「機動戦士ガンダム」の版間の差分

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| 読み = きどうせんしガンダム
 
| 読み = きどうせんしガンダム
 
| 外国語表記 = Mobile Suit Gundam
 
| 外国語表記 = Mobile Suit Gundam
| 監督 = 富野由悠季
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| 監督 = 富野喜幸(現:富野由悠季)
 
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*星山博之
 
*星山博之
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*荒木芳久
 
*荒木芳久
 
*山本優
 
*山本優
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*他
 
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| キャラクターデザイン = 安彦良和
 
| キャラクターデザイン = 安彦良和
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*テレビ朝日系列
 
*テレビ朝日系列
 
*他
 
*他
| 放送期間 = 1979年4月7日 - 1980年1月26日
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| 話数 = 43話
 
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| 次作 = [[機動戦士Ζガンダム]]
 
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{{作品概要
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| タイトル = 機動戦士ガンダム劇場版<br/><small>機動戦士ガンダム</small><br/><small>機動戦士ガンダムII 哀・戦士編</small><br/><small>機動戦士ガンダムIII めぐりあい<ruby>宇宙<rt>そら</rt></ruby>編</small>
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;【哀・戦士編】
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;【めぐりあい宇宙編】
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:1982年3月13日
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
 
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
ガンダムシリーズ第1作。初代、ファースト(1st)と呼ばれることもある。
+
1979年から放送された日本サンライズ制作のロボットアニメ。長年にわたって制作されるガンダムシリーズの記念すべき第1作であり、ファンの間では「初代」「ファースト(1st)」とも呼称される。
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
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== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
 
=== [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ===
 
=== [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ===
==== ホワイトベース隊 ====
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==== [[ホワイトベース隊]] ====
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
 
:連邦軍技術士官の息子。サイド7で試作モビルスーツ「[[ガンダム]]を操縦してジオン潜入部隊を撃破。なし崩しにパイロットとして連戦する羽目になる。徐々に[[ニュータイプ]]へと覚醒していく。
 
:連邦軍技術士官の息子。サイド7で試作モビルスーツ「[[ガンダム]]を操縦してジオン潜入部隊を撃破。なし崩しにパイロットとして連戦する羽目になる。徐々に[[ニュータイプ]]へと覚醒していく。
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;[[スレッガー・ロウ]]
 
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:ホワイトベースのジャブロー到着後に配属された正規軍人。
 
:ホワイトベースのジャブロー到着後に配属された正規軍人。
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:オペレーター。
 
:オペレーター。
 
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:コック長。
 
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:ホワイトベースに避難している戦災孤児たち。
 
:ホワイトベースに避難している戦災孤児たち。
  
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;[[ララァ・スン]]
 
;[[ララァ・スン]]
 
:フラナガン機関で育てられたニュータイプの少女。シャアに恩義を感じている。
 
:フラナガン機関で育てられたニュータイプの少女。シャアに恩義を感じている。
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:[[黒い三連星]]と呼ばれるモビルスーツパイロットチーム。連携攻撃を得意としている。
 
:[[黒い三連星]]と呼ばれるモビルスーツパイロットチーム。連携攻撃を得意としている。
 
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:コンスコン機動艦隊所属のパイロット。
 
:コンスコン機動艦隊所属のパイロット。
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:シャアの部下。
 
:シャアの部下。
 
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:ラルの副官。
 
:ラルの副官。
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:モビルスーツパイロット。
 
:モビルスーツパイロット。
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:その他のラルの部下。
 
:その他のラルの部下。
  
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== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
 
 
=== [[地球連邦軍]] ===
 
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==== [[モビルスーツ]] ====
 
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*[[ガンダム]]
 
*[[ガンダム]]
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=== [[ジオン軍|ジオン公国軍]] ===
 
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==== モビルスーツ ====
 
==== モビルスーツ ====
 
*[[ザクI]]
 
*[[ザクI]]
*[[ザクII]](後付け設定のため区別無し)
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*[[ザクII]]
*[[ザクIIF型]]
 
