはそれに気付いてはいなかった。
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:ブライトの息子であり、『逆襲のシャア』の時代では、ハサウェイにとっての良き大人であったが、付き合いが短かった。後にクェスを殺した恋人のチェーンを逆に殺害した本人であるが、アムロは行方不明になったため、それに気付くことはなかった。
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=== [[機動戦士ゼータガンダム1/2]] ===
 +
;[[アムロ・レイ (影武者)]]
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:[[カラバ]]に数人存在するとされている影武者の内の1人で'''女性'''。
 +
 
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=== [[GUNDAM EVOLVE]] ===
 +
;[[ホワイト・ユニコーン]]
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:『GUNDAM EVOLVE../9』に登場するアムロに酷似した人物。同一人物か別人かは不明。
  
 
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
104行目: 168行目:
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
 
=== [[機動戦士ガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダム]] ===
;「こいつ……動くぞ!?」
+
;「こいつ……動くぞ」
:ガンダムに初めて乗った時の台詞。いくらメカに詳しいと言っても最新兵器を動かしてしまうアムロの非凡さが見て取れる。後に[[ニュータイプ]]の特性である「見たものを正しく理解できる」という形となって受け継がれていく。
+
:ガンダムに初めて乗る際、コックピットのコンソールを眺めながら。いくらメカに詳しいと言っても最新兵器を動かしてしまうアムロの非凡さが見て取れる。後に[[ニュータイプ]]の特性である「見たものを正しく理解できる」という形となって受け継がれていく。
 
;「アムロ、行きまーす!!」
 
;「アムロ、行きまーす!!」
 
:有名なガンダム発進時の台詞。古谷氏もお気に入りの台詞。後のガンダムシリーズでもアムロに声が非常に良く似たあるキャラが似たような台詞を発言している他、古谷氏が演じる『ビデオ戦士レザリオン』の主人公・香取敬もこのセリフを放つ。ただし、実際にはこの台詞は数回しか口にしていない(ガンダムではなくコアファイターに乗っていた際にも口にした事があった。また全く同じと言うわけではないが、似たような台詞も口にした事がある)。
 
:有名なガンダム発進時の台詞。古谷氏もお気に入りの台詞。後のガンダムシリーズでもアムロに声が非常に良く似たあるキャラが似たような台詞を発言している他、古谷氏が演じる『ビデオ戦士レザリオン』の主人公・香取敬もこのセリフを放つ。ただし、実際にはこの台詞は数回しか口にしていない(ガンダムではなくコアファイターに乗っていた際にも口にした事があった。また全く同じと言うわけではないが、似たような台詞も口にした事がある)。
;「親父にもぶたれたことないのに!」
+
;「二度もぶった!親父にもぶたれたことないのに!」
:ブライトに鉄拳制裁を受けた時に言った言葉。直後にまた殴られる。
+
:ブライトから立て続けに叩かれた時に言った言葉。
 
;「僕が一番、ガンダムを上手く扱えるんだ……!!」
 
;「僕が一番、ガンダムを上手く扱えるんだ……!!」
 
:独房入りにされた際の台詞。
 
:独房入りにされた際の台詞。
120行目: 183行目:
 
;「僕は……取り返しのつかないことをしてしまった……」
 
;「僕は……取り返しのつかないことをしてしまった……」
 
:心ならずもララァを討ってしまった際の台詞。以降のアムロとシャアの苦しみの元となる。
 
:心ならずもララァを討ってしまった際の台詞。以降のアムロとシャアの苦しみの元となる。
;「この距離では四方からの攻撃は無理だな、シャア!……なぜララァを巻き込んだのだ!?ララァは戦いをする人ではなかった!」
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;「この距離では四方からの攻撃は無理だな、シャア!」<br/>「なぜララァを巻き込んだのだ!?ララァは戦いをする人ではなかった!」
 
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;「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」
 
;「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」
:[[ア・バオア・クー]]攻略戦で[[シャア・アズナブル]]の乗る[[ジオング]]と交戦し、頭部を破壊された時の台詞。研ぎ澄まされたアムロのNT感覚の前には、メインカメラの有無は関係無いのかも知れない。既に人間の域を超えている。後に『F90』のデフ・スタリオンにこの台詞をパクられる。
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:[[ア・バオア・クー]]攻略戦で[[シャア・アズナブル]]の乗る[[ジオング]]と交戦し、頭部を破壊された時の台詞。研ぎ澄まされたアムロのNT感覚の前には、メインカメラの有無は関係無いのかも知れない。既に人間の域を超えている。後に『F90』のデフ・スタリオンも同様の台詞を言っている。
 
;「ごめんよ……まだ僕には、帰れるところがあるんだ……こんなにうれしいことはない……わかってくれるよね?……ララァには、いつでも会いにいけるから……」
 
;「ごめんよ……まだ僕には、帰れるところがあるんだ……こんなにうれしいことはない……わかってくれるよね?……ララァには、いつでも会いにいけるから……」
 
:ファーストの最終回を締めくくったセリフ。ここだけを見ると、完全に吹っ切ったように思えるのだが、シャア程ではないものの13年間も取り憑かれるハメに。
 
:ファーストの最終回を締めくくったセリフ。ここだけを見ると、完全に吹っ切ったように思えるのだが、シャア程ではないものの13年間も取り憑かれるハメに。
  
 
=== [[機動戦士Ζガンダム]]([[機動戦士Ζガンダム A New Translation|劇場版]]) ===
 
=== [[機動戦士Ζガンダム]]([[機動戦士Ζガンダム A New Translation|劇場版]]) ===
;「人の善意を無視する奴は一生苦しむぞ!!」
+
;「カミーユ!正面やや下、バズーカだ!」<br/>「後ろにも目をつけるんだ!」
:カミーユを宇宙に戻そうとした時の台詞。
+
:第16話、[[アッシマー]]と交戦中のカミーユに対する指示の数々。濃霧の中にも関わらず敵の位置を的確に察知し、さらには[[ハイザック]]のバックパックのみを破壊する芸当を見せるアムロに、カミーユもたじたじだった。
 +
;「人の善意を無視する奴は、一生苦しむぞ。カミーユ!」
 +
:第20話より、捨て身でカミーユを宇宙に戻そうとする[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]の意思を感じ取っての台詞。ビーム・ピストルを向けてでもカミーユに脱出を促した。
 
;「人は同じ過ちを繰り返す……全く……!!」
 
;「人は同じ過ちを繰り返す……全く……!!」
:TV版にて[[フォウ・ムラサメ]]の死でララァと同じ苦い記憶を想起させた台詞。宇宙世紀は1世紀以上経っても、同じ過ちを繰り返すのである…。
+
:第36話にて、[[フォウ・ムラサメ]]の死でララァと同じ苦い記憶を想起させた台詞。宇宙世紀は1世紀以上経っても、同じ過ちを繰り返すのである…。
  
 
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
 
;「エゴだよ、それは!」
 
;「エゴだよ、それは!」
 
:逆襲のシャアで初めてアムロとシャアが対峙した際に人類を粛正する事を言い放ったシャアに対する否定の言葉。「エゴ」とは他人が蒙る被害を考えずに自らの考えを押し通す事である。いわゆる『富野語』の代表格。
 
