機動戦士ガンダムSEED

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機動戦士ガンダムSEED
外国語表記 Mobile Suit Gundam SEED
原作 矢立 肇
富野由悠季
監督 福田己津央
シリーズ構成 両澤千晶
キャラクターデザイン 平井久司
メカニックデザイン 大河原邦男
山根公利
美術 池田繁美 (監督)
音楽 佐橋俊彦
音響 浦上靖夫 (監督)
撮影 葛山剛士 (監督)
制作 サンライズ
編集 森田清次
企画 サンライズ
プロデューサー 竹田青滋 (MBS)
古澤文邦 (サンライズ)
放送期間
  • 2002年10月15日~2003年9月27日 (TV放送版)
  • 2012年1月3日~2012年11月27日 (HDリマスター版)
話数
  • 50話 (TV放送版)
  • 48話 (HDリマスター版)
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    概要[編集 | ソースを編集]

    富野由悠季氏以外の監督で初めて「機動戦士」と名付けられた作品。

    分かり易いMS、ガンダムW以上にビジュアルを中心としたキャラクター、OP・EDのレベルの高さなどが重なり、1stガンダム関係の商品売り上げ額を塗り替えた作品。続編の機動戦士ガンダムSEED DESTINYも製作された。

    放映終了後も根強いファンが多く、本作品の人気の高さが伺える。世界観の完成度も高く広大で、作品内では描き切れなかった話が外伝のASTRAYシリーズで補完されていることが多い。

    HDリマスター版[編集 | ソースを編集]

    2011年10月に発表された企画「HDリマスタープロジェクト」で製作されているリマスタリング版。総集編などの一部内容を再編集し、新作カット・新規収録を多数追加している(スペシャルエディションや続編のカットも含まれている)。あくまでも「HDリマスター」であり「リメイク」ではないので、物語の大筋や顛末は変更されていない。2nd及び3rdEDテーマ曲が「Distance」に変更された。

    ストーリー[編集 | ソースを編集]

    コズミック・イラC.E.)70。

    血のバレンタイン」の悲劇によって、地球・プラント間の緊張は一気に本格的武力衝突へと発展した。誰もが疑わなかった、数で勝る地球連合軍の勝利…しかし、ザフト軍側が投入してきた新兵器「モビルスーツ」によってその予測は大きく裏切られる。そしてそのまま戦局は膠着状態に陥り、11ヶ月が過ぎた。

    C.E.71。

    ザフト軍クルーゼ隊は中立国であるオーブ連合首長国が所有するスペースコロニーヘリオポリス」で地球軍が新型機動兵器を開発している情報をキャッチし、奪取作戦を敢行。その結果、運び出されていた5機のMSの内の3機が奪われてしまう。

    戦闘に巻き込まれてしまった工業カレッジに通う少年キラ・ヤマトはそこで残る2機のMSを奪取しようとしていたザフト兵と遭遇。その正体は幼年学校時代の親友アスラン・ザラであった。予期せぬ再会に驚愕しながらも、二人は互いに残っていたMS――ストライクガンダムイージスガンダムに乗り込むのだった。

    登場人物[編集 | ソースを編集]

    アークエンジェルクルー[編集 | ソースを編集]