*[[ザクIIJ型]]
 
*[[ザクIIC型]]
 
 
*[[シャア専用ザクII]]
 
*[[シャア専用ザクII]]
 
*[[グフ]]
 
*[[グフ]]
*[[先行量産型グフ]]
 
 
*[[ドム]]
 
*[[ドム]]
 
*[[リック・ドム]]
 
*[[リック・ドム]]
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==== 航空機など ====
 
==== 航空機など ====
 
*[[ドップ]]
 
*[[ドップ]]
*[[ガルマ専用ドップ]]
 
 
*[[ド・ダイYS]]
 
*[[ド・ダイYS]]
 
*[[ルッグン]]
 
*[[ルッグン]]
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== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
 
 
=== 組織 ===
 
=== 組織 ===
 
;[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
 
;[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
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; オープニングテーマ
 
; オープニングテーマ
 
:; 「翔べ!ガンダム」
 
:; 「翔べ!ガンダム」
:: 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 池田鴻
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:: 作詞:井荻麟 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士 / 唄:池田鴻
 
:
 
:
 
; エンディングテーマ
 
; エンディングテーマ
 
:; 「永遠にアムロ」
 
:; 「永遠にアムロ」
:: 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 池田鴻
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:: 作詞:井荻麟 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士 / 唄:池田鴻
 
:
 
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; 挿入歌
 
; 挿入歌
:; 「シャアが来る」
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:; 「シャアが来る」(第40話)
:: 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 堀光一路
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:: 作詞:井荻麟 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士 / 唄:堀光一路
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== 各話リスト ==
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{| class="wikitable"
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! 話数 !! サブタイトル !! 備考
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| 第1話 || ガンダム大地に立つ!! ||
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| 第2話 || ガンダム破壊命令 || アイキャッチのBGM変更+静止画から動画に変更
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| 第3話 || 敵の補給艦を叩け! ||
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| 第4話 || ルナツー脱出作戦 ||
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| 第5話 || 大気圏突入 ||
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| 第6話 || ガルマ出撃す ||
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| 第7話 || コアファイター脱出せよ ||
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| 第8話 || 戦場は荒野 ||
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| 第9話 || 翔べ!ガンダム ||
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| 第10話 || ガルマ散る ||
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| 第11話 || イセリナ、恋のあと ||
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| 第12話 || ジオンの脅威 || アイキャッチの画像変更<br/>(タイトルロゴのみ → ガンダム&タイトルロゴ)
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| 第13話 || 再会、母よ… ||
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| 第14話 || 時間よ、とまれ ||
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| 第15話 || ククルス・ドアンの島 ||
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| 第16話 || セイラ出撃 ||
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| 第17話 || アムロ脱走 ||
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| 第18話 || 灼熱のアッザム・リーダー ||
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| 第19話 || ランバ・ラル特攻! ||
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| 第20話 || 死闘!ホワイト・ベース ||
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| 第21話 || 激闘は憎しみ深く ||
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| 第22話 || マ・クベ包囲網を破れ! ||
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| 第23話 || マチルダ救出作戦 ||
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| 第24話 || 迫撃!トリプル・ドム ||
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| 第25話 || オデッサの激戦 ||
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| 第26話 || 復活のシャア ||
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| 第27話 || 女スパイ潜入! ||
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| 第28話 || 大西洋、血に染めて ||
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| 第29話 || ジャブローに散る! ||
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| 第30話 || 小さな防衛線 ||
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| 第31話 || ザンジバル追撃! ||
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| 第32話 || 強行突破作戦 ||
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| 第33話 || コンスコン強襲 ||
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| 第34話 || 宿命の出会い ||
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| 第35話 || ソロモン攻略戦 ||
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| 第36話 || 恐怖!機動ビグ・ザム ||
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| 第37話 || テキサスの攻防 ||
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| 第38話 || 再会、シャアとセイラ ||
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| 第39話 || ニュータイプ、シャリア・ブル ||
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| 第40話 || エルメスのララァ ||
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|-
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| 第41話 || 光る宇宙 ||
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|-
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| 第42話 || 宇宙要塞ア・バオア・クー ||
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| 第43話 || 脱出 || アイキャッチの画像変更<br/>(第2話以降の物に差し戻し)
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|}
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 +
== スタッフ ==
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;TV版
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:企画:サンライズ
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:原作:矢立肇・富野喜幸
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:総監督:富野喜幸
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:アニメーションディレクター:安彦良和
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:キャラクターデザイン:安彦良和
 +
:メカデザイン:大河原邦男
 +
:美術設定:中村光毅
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:動画チェック:浜津守
 +
:特殊効果:土井通明
 +
:撮影:旭プロダクション、斉藤秋男
 +
:編集:鶴渕友彰、小谷地文男
 +
:現像:東京現像所
 +
:音響監督:松浦典良
 +
:効果:松田昭彦
 +
:整音:日向国雄
 +
:録音:整音スタジオ
 +
:制作進行:豊住政弘・他
 +
:設定製作:円井 正
 +
:プロデューサー:関岡謙渉、大熊伸行、渋江靖夫
 +
:アシスタントプロデューサー:神田 豊
 +
:制作:名古屋テレビ、創通エージェンシー、日本サンライズ
 +
 