:逆襲のシャアで初めてアムロとシャアが対峙した際に人類を粛正する事を言い放ったシャアに対する否定の言葉。「エゴ」とは他人が蒙る被害を考えずに自らの考えを押し通す事である。いわゆる『富野語』の代表格。
;「たかが石っころ一つ、ガンダムで押し出してやる!!」
+
;「ふざけるな!たかが石っころ一つ、ガンダムで押し出してやる!!」
:[[アクシズ]]を押し返す時の台詞。
+
:[[アクシズ]]の落下を確信し、あざ笑うシャアに対して。その言葉通り、νガンダムをアクシズに向けて直進させる。
 +
;「貴様ほど急ぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」
 +
:アムロとシャアの二人に共通していたことは「人類は変われる」「人類すべてがニュータイプになれば戦争がなくなる」という点であったが、シャアは地球に執着する限り人類は変われず、人類を産み、育んできた地球を保全しなければならないという点において、シャアは焦っていた(あるいはアムロの認識が甘かった)。そのためシャアは地球寒冷化作戦を実行し、地球を人の住めない星にしなければならなかった。アムロは地球が限界を迎える前に「人類の知恵はそんなものだって乗り越えられる」と信じており、また地球に居ながらにしても人は変われると人類を信じていた。
 
;「[[νガンダム]]は伊達じゃない!」
 
;「[[νガンダム]]は伊達じゃない!」
:[[アクシズ]]を押し返す時の決め台詞。後に『UC』のバナージに台詞をパクられる(ただしバナージ本人がこの台詞を知っている可能性は低く、偶然の可能性もある)。
+
:[[アクシズ]]を押し返す時の決め台詞。後に小説版『UC』のバナージがほぼ同様の台詞を言っている(ただしバナージ本人がこの台詞を知っている可能性は低く、偶然の可能性もある)。
;「貴様ほど急ぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」
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;「やめてくれ、こんなことにつきあう必要はない……下がれ!来るんじゃない!」</br >「ギラ・ドーガまで……無理だよ、みんな下がれ!」</br >「ダメだ!摩擦熱とオーバーロードで自爆するだけだぞ!」「もういいんだ、みんなやめろ!!」
:アムロとシャアの二人に共通していたことは「人類は変われる」「人類すべてがニュータイプになれば戦争がなくなる」という点であったが、シャアは地球に執着する限り人類は変われず、人類を産み、育んできた地球の環境汚染はすでに限界に達していた。地球を保全しなければならないという点において、シャアは焦っていた(あるいはアムロの認識が甘かった)。そのためシャアは地球寒冷化作戦を実行し、地球を人の住めない星にしなければならなかった。アムロは地球が限界を迎える前に「人類の知恵はそんなものだって乗り越えられる」と信じており、また地球に居ながらにしても人は変われると人類を信じていた。
+
:連邦軍もジオン軍も関係なく、アクシズを押し戻そうと続々と集まってくる。しかしそもそも無茶な試みに、次々に脱落していく。中には爆装(爆弾装備)している機体もあり、爆散する機体も。しかし誰ひとり逃げようとしない姿にアムロの悲痛な叫びが響く。ちなみに、あの「ロンドベルばかりにいい思いはさせませんよ!」や「地球がダメになるかならないかなんだ。やってみる価値、ありますぜ!」もこのシーンで飛び出した。名台詞のオンパレード。
 +
;「離れろ!……っガンダムの力は……!」
 +
:わが身を省みずに地球を守ろうとする人の意思が集中し、サイコフレームがオーバーロードを起こす。周囲は光のカーテンに覆われ、集ったモビルスーツ達が跳ね飛ばされていく。後に「アクシズ・ショック」と呼ばれる現象である。
 +
;「分かってるよ!だから、世界に人の心の光を見せなければならないんだろ!?」
 +
:サイコフレームに集中した人々の意思を感じ取り、しかし「この暖かさを持った人類が地球さえ破壊する」というシャアに対して。シャアは人の心の光を知りながらもそれを信じることができなかったが、アムロは人の心を信じた。
 
;「お母さん……!?ララァが!?……うわっ!!」
 
;「お母さん……!?ララァが!?……うわっ!!」
 
:逆襲のシャアのラストでの台詞。この台詞の後にアムロとシャアはサイコフレームの光に包まれ、その姿を消したのであった…。ちなみに、よく見るとアクシズの右下から離脱する一筋の光が見える。これは明らかに剥離した破片などではなく、アクシズから離れようとしている軌道を取っている。これが最後に離脱したνガンダムではないかと解釈され、アムロ生存説の根拠となっている。実は冨野監督のモットーでもあった「完全な幕引き」として主人公とライバルの確実な死が確定しているのだが、どうしても納得できないスタッフがもしかしたら生きているかもしれない、という「可能性」を残したがったために勝手に付け足したものらしい。
 
:逆襲のシャアのラストでの台詞。この台詞の後にアムロとシャアはサイコフレームの光に包まれ、その姿を消したのであった…。ちなみに、よく見るとアクシズの右下から離脱する一筋の光が見える。これは明らかに剥離した破片などではなく、アクシズから離れようとしている軌道を取っている。これが最後に離脱したνガンダムではないかと解釈され、アムロ生存説の根拠となっている。実は冨野監督のモットーでもあった「完全な幕引き」として主人公とライバルの確実な死が確定しているのだが、どうしても納得できないスタッフがもしかしたら生きているかもしれない、という「可能性」を残したがったために勝手に付け足したものらしい。
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
 +
;「行け!フィン・ファンネル!」
 +
:『スーパーロボット大戦シリーズ』などのゲーム作品におけるフィン・ファンネル使用時の台詞。アムロにはハマーンなどのように原作での使用時の掛け声が無いため、ゲーム用に新規収録される流れとなった。<br/>スパロボシリーズプロデューサーの寺田貴信氏によると、事前に用意していた台詞であり、古谷氏の同意を得た上で収録が行われたとの事<ref>[https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1502651115741270023?s=20&t=u86tlRPZnCfJ74qmjj7VRQ 寺田貴信氏のツイート]</ref>。以降、各ゲーム作品において幅広く用いられ、今ではアムロおなじみの台詞として定着している。<br/>なお、他にも古谷氏から必殺技用の掛け声が提案されているが、こちらはさすがに却下されている(後のシリーズに古谷氏が主人公役を務める『鋼鉄ジーグ』が参戦したため「必殺技名を叫ぶ」という希望自体は実現している)。
 
;「ニュータイプを抹殺する機体…アナハイムはなんて物を造り出したんだ!」
 
;「ニュータイプを抹殺する機体…アナハイムはなんて物を造り出したんだ!」
:ゲーム「[[機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT]]」にて。戦闘勝利後に僚機の[[ユニコーンガンダム]]がどういう機体なのかを悟って。
+
:ゲーム『[[機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT]]』にて。戦闘勝利後に僚機の[[ユニコーンガンダム]]がどういう機体なのかを悟って。
 +
;「いけっ! フィンファング!!」
 +
:『ガンダム無双3』『真・ガンダム無双』より、リボーンズガンダムに乗ってGNフィンファングで攻撃する時の台詞。もちろん中の人ネタである。
 +
 