    キラ・ヤマト
    主人公。コーディネイター。ガンダム強奪時にたまたま居合わせてしまったために巻き込まれてしまう。自身がコーディネイターであり、戦う力を持つために、仲間を守るためにガンダムに乗り、戦うことを選ぶ。
    マリュー・ラミアス
    新造艦アークエンジェルの副長としてヘリオポリスに来ていたが、ガンダム強奪時に艦長らが死んでしまったために艦長となる。なお、キラ達を「軍の機密を見たから」という理由で無理やりにアークエンジェルに乗せ、戦闘に巻き込ませたのは彼女である。後にアラスカにて捨て駒にされたのを機に、クルー諸共に連合から離反する。
    ムウ・ラ・フラガ
    連合のエースパイロット。特殊な空間認識能力を持ち、専用の機体を駆る。キラがフリーダムに乗り換えてからは彼がストライクに乗るようになった。
    ナタル・バジルール
    アークエンジェルの戦闘指揮官。艦長の副官として戦闘を取り仕切る。後にドミニオンの艦長となるが、その故に連合から離反したマリューらと敵として対峙することになる。
    フレイ・アルスター
    キラの親友の彼女…であったが、キラを戦わせるために身体を張る。企画段階ではストライクルージュのパイロットになる予定だった。
    ミリアリア・ハウ
    キラの同級生。トールとは恋人の関係。色々あって、ディアッカといい仲になるが、続編で破局していたことが判明する。なお、直接的な描写はないが、どうもトールと情事したと思われるシーンがある。
    サイ・アーガイル
    キラの同級生でアークエンジェルではCIC担当。優しい性格でキラに付き合ってアークエンジェルに残る。フレイとの関係で一時キラとぶつかり関係がギクシャクするが後に和解。
    トール・ケーニヒ
    学生組で、AAの副操舵士。カガリが抜けた後はスカイグラスパー2号機のパイロットにも志願した。ミリアリアとは恋人同士。作中ではアスランの攻撃により死亡。
    カズイ・バスカーク
    キラの同級生。これといった出番無し。
    アーノルド・ノイマン
    アークエンジェルの操舵士。戦艦でバレルロールを行う超人。
    ダリダ・ローラハ・チャンドラII世
    長い名前だが脇役。
    ジャッキー・トノムラ
    ロメロ・パル
    コジロー・マードック
    AAの縁の下の力持ち。
    トリィ
    幼少期にキラがアスランからプレゼントされた鳥形のロボット。どうやって飛んでいるかは不明。

    プラント[編集 | ソースを編集]

    ザフト[編集 | ソースを編集]

    アスラン・ザラ
    ガンダム強奪作戦の一員でありイージスに乗る。キラの友人で幼馴染であるが戦場で幾度も刃を交えることとなる。後に戦争に疑問を持ち、ジャスティスに乗ってキラの側につく。
    イザーク・ジュール
    クルーゼ隊メンバー。デュエルガンダムアサルトシュラウド)パイロット。キラには全く勝てなかったが、原作最終話で彼すら手こずった連合のフォビドゥンガンダムとレイダーガンダムを倒し、「実はキラより強いのでは?」とも言われるほどに。
    ディアッカ・エルスマン
    口癖は「グゥレイト!」であるのはあまりにも有名。射撃メインのバスターガンダムで前線を張る、ある意味凄い根性の持ち主。
    ニコル・アマルフィ
    アスランの世話女房的存在。クルーゼ隊メンバーで唯一の戦死者。スペシャルエディションでは声優が変更された。
    ミゲル・アイマン
    クルーゼ隊所属。声はT.M.Revolutionこと西川貴教氏。後にMSVにて設定が追加され、「黄昏の魔弾」の二つ名を得る。
    ラウ・ル・クルーゼ
    ガンダムシリーズおなじみの「仮面の男」。ガンダム強奪作戦を行いガンダム4機を手に入れた。アスランたちの上官。ムウと因縁があった。最後の最後まで悪役を通し、綺麗にキラに討たれた。作中に少ない(善悪はどうあれ)一貫した志を持ち、最終回での立ち回りなどの印象的な部分が多く、敵キャラながらファンは多い。
    フレデリック・アデス
    クルーゼ達の母艦ヴェザリウス艦長。
    マルコ・モラシム
    MSパイロット。ディンやゾノに乗ってキラ達AAメンバーを苦しめる。
    レイ・ユウキ

    クライン派[編集 | ソースを編集]

    ラクス・クライン
    プラントの歌姫。そのカリスマ性でプラントの人々の支持を受けている。非戦派であったが事体の深刻化により彼女も戦場に赴く。アスランと婚約していた。が、なんやかんやでキラにフラグが立った。
    ハロ
    ラクスと一緒にいる小型ロボット。なぜか宇宙世紀の名台詞を吐く。なお、作ったのはアスランである。山のようにある。
    アンドリュー・バルトフェルド
    通称アンディ。二つ名は『砂漠の虎』。コーヒーを愛する。後半、生存していることが分かりラクス側に付く。
    アイシャ
    バルトフェルドの愛人。1stのハモンのオマージュと思われる。キラとの戦闘で命を落としている。TV放映版とSE版・HD版は声優が換えられた。
    マーチン・ダコスタ
    バルトフェルドの部下。彼からは「ダコスタくん」と呼ばれて信頼されている。