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;劇場版
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:企画:サンライズ
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:原作:矢立 肇・富野 喜幸
 +
:キャラクターデザイン:安彦 良和
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:メカデザイン:大河原 邦男
 +
:美術監督:中村 光毅
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:動画チェック:浜津 守
 +
:音楽:渡辺 岳夫・松山 祐士
 +
:アニメーションディレクター:安彦 良和
 +
:制作協力:名古屋テレビ、創通エージェンシー
 +
 
 +
== 関連作品 ==
 +
;[[機動戦士ガンダム (小説版)]]
 +
:複数あるノベライズ版の内、富野監督が執筆した小説。本作とは異なるストーリー展開になっており、一部キャラクターの設定や顛末が大幅に異なるのが特徴。
 +
;[[機動戦士ガンダム (冒険王版)]]
 +
:漫画雑誌「冒険王」で連載されていたコミカライズ版。ストーリーが熱血アニメ路線になっており、その原作崩壊ぶりから、ファンの間でカルト的な人気を博している。
 +
;[[機動戦士ガンダム THE ORIGIN]]
 +
:本作のキャラクターデザインを担当し、漫画家として活動している安彦良和氏が制作した漫画作品。本作のリブート作品であり、設定面やストーリー展開に差異がある。
 +
;[[機動戦士ガンダムさん]] / ガンダムさん
 +
:漫画雑誌「[[月刊ガンダムエース]]」で連載されている大和田秀樹氏の4コマ漫画作品。ギャグマンガであり、ショートアニメ「ガンダムさん」としてアニメ化もされた。
 +
;[[トミノメモ]]
 +
:当初全52話の予定だった本作が全43話に短縮された結果、没となった物語後半(第37話~第52話)のシノプシス(あらすじ)の通称。ストーリー展開が大幅に異なる他、未登場となったキャラクターや機体なども存在している。
 +
;[[ガンダムセンチュリー]] (宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY)
 +
:1981年にみのり書房から発行されたムック。本作の世界観を補強するための各種設定が創作されており、一部の設定は『MSV』など様々な媒体を介して公式設定へと取り入れられ、後発のガンダムシリーズにも影響を与えた。
 +
;[[MSV]] / [[MS-X]]
 +
:本作の登場機体に焦点を当てたメカニックデザイン企画。エースパイロットの専用機や任務に応じた仕様の機体など様々なバリエーション機が創作され、同様の企画は以降のガンダムシリーズにも継承されていった。
 +
;[[機動戦士Ζガンダム]]
 +
:続編。本作から7年後を舞台としており、一部キャラクターが成長した姿で続投している。
 +
<!-- == 余談 == -->
 +
<!-- *説明 -->
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
*[[DVD 機動戦士ガンダム]]
+
<!-- === Blu-ray === -->
 +
<!-- === 書籍 === -->
 +
<!-- === 楽曲関連 === -->
 +
<!-- === その他 === -->
 +
<!-- <amazon>ASIN</amazon> -->
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<!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 -->
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
<!-- *[[一覧:機動戦士ガンダム]] -->
 