 +
== 迷台詞 ==
 +
=== 機動戦士ガンダム ===
 +
;アムロ「ハヤト、ガンキャノンの弾はまだ残ってるか?」<br/>ハヤト「今のが最後だ!」<br/>アムロ「よし、援護を頼むぞ!」
 +
:第22話より、弾切れだと聞いたのにも関わらず援護しろと無茶ぶりをするアムロ。一方のハヤトは岩を投擲する事で何とかそれに応えている。
 +
;「妙なモビルアーマーです。ボトル・アウトします。岩の後ろへ!」
 +
:第33話より、Gアーマーで哨戒中に新型MA[[ブラウ・ブロ]]と遭遇戦に入り、セイラに分離を促す際に。正しくは「ボルト・アウト」なのだが、これでは「瓶」である。
 +
 
 +
=== 機動戦士ガンダム (冒険王版) ===
 +
;「ええい このスイッチだ!!」
 +
:Vol.1より、ジーンとデニムのザクに勢い良く挑みかかった際に。そして2機まとめて'''ワンパン'''である。コロニーに穴が空かずに済んだのでめでたしめでたし。
 +
;「ざまあみろ!!」
 +
:Vol.2より、ザクを撃墜してこの一言。鋼鉄ジーグ(中の人繋がり)よろしくこのアムロ、実にワイルドである。
 +
;ブライト「アムロ 大気圏内にとびこめ!!」
 +
;「にげろというのか!?」(一部単行本では「にげろというんですか!?」に修正)
 +
;ブライト「バカ!! 避難民の命だってかかってるんだ 突破口をひらくんだ」
 +
;「くそっ しょうがねえな」
 +
:同じくVol.2より、ファルメルの攻撃でピンチに陥り、ブライトから大気圏突入を無理強いされた際に。命懸けな上にバカとまで言われたら、こうも愚痴りたくなるだろう(緊張感に欠けているとはいえ)。結局すんなりと大気圏突入を済ませるのだった。
 +
;「うお――っ!!」<br/>「負けんぞ…………絶対にキサマらなどに負けるものか…!!」
 +
:Vol.4ラストより、[[ガルマ追悼演説|ギレンの演説]]を見たアムロが怒りながら'''モニターをパンチで叩き割る'''という驚愕の(ネタ)展開。全くもってワイルドである。冒険王版でも屈指のネタシーンであるため、スーパーロボット大戦シリーズの一部でもネタにされている事がある。また、『[[A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-|A.O.Ζ Re-Boot]]』作中でもリスペクトとしてモニターを叩き割るシーンが存在している<ref>[https://twitter.com/omechaunit_go/status/1529171629334761472?s=20&t=UpBrKqb7LFlrAmSa-3UIcA 藤岡建機氏のツイート]</ref>。<br/>ただ、さすがに(割れるかはともかく)画面を叩く行為は危ないからか、一部単行本ではギレンの正面絵に差し替えられている。
 +
 
 +
=== 機動戦士Ζガンダム ===
 +
;「止まれ!!フォウ!!」
 +
:『Ζ』第35話のディジェとサイコガンダムの交戦シーンより。本来はカミーユの台詞なのだが、あろうことかアムロのカットインに合わせてカミーユの台詞が流れるというミスが起きている。
 +
 
 +
=== ガンダムビルドファイターズ バトローグ ===
 +
;「…他人の空似だろ!」
 +
:第1話より、直前まで[[リボンズ・アルマーク]]と戦っていたシャアに、なぜリボンズと同じ声をしていたのかと問われた際の返答かつ中の人ネタ。露骨に目を逸らせており、シャアからも「奇怪なことを!」とツッコまれた。しかもツッコミ中のシャアに不意打ちを仕掛ける大人気ない行動にまで出ているが、ものの見事に失敗した。
 +
 
 +
=== ゲーム作品 ===
 
;「シャア……じゃないのか……?」
 
;「シャア……じゃないのか……?」
:ゲーム「ガンダム ザ・スリーディーバトル」のPVにて、[[フル・フロンタル]]の紹介台詞。
+
:ゲーム『ガンダム ザ・スリーディーバトル』のPVにて、[[フル・フロンタル]]の紹介台詞。
 +
;アムロ「シャア……何をやっているんだ」<br>シャア「ア、アムロ……! いや、私にもわからんのだ、これは」<br>アムロ「どうせお前の撒いた種なんだろ」<br>シャア「……礼は言っておく」
 +
:『真・ガンダム無双』より、シャアを襲うハマーンとレコアを倒した後の台詞。
  
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
<!-- :[[機体名]]:説明 -->
 
<!-- :[[機体名]]:説明 -->
 
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
 
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
;[[ガンダム (MS)|ガンダム]]
+
=== 搭乗機 ===
:
+
;[[ガンダム]] / [[ガンダム (THE ORIGIN版)]]
 +
:一年戦争時の主な搭乗機。最終話で大破するまで、数々の敵との名勝負を演じた。
 +
;[[コア・ファイター]]
 +
:複数回搭乗。空中換装や最終回での脱出など印象的なシーンが多い。
 
;[[ガンキャノン]]
 
;[[ガンキャノン]]
:
+
:『1st』第16話で搭乗。[[コズン・グラハム|コズン]]のザク相手に格闘戦を披露した。
 
;[[ガンタンク]]
 
;[[ガンタンク]]
:
+
:『1st』第17話でハヤトと共に搭乗。ブライトの指示を無視しての搭乗だったため、戦闘後に増長を指摘された。
;[[ジム (ORIGIN)]]
+
;[[ジム (THE ORIGIN版)]]
:「THE ORIGIN」で一度だけ搭乗。
+
:『THE ORIGIN』で一度だけ搭乗。ガンダムとの性能差に悩まされながらも[[シャア専用ズゴック]]と死闘を演じた。
 
;[[G-3ガンダム]]
 
;[[G-3ガンダム]]
:小説版1st後半の搭乗機。
+
:小説版『1st』後半の搭乗機。
 +
;オプチカ
 +
:『Ζ』第13話で使用した自家用機。形状を見る限り、実在機であるエジレイ EA-7 オプティカと同一またはレプリカ機と思われる。軟禁されている間、邸宅からの移動手段として用いていた。
 +
;大型輸送機
 +
:『Ζ』第14話で搭乗。カラバと合流するため空港で強奪し、アウドムラと交戦中の[[アッシマー]]に特攻を掛けた。
 +
;[[ジーライン スタンダードアーマー]]
 +
:『Z Define』において養成教官時にシミュレーターで搭乗。
 
;[[リック・ディアス]]
 
;[[リック・ディアス]]
:
+
:『Ζ』での最初の搭乗機。7年越しの復帰でありながら、一年戦争を戦い抜いた者としての実力を遺憾なく発揮した。
 +
;[[零式弐型]]
 +
:『Z Define』でキリマンジャロ基地攻略戦から搭乗。
 
;[[ディジェ]]
 