    プラント最高評議会[編集 | ソースを編集]

    パトリック・ザラ
    アスランの父親。
    シーゲル・クライン
    ラクスの父親。
    アイリーン・カナーバ
    プラント最高評議会議員。クライン派に属する。フリーダムが強奪された際にパトリックによって拘束されたが、クライン派の手引きで脱獄。クーデターを起こしてザラ派を一掃し、臨時の最高評議会議長となった。その後、ユニウス条約を締結するが、その際に発生した問題の責任をとって辞職。

    オーブ連合首長国[編集 | ソースを編集]

    ウズミ・ナラ・アスハ
    オーブの国家元首でカガリの養父。
    カガリ・ユラ・アスハ
    ゲリラのリーダーと思いきや、実はオーブの国家元首の娘。アスランと一悶着あってフラグが立った。
    アサギ・コードウェル
    マユラ・ラバッツ
    ジュリ・ウー・ニェン
    レドニル・キサカ
    カガリのお目付け役。
    エリカ・シモンズ
    モルゲンレーテ社員で既婚者。自身はコーディネイターだが、旦那はナチュラル。本編ではあまり目立たないキャラだが、アストレイシリーズでは結構重要な位置にいるキャラ。
    リュウタ・シモンズ
    エリカの息子。劇中唯一のハーフコーディネイター。

    地球連合軍[編集 | ソースを編集]

    大西洋連邦[編集 | ソースを編集]

    オルガ・サブナック
    クロト・ブエル
    シャニ・アンドラス
    ムルタ・アズラエル
    ブルーコスモスの盟主。

    ユーラシア連邦[編集 | ソースを編集]

    ジェラード・ガルシア

    その他[編集 | ソースを編集]

    マルキオ
    導師であるらしいが詳しい詳細は全く不明。ASTRAYシリーズでも登場する。
    エル
    地球降下前にキラが出会った民間人の女の子。通称折り紙の少女。彼を戦場に奮い立たせるきっかけになったが大気圏突入中にイザーク乗るデュエルに搭乗機を撃墜されて死亡している。
    サイーブ・アシュマン
    アフメド・エル・ホゼ
    ゲリラ部隊「明けの砂漠」のメンバー。劇中にザフトとの戦闘で死亡するが、どうやらカガリに気があったようである。ただし、カガリ本人は全く気が付いておらず、回想でも思い出してもらえなかった。

    登場メカ[編集 | ソースを編集]

    地球連合軍[編集 | ソースを編集]

    Xナンバー(ザフトに強奪された機体は後述)[編集 | ソースを編集]

    ストライクガンダム
    通常および下記の換装三形態が登場。換装システムを使う事により、近・中・遠距離全てに対応できる万能機。ただし、戦闘中の換装はかなり難しい(劇中ではキラが一度しているだけ)。また他機と違い、換装するとバッテリーも回復する。前半の主人公機で、後半はムウ・ラ・フラガが搭乗する。
    エールストライクガンダム
    中距離と機動性を重視した形態。使いやすさもあってか劇中で一番使われた。
    ソードストライクガンダム
    近距離を重視した機体。ミゲルの乗るジン、ニコルの乗るブリッツなどの撃破に貢献している。
    ランチャーストライクガンダム
    遠距離重視の機体。ランチャーパックはスカイグラスパーの頃と合わせたとしても、ムウが使用していた事の方が多い。
    パーフェクトストライクガンダム
    HDリマスター版で登場。
    エール、ソード、ランチャーを一つにまとめた姿。高機動、白兵戦、砲撃戦の全てをこなせる代わりに燃費が異常に悪いとされている。SEED外伝作品では恒例の「全部載せ」を本編にも持ってきた形。
    カラミティガンダム
    連合が新たに開発したガンダムの1機。射撃に特化した機体。唯一、大気圏内の飛行能力がないため、MA形態のレイダーに乗せてもらっていた。
    レイダーガンダム
    新Gの1機。元々あった制式仕様を改良した姿。ハンマーを装備。
    フォビドゥンガンダム
    新Gの1機。ミラージュコロイドの応用技術でビームを自由自在に曲げる事が出来る。