 
*[http://www.gundam.jp/ 機動戦士ガンダム公式Web]
 
*[http://www.gundam.jp/ 機動戦士ガンダム公式Web]
 +
*[http://www.gundam.jp/movie/ 機動戦士ガンダム劇場版 公式サイト]
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[シリーズ一覧]]
 
*[[シリーズ一覧]]
 +
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<!-- == 脚注 == -->
 +
<!-- <references /> -->
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
  
 
{{DEFAULTSORT:きとうせんしかんたむ}}
 
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[[Category:シリーズ一覧]]
 
[[Category:シリーズ一覧]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム|*きとうせんしかんたむ]]
 
[[Category:機動戦士ガンダム|*きとうせんしかんたむ]]
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<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->

2025年1月21日 (火) 17:49時点における版

機動戦士ガンダム
読み きどうせんしガンダム
外国語表記 Mobile Suit Gundam
監督 富野喜幸(現:富野由悠季)
脚本
  • 星山博之
  • 松崎健一
  • 荒木芳久
  • 山本優
  • 富野喜幸
キャラクターデザイン 安彦良和
メカニックデザイン 大河原邦男
音楽
  • 渡辺岳夫(作曲)
  • 松山祐士(編曲)
制作
  • 名古屋テレビ
  • 創通エージェンシー
  • 日本サンライズ
  • 放送局
  • 名古屋テレビ
  • テレビ朝日系列
  • 放送期間 1979年4月7日~1980年1月26日
    話数 43話
    次作 機動戦士Ζガンダム
    テンプレートを表示
    機動戦士ガンダム劇場版
    機動戦士ガンダム
    機動戦士ガンダムII 哀・戦士編
    機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙そら
    制作 日本サンライズ
    配給元 松竹
    公開日
    【機動戦士ガンダム】
    1981年3月14日
    【哀・戦士編】
    1981年7月11日
    【めぐりあい宇宙編】
    1982年3月13日
    テンプレートを表示

    概要

    1979年から放送された日本サンライズ制作のロボットアニメ。長年にわたって制作されるガンダムシリーズの記念すべき第1作であり、ファンの間では「初代」「ファースト(1st)」とも呼称される。

    ストーリー

    月軌道のラグランジュ・ポイントに数百基のスペースコロニー群が浮かぶ宇宙世紀0079年。地球から最も遠いコロニー群サイド3にあるジオン公国地球連邦政府に対して宣戦布告。わずか一週間で全人類110億人のうち30億人が死亡。その後、膠着状態に陥ったとはいえ、地球連邦軍ジオン軍の新兵器モビルスーツを前に苦戦を強いられていた。

    サイド7では連邦技術士官テム・レイを中心にモビルスーツの開発を行っていたが、ジオンのシャア・アズナブル配下の部隊の潜入を許してしまう。テム・レイの息子アムロ・レイは試作モビルスーツを操縦して撃退するが、これにより戦争に巻き込まれてしまう。