;[[ディジェ]]
:
+
:TV版『Ζ』後半から搭乗。アムロの乗機では初のジオン系モビルスーツ。
;[[ΖプラスA1型 (テスト機カラー)]]
+
;[[Ζプラス (アムロ・レイ専用機)]]
:
+
:稼動試験時に搭乗。以降は[[Ζガンダム3号機]]に搭乗したとされるが、そちら(と[[ホワイト・ゼータ]])には「[[ホワイト・ユニコーン]]」のコードネームを持つ人物の搭乗が確認されている。
;[[Ζガンダム3号機]]<br />[[ホワイト・ゼータ]]
 
:パイロットの「ホワイト・ユニコーン」はアムロではないかと言われている。
 
 
;[[シュツルム・ディアス]]
 
;[[シュツルム・ディアス]]
:小説版ΖΖの乗機。
+
:小説版『ΖΖ』での搭乗機。
 
;[[メガゼータ]]
 
;[[メガゼータ]]
:
+
:『逆襲のギガンティス』での搭乗機。
;[[リック・ディジェ]]
+
;[[リック・ディジェ]] / [[リック・ディジェ改]] / [[ジェダ (アムロ・レイ大尉機)]]
:
+
:『ムーンガンダム』での搭乗機。
 
;[[リ・ガズィ]]
 
;[[リ・ガズィ]]
:
+
:『逆襲のシャア』冒頭で搭乗。
 
;[[νガンダム]]
 
;[[νガンダム]]
:最後の乗機。基礎設計も担当した。
+
:最後の乗機。基礎設計も担当している。
 
;[[ジェダ]]
 
;[[ジェダ]]
:「ハイ・ストリーマー」で搭乗している。
+
:『ハイ・ストリーマー』で搭乗。
 
;[[ジェガン]]
 
;[[ジェガン]]
:「ベルトーチカ・チルドレン」で一度だけ搭乗。
+
:『ベルトーチカ・チルドレン』で一度だけ搭乗。
;[[Hi-νガンダム]]
+
;[[Hi-νガンダム]] (ベルチル版νガンダム)
:「ベルトーチカ・チルドレン」での乗機。
+
:『ベルトーチカ・チルドレン』での乗機。
 
;[[νガンダムHWS装備型]]
 
;[[νガンダムHWS装備型]]
:「ガンダムUC テスタメント」にて搭乗。
+
:『ガンダムUC テスタメント』にて搭乗。
 +
;[[ジム・コマンド]]
 +
:『[[機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE|ガンダムUCE]]』にてシャイアン基地赴任時に搭乗。
 +
 
 +
=== 関連機体 ===
 
;[[ガンダムF90|ガンダムF90 1号機]]
 
;[[ガンダムF90|ガンダムF90 1号機]]
 
:「Type-A.R」と呼ばれるOSが搭載されている。
 
:「Type-A.R」と呼ばれるOSが搭載されている。
 
;[[アマクサ]]
 
;[[アマクサ]]
:アムロの戦闘データをインプットさせた[[バイオ脳]]が搭載されている。
+
:[[木星帝国]]のモビルスーツ。最初に開発された無人機にはアムロの戦闘データを学習させた[[バイオ脳]]が搭載されている。
 +
;[[ガンダム (RX-78F00)]]
 +
:搭載されているサポートAIは「アムロ」を捩ったのか「Aæ-MU-Ro-0」と名付けられている。
 +
;[[νガンダム・アムロプラン]]
 +
:νガンダムの開発にあたってアムロが独自に考案した試作案。
 +
;[[リバーシブルガンダム]]
 +
:『[[ガンダムビルドファイターズ バトローグ]]』にて、アムロの疑似人格AIが[[リボンズ・アルマーク]]の疑似人格AIから交代する形で操縦した。
 +
 
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== 余談 ==
 +
*アムロは作中で実家が地球にあることが語られており、それを[[カイ・シデン]]に「地球に家がありゃあエリートさ」と皮肉られたことがあるが、実はアムロの出身地は(現在の)鳥取県であることが安彦良和氏によって明かされている。そのため鳥取県では意外とこの事実は知られているそうな。ちなみにアムロの母親が難民キャンプのボランティアをしていたのは山陰地方であることも明かされている。
 +
*アムロを演じた声優の古谷徹氏は当時は若いながら卓越した技量で「巨人の星」の星飛雄馬や「鋼鉄ジーグ」の司馬宙などの快活で熱血なキャラクターを務めたことで有名だが、機動戦士ガンダムのアムロ・レイは内向的な少年というこれまでと全く違った毛色のキャラクターであった。ところが古谷氏のアムロは「はまり役」として大成功。古谷氏の新たな魅力を引き出した。あまりにもハマり役であったことからか、古谷氏は「自分がガンダムに出るときはアムロ以外はやらない」と明言するほど。
  
 
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=== フィギュア ===
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== 話題まとめ ==
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== 資料リンク ==
<!-- *[[namazu:アムロ・レイ]] (全文検索結果) -->
+
*[http://www.gundam.jp/tv/world/character/ef01.html#01 機動戦士ガンダム公式Web:アムロ・レイ]
-アムロは作中で実家が地球にあることが語られており、それを[[カイ・シデン]]に「地球に家がありゃあエリートさ」と皮肉られたことがあるが、実はアムロの出身地は(現在の)鳥取県であることが安彦良和氏によって明かされている。そのため鳥取県では意外とこの事実は知られているそうな。ちなみにアムロの母親が難民キャンプのボランティアをしていたのは山陰地方であることも明かされている。
+
*[http://www.z-gundam.net/character/karaba.html#chara01 『機動戦士Ζガンダム』公式サイト:アムロ・レイ]
-アムロを演じた声優の古谷徹氏は当時は若いながら卓越した技量で「巨人の星」の星飛雄馬や「鋼鉄ジーグ」の司馬宙などの快活で熱血なキャラクターを務めたことで有名だが、機動戦士ガンダムのアムロ・レイは内向的な少年というこれまでと全く違った毛色のキャラクターであった。ところが古谷氏のアムロは「はまり役」として大成功。古谷氏の新たな魅力を引き出した。あまりにもハマり役であったことからか、古谷氏は「自分がガンダムに出るときはアムロ以外はやらない」と明言するほど。
+
*[http://www.gundam-cca.net/character/01.html 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト:アムロ・レイ]
 +
*[https://www.huffingtonpost.jp/2015/11/16/amuro-rei-tottori_n_8573028.html 『HUFFPOST』:アムロ・レイは鳥取県出身? 制作会社のサンライズ「触れないで」【機動戦士ガンダム】]
  
 +
== リンク ==
 +
*[[登場人物]]
  
== 資料リンク ==
+
== 脚注 ==
<!-- *[[一覧:アムロ・レイ]] -->
+
<references />
 +
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
  
== リンク ==
+
{{DEFAULTSORT:あむろ れい}}
*[[登場人物]]
+
[[Category:登場人物あ行]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダム]]
 +
[[Category:機動戦士Ζガンダム]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 +
<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->