    量産機など[編集 | ソースを編集]

    ストライクダガー
    ストライクガンダムの簡易量産機。SEED版ジム。
    ミストラル
    メビウスより前に開発されたモビルアーマー。作業用としても使われる。
    メビウス
    ストライクダガーが出来るまでの連合の宇宙での主力モビルアーマー。核ミサイルを装備したものもある。
    メビウス・ゼロ
    高い空間認識能力を持つ者だけが使用できるガンバレルを装備した、メビウスより一世代前の機体。当初はあの色はムウのパーソナルカラーと思われていたが、実際はあのオレンジ色が通常色である。
    スピアヘッド
    地上での連合軍の主力戦闘機。後に開発されるスカイグラスパーのベースとなった。
    スカイグラスパー
    ストライクの支援用戦闘機。ストライカーパックを装着可能で、1号機と2号機が存在する。
    リニアガン・タンク
    連合軍の主力戦車。オーブ軍でも採用されている。

    オーブ軍[編集 | ソースを編集]

    ストライクルージュ
    モルゲンレーテ社がストライクの予備パーツを使って造った機体。外見上の違いは色が赤系統に変わっただけだが、パワーエクステンダーを搭載しており、活動時間の延長に成功している。無論、ストライカーパックも使用可能。しかし、劇中ではエールストライカーしか使用していない。
    M1アストレイ
    オーブの量産機。名前の通り、アストレイシリーズをベースにしている。色が赤い理由は、レッドフレームに試作のナチュラル用OSを搭載していた事にちなみ、オーブ軍が赤をナチュラル用機体として制定したから。性能面ではストライクダガー以上、ゲイツと同等程度だがパイロットがほぼ素人ばかりだったために活躍のシーンはない。

    ザフト[編集 | ソースを編集]

    クライン派[編集 | ソースを編集]

    フリーダムガンダム
    キラが搭乗。高火力、高機動の万能機体。ジャスティスと比べると射撃寄り。
    フリーダムガンダム・ミーティア装備
    ジャスティスガンダム
    アスランが搭乗。近接戦寄り。
    ジャスティスガンダム・ミーティア装備

    正規軍[編集 | ソースを編集]

    ジン
    SEED版ザク。汎用性が高い。
    ジン長距離強行偵察複座型
    ジンを偵察用に改造した機体。
    シグー
    ジンの上位機で指揮官などが使用。クルーゼが操縦するシグーはさながら(色こそ違えど)SEED版シャアザク
    ディン
    一般用、クルーゼ機の2種類がある。単機で大気圏飛行が可能。火力はジンと一緒かそれ以下。
    バクゥ
    ミサイル装備型、レールガン装備型がある。さらに前期は口元のビームサーベルがない。「四足歩行なのにMS」という、ガンダムの歴史に真っ向から向かい合う。なお、この機体だけCGで書かれており『どう見てもゾイド』と言われた(実際にゾイドチームがCGを作ったという話もある)。
    ラゴゥ
    バクゥの上位機。バルトフェルド機しか登場していない。
    ザウート
    砲撃戦用の機体。どことなくザクタンクに似ている。
    グーン
    SEED版アッガイ。見た目はイカ。
    ゾノ
    SEED版ゴッグ。
    ゲイツ
    一般用、クルーゼ機がある。元々は視聴者からの応募をリファインした機体。しかし本編、外伝のどちらでも扱いは非常に悪い。
    プロヴィデンスガンダム
    最終話手前に突然現れたクルーゼ専用MS。その立ち回りっぷりから歴代でも屈指のラスボスMSと絶賛されている。
    アジャイル
    ザフト軍の戦闘ヘリ。
    インフェトゥス
    ザフト軍の戦闘機。
    グゥル
    ザフト軍で使用されているサブ・フライト・システム。上にMSを1機乗せる事が可能。
    Xナンバー(連合から強奪した機体)[編集 | ソースを編集]
    イージスガンダム
    アスラン・ザラが搭乗。最初に作られた5機で唯一変形機構を持つ。
    バスターガンダム
    ディアッカ・エルスマンが搭乗。射撃に特化した機体。
    デュエルガンダム
    イザークが搭乗。白兵戦を得意とするベーシックな機体。
    デュエルガンダム アサルトシュラウド
    デュエルに追加装甲を装着し、火力を強化している。
    ブリッツガンダム
    ニコルが搭乗。光学迷彩であるミラージュコロイドを装備。