    試作モビルスーツを載せた強襲揚陸艦ホワイトベースは、ジオンに追われるように地球に降下。数々の戦績をあげる。そして連邦軍の反撃が始まった。

    登場人物

    地球連邦軍

    ホワイトベース隊

    アムロ・レイ
    連邦軍技術士官の息子。サイド7で試作モビルスーツ「ガンダムを操縦してジオン潜入部隊を撃破。なし崩しにパイロットとして連戦する羽目になる。徐々にニュータイプへと覚醒していく。
    ブライト・ノア
    ホワイトベースの艦長。苦労人。実は19歳。
    セイラ・マス
    ホワイトベース通信担当。本名はアルテイシア・ソム・ダイクン。シャアの実妹。金髪。
    リュウ・ホセイ
    ガンタンクのパイロット。正規軍人。ラル隊との交戦により負傷していたが、クラウレ・ハモンによるカーゴ特攻を防ぐため、コアファイターによる特攻で迎撃、戦死。
    カイ・シデン
    ガンキャノンのパイロット。皮肉屋。生活のためジオン軍のスパイをしていた少女、ミハルとの出会いを通じて人間的に成長する。が、ア・バオア・クー攻防戦でも「臆病なくらいが丁度いい」とスタンスは変えなかった。
    ハヤト・コバヤシ
    ガンタンクの砲手担当。後に単座に改修されたガンタンクのパイロット。
    フラウ・ボゥ
    アムロ、ハヤトの幼馴染。ホワイトベースでは怪我人の治療の手伝いや孤児たちの世話をしていた。
    ミライ・ヤシマ
    地球連邦の元高官の娘。小型宇宙船の操船経験を買われ、ホワイトベース操船を担当。
    ジョブ・ジョン
    予備パイロット。
    オムル・ハング
    メカニックマン。
    スレッガー・ロウ
    ホワイトベースのジャブロー到着後に配属された正規軍人。
    オスカ・ダブリン / マーカー・クラン
    オペレーター。
    タムラ
    コック長。
    カツ・ハウィン / レツ・コ・ファン / キッカ・キタモト
    ホワイトベースに避難している戦災孤児たち。

    その他(地球連邦軍)

    レビル将軍
    連邦軍の高位軍人。オデッサ作戦、ソロモン攻略の指揮を執った。
    マチルダ・アジャン
    連邦軍補給部隊に所属する女性士官。ミデアでの輸送任務中に黒い三連星の襲撃を受け、コックピットを拳で潰され戦死。
    アントニオ・カラス
    ジャブロー基地の防衛士官。
    ゴップ
    地球連邦軍参謀本部の所属。大将。
    シン
    モビルスーツパイロット。ソロモン攻略戦にてジムに搭乗。
    モスク・ハン
    連邦軍の工学技師。
    リード
    中尉。サラミスの艦長。
    ワッケイン
    ルナツー司令。
    パオロ・カシアス
    ホワイトベースの先代艦長。
    ティアンム
    連邦軍の将官。

    ジオン公国

    ジオン軍

    シャア・アズナブル
    赤い彗星」の異名を持つジオンのエースパイロット。本名キャスバル・レム・ダイクン。
    ララァ・スン
    フラナガン機関で育てられたニュータイプの少女。シャアに恩義を感じている。
    ガイア / マッシュ / オルテガ
    黒い三連星と呼ばれるモビルスーツパイロットチーム。連携攻撃を得意としている。
    マ・クベ
    キシリア配下のジオン軍人。オデッサ基地司令。壷マニア。南極条約で禁止されている核弾頭を使用する。
    ククルス・ドアン
    ジオンの脱走兵。
    アカハナ
    特殊工作員。
    コンスコン
    ドズルの副官。
    カヤハワ
    コンスコン機動艦隊所属のパイロット。
    スレンダー / クラウン / ジェイキュー
    シャアの部下。
    クリンク
    マ・クベの部下。
    シムス・アル・バハロフ
    ニュータイプ用兵器開発部隊に所属する女性技術士官。
    シャリア・ブル
    木星帰りのニュータイプ。

    ランバ・ラル隊

    ランバ・ラル
    一年戦争以前からゲリラ戦を率いてきたジオンの軍人。青い巨星の異名を持つ。
    クラウレ・ハモン
    ラルの内縁の妻。
    クランプ
    ラルの副官。
    コズン・グラハム / アコース / ギーン / ステッチ
    モビルスーツパイロット。
    タチ / サグレド / ゼイガン
    その他のラルの部下。