2024年2月8日 (木) 20:25時点における最新版

アムロ・レイ
漢字表記 安室 嶺
外国語表記 Amuro Ray
登場作品
声優 古谷徹
代永翼(ガンダムさん)
デザイン 安彦良和(1st、Ζ)
北爪宏幸(CCA)
テンプレートを表示
プロフィール
異名 白き流星(バンプレスト系ゲーム作品など)
種族 人間(アースノイド
性別 男性
生年月日 宇宙世紀0063年11月4日もしくは0064年11月4日
年齢 15歳(1st)⇒ 22歳(Ζ)⇒ 29歳(CCA)
没年月日 宇宙世紀0093年3月12日(行方不明)
出身
  • 山陰地方(TV版『1st』)
  • プリンスルパート(劇場版『1st』)
  • ロサリトまたは鳥取県(THE ORIGIN)
身長 168cm(1st)⇒ 172cm(CCA)
血液型 AB型
職業 民間人 ⇒ MSパイロット、ロンド・ベルMS部隊長
所属組織 民間人 ⇒ 地球連邦軍カラバ ⇒ 地球連邦軍
所属部隊
1st
ホワイトベース隊第13独立部隊
CCA
ロンド・ベル
階級 曹長(TV版『1st』)、少尉(劇場版『1st』)⇒ 大尉(Ζ、CCA)⇒ 中佐[1](UC)
主な搭乗機
テンプレートを表示

アムロ・レイは、『機動戦士ガンダム』の主人公。

概要[編集 | ソースを編集]

1stガンダム[編集 | ソースを編集]

連邦軍技術士官テム・レイの息子。自身もメカ弄りの得意な少年として面識のないミライにも知られていた。地球生まれで、両親の別居に際して父親と共にサイド7に移住。サイド7で試作モビルスーツガンダム」を操縦してジオン潜入部隊を撃破。なし崩しにパイロットとして連戦する羽目になる。乗機は後に、アムロのニュータイプ能力の成長に合わせてマグネットコーティングを施された。

一年戦争当時は軍属でなかった事や内向的な性格故か色々と問題行動が多かったが多くの人物との出会いと別れにより大きく成長していき、ニュータイプ能力を開花させた。

Ζガンダム[編集 | ソースを編集]

一年戦争の後、英雄的扱いを受けるが、「ニュータイプ」を危険視する上層部によって地球で事実上の軟禁状態に置かれてしまう。が、反政府組織カラバのメンバーであるハヤト・コバヤシの養子となっていたカツ・コバヤシに説得され、再び戦場に戻る。その卓越した操縦技術で活躍し、シャアやカミーユを支援した。

作中での乗機はリック・ディアスディジェ。また、カラバが開発したΖガンダム量産機ΖプラスA1型 (テスト機カラー)Ζガンダム3号機に乗っていたとする説もあり、これらの情報の相違については、カラバの手による情報操作や影武者の存在があったと思われる(漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』では、影武者を演じた女性がその事実を明言していた)。

ララァ・スンを失った哀しい記憶のせいか、宇宙には上がらなかった。

逆襲のシャア[編集 | ソースを編集]

ネオ・ジオンの総帥となったシャア・アズナブルは依然として地球にしがみつく人々の存在に絶望し、人類の粛正を目論む。それを察知したアムロは所属するロンド・ベル隊と共に最後の決着をつけるべく、戦いに向かう。当初はリ・ガズィに乗っていたが、後に自ら設計したνガンダムに乗り換え、シャアとの長きに渡る因縁に決着をつけるために戦った。最後は地球に落ちるアクシズを、己のニュータイプ能力とサイコフレームの力でもって押し返すが、その後、消息不明となる。連邦軍の公式記録では戦死という事になっているが、彼の生存を信じ続けた者も少なくなかったという。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

アニメ作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム
主人公。当時のアニメ主人公としては珍しいタイプのキャラクター造形。特定の物や人物に対する執着が薄く、漠然とした守るべき場所や人たちはあっても特定の人(恋人など)や物(組織や理念)は持ち合わせておらず、そこをララァに指摘されたこともあった。
当初はナイーブな若者といった性格だったが、物語の進行とともに成長を遂げていく。
機動戦士Ζガンダム
前作主人公という立場のため、出番自体は控えめ。だが、短い出番ながらも活躍は目覚ましい。
機動戦士ガンダムΖΖ
TV版ではOPのみの登場で直接登場はしなかったが、ブライトとハヤトの会話から宇宙に上がっていたようだ。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
主人公に復帰。宿命のライバル・シャアとの決着が描かれる。
機動戦士ガンダムUC
対外的には故人扱いで、episode 5に名前と写真が登場するのみ。二階級特進によって中佐となっている。
episode 7ではフル・フロンタルに語りかける思念体として登場。これについて原作者の福井氏は「“死んだから出てきた”とは限らない。生き霊かもしれない」と述べており、あくまでも死んだかどうかは不明扱いとなっている。
ガンダムビルドファイターズ バトローグ
第1話にリバーシブルガンダムの疑似人格AIとして登場。当初はリボンズの疑似人格AIを使用していたが、相手のバリスティックザクに追い詰められた際にアムロの疑似人格AIへと変更。死闘の末、相討ちとなり引き分けに終わった。なお、この時の服装は『Ζ』第8話のエマ・シーンの回想に登場するアムロが着ていた物とほぼ同一である(胸のワッペンの文字が異なる)。

漫画作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム (冒険王版)
アニメ版と違って熱血漢として描かれていた。
機動戦士ガンダムF90
名前と写真のみ登場する。また、F90 1号機に搭載された擬似人格「Type-A.R」は彼のデータを元にしている。
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
名前が登場。また、一年戦争時のコアファイターからコピーされた彼の戦闘データが木星帝国の残党に渡り、それを移植したバイオ脳アマクサのパイロットとして登場している。
機動戦士ムーンガンダム
結成間もないロンド・ベルのエース・パイロットとして活躍した。搭乗機はディジェを宇宙用に改造したリック・ディジェとその現地改修機であるリック・ディジェ改
episode.1冒頭のティターンズ残党との戦闘では一年戦争から培ってきた操縦技術を生かし、搭乗機を中破しながらもニュータイプ専用機のG-ドアーズを撃破している。

小説作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム (小説版)
連邦の志願兵となっている。また、終盤にはシャアの考えに気づいて手を貸そうとするが、直後にルロイ・ギリアムリック・ドムに撃墜されて戦死している。
機動戦士ガンダムΖΖ(小説版)
ベルトーチカ・イルマと共に登場し、ジュドー達と言葉を交わしている。この際はカラバのパイロットとして、シュツルム・ディアスに乗って地上で戦っている。こちらでも前作同様宇宙に上がることはなかったが、行方不明になったシャアが何らかの行動を起こす事を確信しており、彼との決着のためにいずれ必ず宇宙へ上がる決意を固めていた。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
主人公。劇場版とは異なるストーリーとなっている。
本作ではチェーンとは付き合っておらず、恋人はベルトーチカのまま。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
名前のみ登場する。

人間関係[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム[編集 | ソースを編集]

家族[編集 | ソースを編集]