    戦艦[編集 | ソースを編集]

    地球連合軍[編集 | ソースを編集]

    アークエンジェル
    連合がGと共に開発した新型戦艦。ラミネート装甲のおかげでビーム兵器に強く、火力も高い。
    ドミニオン
    ナタルが艦長を務めるアークエンジェル級2番艦。色がやや黒い。
    アガメムノン級
    ネルソン級
    ドレイク級
    コーネリアス級
    スペングラー級
    ダニロフ級

    オーブ軍[編集 | ソースを編集]

    クサナギ
    オーブ海軍イージス艦
    クラオミカミ級
    オーブ海軍輸送艦
    アルバトロス

    ザフト[編集 | ソースを編集]

    エターナル
    フリーダムとジャスティス用に開発された専用戦艦。核エンジン搭載型MS用の巨大補助兵装ミーティアを機首に装備している。
    ナスカ級
    同級にヴェサリウスなど。
    ローラシア級
    同級にガモフなど。
    ボズゴロフ級
    レセップス級
    ピートリー級

    用語[編集 | ソースを編集]

    コズミック・イラ
    この世界での年号。C.E.と略す。
    コーディネイター
    受精卵のときに遺伝子操作を受けて生まれた人。身体能力等が普通の人よりも優れている。普通の人と住み分けを行っている。(一部共存している国もある)
    ナチュラル
    コーディネイターに対し、普通に受精し生まれた人のこと。身体能力も普通。
    血のバレンタイン
    地球連合軍がスペースコロニー「ユニウスセブン」を核攻撃した事件。2月14日だったことからこう呼ばれる。この事件により双方は戦争状態に突入する。(なお同名の映画及びアル・カポネ指揮による事件がある)
    ニュートロンジャマー
    核分裂を抑制する機械(よってこの世界では核爆弾や核発電施設は無効化されている)。血のバレンタインの報復として地上各地に投下され、甚大な被害(エネルギー危機)を及ぼした。またMSを有するザフトを有利にもさせた。(なお抑制するのは核分裂であり、核融合は阻害しない。戦艦の動力は謎のままになっている)
    連合
    地球連合のこと。地球上の全ての国が属しているわけでは無い。
    ブルーコスモス
    反コーディネイター団体。「青き清浄なる世界のために」がスローガンだそうなので、ほとんどの連合軍人が加入していることになる。盟主であるムルタ・アズラエルは軍の行動にも口出し出来るほどの力を持っていた。
    プラント
    コーディネイターが住んでいるスペースコロニー群。砂時計型をしておりL5ポイントにある。
    ザフト
    プラントの保持する義勇軍のこと。
    オーブ連合首長国
    今のオーストラリアあたりの国。連合に属さずナチュラルとコーディネイターの融和を推進していた。その技術力は高く、連合によるガンダム開発にも携わった。
    ガンダム