    ザビ家

    デギン・ソド・ザビ
    ジオン公国公王。半分引退している状態になっている。
    ギレン・ザビ
    ジオン軍総帥。デギンの長男。ジオン公国の事実上の指導者。最終決戦時、キリシアに射殺される。
    ドズル・ザビ
    ジオン軍宇宙攻撃軍司令官。デギンの次男(三男説あり)。
    キシリア・ザビ
    ジオン軍突撃機動軍司令官。デギンの長女。ア・バオア・クーが陥落した際にザンジバルで脱出を図るが、シャアに射殺される。
    ガルマ・ザビ
    ジオン軍地球方面軍司令官。デギンの四男。シャアとは士官学校以来の友人。が、シャアに謀殺される。

    その他の登場人物

    ジオン・ズム・ダイクン
    シャアとセイラの実父。
    イセリナ・エッシェンバッハ
    アメリカ・ニューヤーク前市長の娘。ガルマの恋人。
    カムラン・ブルーム
    サイド6の検察官。ミライの許婚。
    ペルガミノ
    サイド6に住む実業家。

    登場メカ

    地球連邦軍

    モビルスーツ

    航空機など

    艦船

    ジオン公国軍

    モビルスーツ

    モビルアーマー

    航空機など

    艦船

    関連用語

    組織

    地球連邦軍
    地球とその周辺コロニー(要するに人類の勢力範囲)を統治する地球連邦の軍事部門。個人のスタンドプレーが横行する一方、官僚主義や事なかれ主義が蔓延している。
    ジオン公国
    サイド3を中心として地球連邦から独立した国家。ザビ家による専制だが、国名は公王デギンのかつての同志であり政敵だったジオン・ズム・ダイクンにちなむ。

    地名

    サイド7
    月から見て地球の反対側にあるラグランジュポイントにあるスペースコロニー。一年戦争時は未完成の1基のみ。モビルスーツの性能試験施設が存在する。物語のスタート地点。
    サイド3
    地球から見て月の向こう側にあるラグランジュポイントにあるスペースコロニー。ジオン公国がある。
    オデッサ
    黒海に面した港湾都市(実在)。ジオンに占拠されていた。連邦軍の大反抗作戦「オデッサ作戦」はこの都市の攻防戦。
    ジャブロー
    南米アマゾン川流域にある連邦軍の本拠地(架空)。地下洞窟を利用しており上空からは鉄壁の防御を誇る。ジオン軍はここを落とすためにコロニー落としを行ったが外れた。
    ベルファスト基地
    イギリスにある連邦軍の基地。
    キャリフォルニアベース
    北米大陸の太平洋沿岸地帯一帯に広がる連邦軍の軍事基地。ジオン軍に占拠されている。
    ルナツー
    地球の挟んで月の反対側に位置する地球連邦軍の宇宙要塞。
    グラナダ
    月の裏側に位置する都市。ジオン軍の突撃機動軍の本部が置かれている。
    ソロモン
    サイド1に位置するジオン軍の宇宙要塞。
    ア・バオア・クー
    サイド3にあるジオン軍の宇宙要塞。

    その他

    宇宙世紀
    宇宙移民開始を初年とする暦。
    一年戦争
    宇宙世紀0079年1月3日から0080年1月1日にかけてのジオン公国対地球連邦の戦い。
    一週間戦争
    1月3日から1月10日までの一週間を指す。コロニーへの奇襲と地球への落下コースをたどるコロニーを巡る戦闘、そしてコロニーのシドニー近郊への墜落までを言う。この一週間で地球圏の総人口110億人のうち30億人が死んだとされる。
    ルナ・チタニウム合金
    地球連邦によって開発されたMSの装甲材。至近距離でザクマシンガンを被弾しても無傷など、桁外れの強度を持つ。宇宙でしか精製できないとされ、そのためもあってガンダムの研究開発はサイド7で行われていた。
    コアブロックシステム
    コア・ファイターを核とし、上下半身のパーツを交換可能にしたシステム。MS運用ノウハウの無い連邦軍が、試作機であるガンダムの戦闘データを確実に回収するためや戦闘中の換装を素早く行う為の窮余の策でもあったと思われる。