テム・レイ
父親。連邦軍の技術士官で第1話で離ればなれになった。実はアムロとジオン兵との交戦でコロニー外壁に穴をあけてしまい、テムは流出する空気に巻き込まれて宇宙空間へと放り出されてしまっていた。幸い宇宙服を着用していたため生還することはできたものの、救出が遅かったために酸素欠乏症にかかってしまっていた(つまりアムロが原因の一端でもある)。後に再会したときにはその変わり様に衝撃を受けていた。
劇場版ファーストでは階段から落ちており、小説版では死亡した事が明記されていたが、アムロ自身がそれを知っていたかは定かではない(小説『ベルトーチカ・チルドレン』では知っている)。
カマリア・レイ
母親。アムロ及びテムとは別居して地上に残っており、アムロと再会した時は軍人となって銃を構える彼に衝撃を受けていた。一年戦争後も難民キャンプで働いていたが、アムロと再び会うことは無かった。

サイド7時代[編集 | ソースを編集]

フラウ・ボゥ
隣に住んでいるアムロの幼馴染。
ハヤト・コバヤシ
アムロの幼馴染の少年。戦果を上げるアムロのガンダムを、ガンタンクのコックピットから羨望と嫉妬を込めて見ていたが、『Ζ』時代は良き戦友関係。『ΖΖ』の小説版ではアムロがハヤトの戦死に居合わせており、仲間の死にショックを受けていた。

ホワイトベース[編集 | ソースを編集]

ブライト・ノア
一年戦争時はホワイトベースの艦長として、シャアの反乱時はラー・カイラムの艦長としてアムロと一緒に戦った。『機動戦士ガンダムUC』の時代には、ラー・カイラムの艦長室にアムロの遺影が飾られている。一年戦争時の呼び名は「ブライトさん」だったが、大人になってからは「ブライト」と呼び捨てるようになっている(ブライトのほうも自然に応対しているので、お互いに気を遣わない対等な戦友として接するようになったと言える)。
カイ・シデン
皮肉屋であるが、彼もまた成長してアムロ達のバックアップをする。
セイラ・マス
アニメにおいてはあくまでも仲間であるが、小説版では大人の関係を結んでいる。

地球連邦軍[編集 | ソースを編集]

マチルダ・アジャン
少年アムロにとっては憧れの大人の女性。

ジオン公国軍[編集 | ソースを編集]

シャア・アズナブルクワトロ・バジーナ
日本のロボットアニメ史上最も有名なライバル。クワトロとして穏やかにモビルスーツパイロットのみ務めていた時は仲が良かったが、野心に目覚めるシャアとなると気持ちを理解しつつも真っ向から否定した。
ララァ・スン
ニュータイプとして心を通わせたが、結果、シャアとアムロの板ばさみになってしまう。最後は、シャアを庇って死亡。この死がアムロとシャアを長く苦しめる事になり、逆シャアにおいても夢の中で登場する。
ランバ・ラル
シャアに次ぐ強敵であり、また彼との出会いと戦いによって戦士として成長していく。

機動戦士Ζガンダム[編集 | ソースを編集]

カミーユ・ビダン
当初はガンダムMk-IIに乗る彼を見てハヤトに怒りを燃やす事もあったが、先輩として良きアドバイザーとなる。
エマ・シーン
幽閉時代に友人と旅行中であった彼女と出会う。
ベルトーチカ・イルマ
鬱屈していたアムロを奮起させ、やがて恋仲に落ちた。正史ではその後別れたが、『ベルトーチカ・チルドレン』では彼女との間に一児をもうけている。
ハサウェイ・ノア
ブライトの息子であり、『逆襲のシャア』の時代では、ハサウェイにとっての良き大人であったが、付き合いが短かった。後にクェスを殺した恋人のチェーンを逆に殺害した本人であるが、アムロは行方不明になったため、それに気付くことはなかった。

機動戦士ゼータガンダム1/2[編集 | ソースを編集]

アムロ・レイ (影武者)
カラバに数人存在するとされている影武者の内の1人で女性

GUNDAM EVOLVE[編集 | ソースを編集]

ホワイト・ユニコーン
『GUNDAM EVOLVE../9』に登場するアムロに酷似した人物。同一人物か別人かは不明。

機動戦士ガンダムΖΖ[編集 | ソースを編集]

ジュドー・アーシタ
原作ではTV版では共演せず、小説版や一部の漫画作品で共演。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア[編集 | ソースを編集]

ロンド・ベル[編集 | ソースを編集]

チェーン・アギ
本作でのアムロの恋人。νガンダムの開発に携わり、配備後も整備を担当していた。
チェーンが殺害された後、アムロは彼女の持っていたサイコフレームのサンプルからその意思を感じ取っていると思われる描写がある。

ネオ・ジオン[編集 | ソースを編集]

クェス・パラヤ
インドの山奥で修行したニュータイプ少女。アムロに興味津々だったが、チェーンを愛するアムロに愛想を尽かしてしまい、シャアを選ぶ。終いには「あんた、ちょっとセコいよ」とまで言われる始末だった。一方、アムロにとっては単に「煩わしい子供」程度の認識だった。
ギュネイ・ガス
シャアへの対抗心からνガンダムを奪おうとする。後にアムロによって撃墜され、戦死した。

名台詞[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム[編集 | ソースを編集]

「こいつ……動くぞ」
ガンダムに初めて乗る際、コックピットのコンソールを眺めながら。いくらメカに詳しいと言っても最新兵器を動かしてしまうアムロの非凡さが見て取れる。後にニュータイプの特性である「見たものを正しく理解できる」という形となって受け継がれていく。
「アムロ、行きまーす!!」
有名なガンダム発進時の台詞。古谷氏もお気に入りの台詞。後のガンダムシリーズでもアムロに声が非常に良く似たあるキャラが似たような台詞を発言している他、古谷氏が演じる『ビデオ戦士レザリオン』の主人公・香取敬もこのセリフを放つ。ただし、実際にはこの台詞は数回しか口にしていない(ガンダムではなくコアファイターに乗っていた際にも口にした事があった。また全く同じと言うわけではないが、似たような台詞も口にした事がある)。
「二度もぶった!親父にもぶたれたことないのに!」
ブライトから立て続けに叩かれた時に言った言葉。
「僕が一番、ガンダムを上手く扱えるんだ……!!」
独房入りにされた際の台詞。
「僕は……あの人に勝ちたい……!」
「自分に勝ったのはガンダムの性能のおかげ」と指摘したランバ・ラルへの対抗心からの発言。
「あ、圧倒的じゃないか…!!」
ビグ・ザムの図体と威力を見てこの発言。
「僕は……取り返しのつかないことをしてしまった……」
心ならずもララァを討ってしまった際の台詞。以降のアムロとシャアの苦しみの元となる。
「この距離では四方からの攻撃は無理だな、シャア!」
「なぜララァを巻き込んだのだ!?ララァは戦いをする人ではなかった!」
「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」
ア・バオア・クー攻略戦でシャア・アズナブルの乗るジオングと交戦し、頭部を破壊された時の台詞。研ぎ澄まされたアムロのNT感覚の前には、メインカメラの有無は関係無いのかも知れない。既に人間の域を超えている。後に『F90』のデフ・スタリオンも同様の台詞を言っている。
「ごめんよ……まだ僕には、帰れるところがあるんだ……こんなにうれしいことはない……わかってくれるよね?……ララァには、いつでも会いにいけるから……」
ファーストの最終回を締めくくったセリフ。ここだけを見ると、完全に吹っ切ったように思えるのだが、シャア程ではないものの13年間も取り憑かれるハメに。