    ザフトのMSに対抗して作られた連合製のMS。「General Unilateral Neuro - link Dispersive Autonomic Maneuver Synthesis System (単方向分散型神経接続による汎用自動演習合成システム)」というOSから(キラにより)ガンダムと呼ばれる。オプション装備の換装により戦術を変えるストライク、近接格闘戦に秀でたデュエル、遠距離射撃戦に特化したバスター、ミラージュコロイドを装備した隠密性の高いブリッツ、変形能力を有するイージスの5種類が作られた。後にバスターの延長としてカラミティ、ブリッツの延長としてフォビドゥン、イージスの延長としてレイダーの3種が作られた。しかし要求される能力が高すぎ、OSの補助やスペックダウンをしないとナチュラルには乗りこなせないものであった。連合では薬物投与等によって強化した者を乗せてなんとか使っていた。連合のガンダムに対し、ザフトでも核エンジンとニュートロンジャマーキャンセラーを積んだフリーダム、ジャスティス、そしてプロヴィデンスを作っている。こちらは「Generation Unsubdued Nuclear Drive Assault Module COMPLEX(核駆動を使った世代の強襲モジュール)」の意でガンダムと称される。尚、作中ではキラがストライクの頭文字を繋げて呼ばれた為、正式な名称ではなく軍では頭文字の「G」もしくは「G兵器」と呼ばれている。
    ニュートロンジャマーキャンセラー
    ニュートロンジャマーの効果をキャンセルする装置…であると思われる。どんなものなのかは不明。核ミサイルに積んで核爆発を起こさせることも出来るのだが、機械は壊れないのか?考え始めるときりがない。
    アストレイ
    オーブが連合の試作MS(ストライク等)開発を請け負った陰で、その技術を盗用し開発した自国防衛用MS。開発経緯から「道を外れたもの」という意味でこの名が付けられた。3機の試作機(それぞれ、1号機:ゴールドフレーム、2号機:レッドフレーム、3号機:ブルーフレームと呼ばれる)が作られたが,本編劇中には登場しない(2号機のみオープニングに登場)。後に量産型が登場した。防衛用MSとして作られたにもかかわらず、回避を主眼に置いた設計のため、関節部の内部構造が丸見えになっているなど装甲としては想定されていない。
    スーパーコーディネイター
    遺伝子操作を行うコーディネイターとて母体内での影響等もあり、不確定要素はある。そこで人工子宮等を用い「完璧なコーディネイター」が作られた。その成功例がキラであり、失敗例に外伝キャラのカナード・パルスがいる。
    S.E.E.D
    「Superior Evolutionary Element Destined-factor」の頭文字を取りSEED。意味は「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」。 その演出から、よく「種割れ」と表現される。 SEEDを発動する(種が割れる)と、作劇上では瞳の中で種が割れる演出が入り、 目から光が消えるとともに、超人的な身体能力や知覚能力を発揮する事ができる。キラは前半から、アスランは中盤から発動させることができるようになり、最終話ではカガリ、ラクスも種割れした。しかしながら、それがどのような要素であるか、優れた種とは何かといった、タイトルロールである言葉であるにも関わらず、一切の説明がなく、劇中でもそれらしき発言は1回しかなかった。