機動戦士Ζガンダム劇場版[編集 | ソースを編集]

「カミーユ!正面やや下、バズーカだ!」
「後ろにも目をつけるんだ!」
第16話、アッシマーと交戦中のカミーユに対する指示の数々。濃霧の中にも関わらず敵の位置を的確に察知し、さらにはハイザックのバックパックのみを破壊する芸当を見せるアムロに、カミーユもたじたじだった。
「人の善意を無視する奴は、一生苦しむぞ。カミーユ!」
第20話より、捨て身でカミーユを宇宙に戻そうとするフォウの意思を感じ取っての台詞。ビーム・ピストルを向けてでもカミーユに脱出を促した。
「人は同じ過ちを繰り返す……全く……!!」
第36話にて、フォウ・ムラサメの死でララァと同じ苦い記憶を想起させた台詞。宇宙世紀は1世紀以上経っても、同じ過ちを繰り返すのである…。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア[編集 | ソースを編集]

「エゴだよ、それは!」
逆襲のシャアで初めてアムロとシャアが対峙した際に人類を粛正する事を言い放ったシャアに対する否定の言葉。「エゴ」とは他人が蒙る被害を考えずに自らの考えを押し通す事である。いわゆる『富野語』の代表格。
「ふざけるな!たかが石っころ一つ、ガンダムで押し出してやる!!」
アクシズの落下を確信し、あざ笑うシャアに対して。その言葉通り、νガンダムをアクシズに向けて直進させる。
「貴様ほど急ぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!」
アムロとシャアの二人に共通していたことは「人類は変われる」「人類すべてがニュータイプになれば戦争がなくなる」という点であったが、シャアは地球に執着する限り人類は変われず、人類を産み、育んできた地球を保全しなければならないという点において、シャアは焦っていた(あるいはアムロの認識が甘かった)。そのためシャアは地球寒冷化作戦を実行し、地球を人の住めない星にしなければならなかった。アムロは地球が限界を迎える前に「人類の知恵はそんなものだって乗り越えられる」と信じており、また地球に居ながらにしても人は変われると人類を信じていた。
νガンダムは伊達じゃない!」
アクシズを押し返す時の決め台詞。後に小説版『UC』のバナージがほぼ同様の台詞を言っている(ただしバナージ本人がこの台詞を知っている可能性は低く、偶然の可能性もある)。
「やめてくれ、こんなことにつきあう必要はない……下がれ!来るんじゃない!」
「ギラ・ドーガまで……無理だよ、みんな下がれ!」
「ダメだ!摩擦熱とオーバーロードで自爆するだけだぞ!」「もういいんだ、みんなやめろ!!」
連邦軍もジオン軍も関係なく、アクシズを押し戻そうと続々と集まってくる。しかしそもそも無茶な試みに、次々に脱落していく。中には爆装(爆弾装備)している機体もあり、爆散する機体も。しかし誰ひとり逃げようとしない姿にアムロの悲痛な叫びが響く。ちなみに、あの「ロンドベルばかりにいい思いはさせませんよ!」や「地球がダメになるかならないかなんだ。やってみる価値、ありますぜ!」もこのシーンで飛び出した。名台詞のオンパレード。
「離れろ!……っガンダムの力は……!」
わが身を省みずに地球を守ろうとする人の意思が集中し、サイコフレームがオーバーロードを起こす。周囲は光のカーテンに覆われ、集ったモビルスーツ達が跳ね飛ばされていく。後に「アクシズ・ショック」と呼ばれる現象である。
「分かってるよ!だから、世界に人の心の光を見せなければならないんだろ!?」
サイコフレームに集中した人々の意思を感じ取り、しかし「この暖かさを持った人類が地球さえ破壊する」というシャアに対して。シャアは人の心の光を知りながらもそれを信じることができなかったが、アムロは人の心を信じた。
「お母さん……!?ララァが!?……うわっ!!」
逆襲のシャアのラストでの台詞。この台詞の後にアムロとシャアはサイコフレームの光に包まれ、その姿を消したのであった…。ちなみに、よく見るとアクシズの右下から離脱する一筋の光が見える。これは明らかに剥離した破片などではなく、アクシズから離れようとしている軌道を取っている。これが最後に離脱したνガンダムではないかと解釈され、アムロ生存説の根拠となっている。実は冨野監督のモットーでもあった「完全な幕引き」として主人公とライバルの確実な死が確定しているのだが、どうしても納得できないスタッフがもしかしたら生きているかもしれない、という「可能性」を残したがったために勝手に付け足したものらしい。

その他[編集 | ソースを編集]

「行け!フィン・ファンネル!」
『スーパーロボット大戦シリーズ』などのゲーム作品におけるフィン・ファンネル使用時の台詞。アムロにはハマーンなどのように原作での使用時の掛け声が無いため、ゲーム用に新規収録される流れとなった。
スパロボシリーズプロデューサーの寺田貴信氏によると、事前に用意していた台詞であり、古谷氏の同意を得た上で収録が行われたとの事[2]。以降、各ゲーム作品において幅広く用いられ、今ではアムロおなじみの台詞として定着している。
なお、他にも古谷氏から必殺技用の掛け声が提案されているが、こちらはさすがに却下されている(後のシリーズに古谷氏が主人公役を務める『鋼鉄ジーグ』が参戦したため「必殺技名を叫ぶ」という希望自体は実現している)。
「ニュータイプを抹殺する機体…アナハイムはなんて物を造り出したんだ!」
ゲーム『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT』にて。戦闘勝利後に僚機のユニコーンガンダムがどういう機体なのかを悟って。
「いけっ! フィンファング!!」
『ガンダム無双3』『真・ガンダム無双』より、リボーンズガンダムに乗ってGNフィンファングで攻撃する時の台詞。もちろん中の人ネタである。

迷台詞 [編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム [編集 | ソースを編集]

アムロ「ハヤト、ガンキャノンの弾はまだ残ってるか?」
ハヤト「今のが最後だ!」
アムロ「よし、援護を頼むぞ!」
第22話より、弾切れだと聞いたのにも関わらず援護しろと無茶ぶりをするアムロ。一方のハヤトは岩を投擲する事で何とかそれに応えている。
「妙なモビルアーマーです。ボトル・アウトします。岩の後ろへ!」
第33話より、Gアーマーで哨戒中に新型MAブラウ・ブロと遭遇戦に入り、セイラに分離を促す際に。正しくは「ボルト・アウト」なのだが、これでは「瓶」である。

機動戦士ガンダム (冒険王版) [編集 | ソースを編集]