    主題歌・挿入歌[編集 | ソースを編集]

    OP曲[編集 | ソースを編集]

    「INVOKE -インヴォーク-」
    スペシャルエディションIIIでも挿入歌として使用。
    「moment」
    「Believe」
    「Realize」

    ED曲[編集 | ソースを編集]

    TV版[編集 | ソースを編集]

    「あんなに一緒だったのに」
    「RIVER」
    「FIND THE WAY」
    HDリマスター版でもEDとして2回使用。

    HDリマスター版[編集 | ソースを編集]

    「あんなに一緒だったのに ~ReTracks」
    「Distance」
    「暁の車 ~ReTracks」

    挿入歌[編集 | ソースを編集]

    TV版[編集 | ソースを編集]

    「静かな夜に」
    「水の証」
    「Meteor -ミーティア-」
    「暁の車」
    スペシャルエディションIIでもEDとして使用。

    スペシャルエディション[編集 | ソースを編集]

    「Zips」

    HDリマスター版[編集 | ソースを編集]

    「静かな夜に ~ReTracks」
    「暁の車 ~ReTracks」
    「水の証 ~ReTracks」

    各話リスト[編集 | ソースを編集]

    話数 (TV放送版)   話数 (リマスター版)  サブタイトル 備考
    PHASE-01 01.PHASE-01 偽りの平和 
    PHASE-02 02.PHASE-02 その名はガンダム 
    PHASE-03 03.PHASE-03 崩壊の大地
    PHASE-04 04.PHASE-04 サイレントラン 
    PHASE-05 05.PHASE-05 フェイズシフトダウン 
    PHASE-06 06.PHASE-06 消えるガンダム 
    PHASE-07 07.PHASE-07 宇宙そらの傷跡
    PHASE-08 08.PHASE-08 敵軍の歌姫 
    PHASE-09 09.PHASE-09 消えていく光 
    PHASE-10 10.PHASE-10 分かたれた道 
    PHASE-11 11.PHASE-11 目覚める刃 
    PHASE-12 12.PHASE-12 フレイの選択 
    PHASE-13 13.PHASE-13 宇宙そらに降る星
    PHASE-14   果てし無き時の中で  総集編
    PHASE-15 14.PHASE-15+ それぞれの孤独 
    PHASE-16 15.PHASE-16 燃える砂塵 
    PHASE-17 16.PHASE-17 カガリ再び 
    PHASE-18 17.PHASE-18 ペイバック 
    PHASE-19 18.PHASE-19 宿敵の牙 
    PHASE-20 19.PHASE-20 おだやかな日に 
    PHASE-21 20.PHASE-21 砂塵の果て 
    PHASE-22 21.PHASE-22 紅に染まる海 
    PHASE-23 22.PHASE-23 運命の出会い 
    PHASE-24 23.PHASE-24 二人だけの戦争 
    PHASE-25 24.PHASE-25 平和の国 
    PHASE-26   モーメント  総集編
    PHASE-27 25.PHASE-27 果てなき輪舞ロンド 
    PHASE-28 26.PHASE-28 キラ 
    PHASE-29 27.PHASE-29 さだめの楔 
    PHASE-30 28.PHASE-30 閃光のとき 
    PHASE-31 29.PHASE-31 慟哭の空
    PHASE-32 30.PHASE-32 約束の地に 
    PHASE-33 31.PHASE-33 闇の胎動 
    PHASE-34 32.PHASE-34 まなざしの先 
    PHASE-35 33.PHASE-35 舞い降りるつるぎ 
    PHASE-36 34.PHASE-36 正義の名のもとに 
    PHASE-37 35.PHASE-37 神のいかずち 
    PHASE-38 36.PHASE-38 決意の砲火 
    PHASE-39 37.PHASE-39 アスラン 
    PHASE-40 38.PHASE-40 暁の宇宙そらへ 
    PHASE-41 39.PHASE-41 ゆれる世界 
    PHASE-42 40.PHASE-42 ラクス出撃 
    PHASE-43 41.PHASE-43 立ちはだかるもの 
    PHASE-44 42.PHASE-44 螺旋の邂逅 
    PHASE-45 43.PHASE-45 開く扉 
    PHASE-46 44.PHASE-46 たましいの場所 
    PHASE-47 45.PHASE-47 悪夢はふたたび 
    PHASE-48 46.PHASE-48 怒りの日 
    PHASE-49 47.PHASE-49 終末の光 
    FINAL-PHASE 48.FINAL-PHASE 終わらない明日あすへ 

    スタッフ[編集 | ソースを編集]

    関連作品[編集 | ソースを編集]

    機動戦士ガンダムSEED DESTINY
    続編。
    機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
    本作の外伝作品。SEEDシリーズと共に長きに亘って続くASTRAYシリーズの原点。
    機動戦士ガンダムSEED MSV
    本作におけるMSV系企画。
    機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
    続編である『DESTINY』のその後を描いた作品。

    余談[編集 | ソースを編集]

    • 2006年に本作の劇場版の制作がアナウンスされたものの、それから一切の音沙汰が無くなったため、制作は頓挫したものと思われていた。しかし2021年の20周年企画「GUNDAM SEED PROJECT ignited[1]」において劇場版が製作中である事が告知され、2023年に『DESTINY』の続編として『FREEDOM』が発表された。
    • 21世紀初のガンダム作品として人気を集めた本作ではあるものの、一方で放映前からの過剰なリップサービス、最終回間際の繁忙期に『西川貴教のオールナイトニッポン』の最終回の観覧に行くなどの監督の問題行動などが重なった。作品そのものだけではなく、総監督の言動も含めてネット上などでは本作のアンチも非常に多く、今なお禍根を残している。

    商品情報[編集 | ソースを編集]

    楽曲関連[編集 | ソースを編集]

    その他[編集 | ソースを編集]

    資料リンク[編集 | ソースを編集]

    リンク[編集 | ソースを編集]

    脚注[編集 | ソースを編集]