「ええい このスイッチだ!!」
Vol.1より、ジーンとデニムのザクに勢い良く挑みかかった際に。そして2機まとめてワンパンである。コロニーに穴が空かずに済んだのでめでたしめでたし。
「ざまあみろ!!」
Vol.2より、ザクを撃墜してこの一言。鋼鉄ジーグ(中の人繋がり)よろしくこのアムロ、実にワイルドである。
ブライト「アムロ 大気圏内にとびこめ!!」
「にげろというのか!?」(一部単行本では「にげろというんですか!?」に修正)
ブライト「バカ!! 避難民の命だってかかってるんだ 突破口をひらくんだ」
「くそっ しょうがねえな」
同じくVol.2より、ファルメルの攻撃でピンチに陥り、ブライトから大気圏突入を無理強いされた際に。命懸けな上にバカとまで言われたら、こうも愚痴りたくなるだろう(緊張感に欠けているとはいえ)。結局すんなりと大気圏突入を済ませるのだった。
「うお――っ!!」
「負けんぞ…………絶対にキサマらなどに負けるものか…!!」
Vol.4ラストより、ギレンの演説を見たアムロが怒りながらモニターをパンチで叩き割るという驚愕の(ネタ)展開。全くもってワイルドである。冒険王版でも屈指のネタシーンであるため、スーパーロボット大戦シリーズの一部でもネタにされている事がある。また、『A.O.Ζ Re-Boot』作中でもリスペクトとしてモニターを叩き割るシーンが存在している[3]
ただ、さすがに(割れるかはともかく)画面を叩く行為は危ないからか、一部単行本ではギレンの正面絵に差し替えられている。

機動戦士Ζガンダム [編集 | ソースを編集]

「止まれ!!フォウ!!」
『Ζ』第35話のディジェとサイコガンダムの交戦シーンより。本来はカミーユの台詞なのだが、あろうことかアムロのカットインに合わせてカミーユの台詞が流れるというミスが起きている。

ガンダムビルドファイターズ バトローグ[編集 | ソースを編集]

「…他人の空似だろ!」
第1話より、直前までリボンズ・アルマークと戦っていたシャアに、なぜリボンズと同じ声をしていたのかと問われた際の返答かつ中の人ネタ。露骨に目を逸らせており、シャアからも「奇怪なことを!」とツッコまれた。しかもツッコミ中のシャアに不意打ちを仕掛ける大人気ない行動にまで出ているが、ものの見事に失敗した。

ゲーム作品[編集 | ソースを編集]

「シャア……じゃないのか……?」
ゲーム『ガンダム ザ・スリーディーバトル』のPVにて、フル・フロンタルの紹介台詞。
アムロ「シャア……何をやっているんだ」
シャア「ア、アムロ……! いや、私にもわからんのだ、これは」
アムロ「どうせお前の撒いた種なんだろ」
シャア「……礼は言っておく」
『真・ガンダム無双』より、シャアを襲うハマーンとレコアを倒した後の台詞。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

搭乗機 [編集 | ソースを編集]

ガンダム / ガンダム (THE ORIGIN版)
一年戦争時の主な搭乗機。最終話で大破するまで、数々の敵との名勝負を演じた。
コア・ファイター
複数回搭乗。空中換装や最終回での脱出など印象的なシーンが多い。
ガンキャノン
『1st』第16話で搭乗。コズンのザク相手に格闘戦を披露した。
ガンタンク
『1st』第17話でハヤトと共に搭乗。ブライトの指示を無視しての搭乗だったため、戦闘後に増長を指摘された。
ジム (THE ORIGIN版)
『THE ORIGIN』で一度だけ搭乗。ガンダムとの性能差に悩まされながらもシャア専用ズゴックと死闘を演じた。
G-3ガンダム
小説版『1st』後半の搭乗機。
オプチカ
『Ζ』第13話で使用した自家用機。形状を見る限り、実在機であるエジレイ EA-7 オプティカと同一またはレプリカ機と思われる。軟禁されている間、邸宅からの移動手段として用いていた。
大型輸送機
『Ζ』第14話で搭乗。カラバと合流するため空港で強奪し、アウドムラと交戦中のアッシマーに特攻を掛けた。
ジーライン スタンダードアーマー
『Z Define』において養成教官時にシミュレーターで搭乗。
リック・ディアス
『Ζ』での最初の搭乗機。7年越しの復帰でありながら、一年戦争を戦い抜いた者としての実力を遺憾なく発揮した。
零式弐型
『Z Define』でキリマンジャロ基地攻略戦から搭乗。
ディジェ
TV版『Ζ』後半から搭乗。アムロの乗機では初のジオン系モビルスーツ。
Ζプラス (アムロ・レイ専用機)
稼動試験時に搭乗。以降はΖガンダム3号機に搭乗したとされるが、そちら(とホワイト・ゼータ)には「ホワイト・ユニコーン」のコードネームを持つ人物の搭乗が確認されている。
シュツルム・ディアス
小説版『ΖΖ』での搭乗機。
メガゼータ
『逆襲のギガンティス』での搭乗機。
リック・ディジェ / リック・ディジェ改 / ジェダ (アムロ・レイ大尉機)
『ムーンガンダム』での搭乗機。
リ・ガズィ
『逆襲のシャア』冒頭で搭乗。
νガンダム
最後の乗機。基礎設計も担当している。
ジェダ
『ハイ・ストリーマー』で搭乗。
ジェガン
『ベルトーチカ・チルドレン』で一度だけ搭乗。
Hi-νガンダム (ベルチル版νガンダム)
『ベルトーチカ・チルドレン』での乗機。
νガンダムHWS装備型
『ガンダムUC テスタメント』にて搭乗。
ジム・コマンド
ガンダムUCE』にてシャイアン基地赴任時に搭乗。

関連機体 [編集 | ソースを編集]

ガンダムF90 1号機
「Type-A.R」と呼ばれるOSが搭載されている。
アマクサ
木星帝国のモビルスーツ。最初に開発された無人機にはアムロの戦闘データを学習させたバイオ脳が搭載されている。
ガンダム (RX-78F00)
搭載されているサポートAIは「アムロ」を捩ったのか「Aæ-MU-Ro-0」と名付けられている。
νガンダム・アムロプラン
νガンダムの開発にあたってアムロが独自に考案した試作案。
リバーシブルガンダム
ガンダムビルドファイターズ バトローグ』にて、アムロの疑似人格AIがリボンズ・アルマークの疑似人格AIから交代する形で操縦した。

余談[編集 | ソースを編集]

  • アムロは作中で実家が地球にあることが語られており、それをカイ・シデンに「地球に家がありゃあエリートさ」と皮肉られたことがあるが、実はアムロの出身地は(現在の)鳥取県であることが安彦良和氏によって明かされている。そのため鳥取県では意外とこの事実は知られているそうな。ちなみにアムロの母親が難民キャンプのボランティアをしていたのは山陰地方であることも明かされている。
  • アムロを演じた声優の古谷徹氏は当時は若いながら卓越した技量で「巨人の星」の星飛雄馬や「鋼鉄ジーグ」の司馬宙などの快活で熱血なキャラクターを務めたことで有名だが、機動戦士ガンダムのアムロ・レイは内向的な少年というこれまでと全く違った毛色のキャラクターであった。ところが古谷氏のアムロは「はまり役」として大成功。古谷氏の新たな魅力を引き出した。あまりにもハマり役であったことからか、古谷氏は「自分がガンダムに出るときはアムロ以外はやらない」と明言するほど。

商品情報[編集 | ソースを編集]

フィギュア [編集 | ソースを編集]

資料リンク [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 『CCA』でのMIAによる二階級特進
  2. 寺田貴信氏のツイート
  3. 藤岡建機氏のツイート