    楽曲

    オープニングテーマ
    「翔べ!ガンダム」
    作詞:井荻麟 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士 / 唄:池田鴻
    エンディングテーマ
    「永遠にアムロ」
    作詞:井荻麟 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士 / 唄:池田鴻
    挿入歌
    「シャアが来る」(第40話)
    作詞:井荻麟 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士 / 唄:堀光一路

    各話リスト

    話数 サブタイトル 備考
    第1話 ガンダム大地に立つ!! 
    第2話 ガンダム破壊命令  アイキャッチのBGM変更+静止画から動画に変更
    第3話 敵の補給艦を叩け! 
    第4話 ルナツー脱出作戦 
    第5話 大気圏突入 
    第6話 ガルマ出撃す 
    第7話 コアファイター脱出せよ 
    第8話 戦場は荒野 
    第9話 翔べ!ガンダム 
    第10話 ガルマ散る 
    第11話 イセリナ、恋のあと 
    第12話 ジオンの脅威  アイキャッチの画像変更
    (タイトルロゴのみ → ガンダム&タイトルロゴ)
    第13話 再会、母よ… 
    第14話 時間よ、とまれ 
    第15話 ククルス・ドアンの島 
    第16話 セイラ出撃 
    第17話 アムロ脱走 
    第18話 灼熱のアッザム・リーダー 
    第19話 ランバ・ラル特攻! 
    第20話 死闘!ホワイト・ベース 
    第21話 激闘は憎しみ深く 
    第22話 マ・クベ包囲網を破れ! 
    第23話 マチルダ救出作戦 
    第24話 迫撃!トリプル・ドム 
    第25話 オデッサの激戦 
    第26話 復活のシャア 
    第27話 女スパイ潜入! 
    第28話 大西洋、血に染めて 
    第29話 ジャブローに散る! 
    第30話 小さな防衛線 
    第31話 ザンジバル追撃! 
    第32話 強行突破作戦 
    第33話 コンスコン強襲 
    第34話 宿命の出会い 
    第35話 ソロモン攻略戦 
    第36話 恐怖!機動ビグ・ザム 
    第37話 テキサスの攻防 
    第38話 再会、シャアとセイラ 
    第39話 ニュータイプ、シャリア・ブル 
    第40話 エルメスのララァ 
    第41話 光る宇宙 
    第42話 宇宙要塞ア・バオア・クー 
    第43話 脱出  アイキャッチの画像変更
    (第2話以降の物に差し戻し)

    スタッフ

    TV版
    企画:サンライズ
    原作:矢立肇・富野喜幸
    総監督:富野喜幸
    アニメーションディレクター:安彦良和
    キャラクターデザイン:安彦良和
    メカデザイン:大河原邦男
    美術設定:中村光毅
    動画チェック:浜津守
    特殊効果:土井通明
    撮影:旭プロダクション、斉藤秋男
    編集:鶴渕友彰、小谷地文男
    現像:東京現像所
    音響監督:松浦典良
    効果:松田昭彦
    整音:日向国雄
    録音:整音スタジオ
    制作進行:豊住政弘・他
    設定製作:円井 正
    プロデューサー:関岡謙渉、大熊伸行、渋江靖夫
    アシスタントプロデューサー:神田 豊
    制作:名古屋テレビ、創通エージェンシー、日本サンライズ
    劇場版
    企画:サンライズ
    原作:矢立 肇・富野 喜幸
    キャラクターデザイン:安彦 良和
    メカデザイン:大河原 邦男
    美術監督:中村 光毅
    動画チェック:浜津 守
    音楽:渡辺 岳夫・松山 祐士
    アニメーションディレクター:安彦 良和
    制作協力:名古屋テレビ、創通エージェンシー

    関連作品

    機動戦士ガンダム (小説版)
    複数あるノベライズ版の内、富野監督が執筆した小説。本作とは異なるストーリー展開になっており、一部キャラクターの設定や顛末が大幅に異なるのが特徴。
    機動戦士ガンダム (冒険王版)
    漫画雑誌「冒険王」で連載されていたコミカライズ版。ストーリーが熱血アニメ路線になっており、その原作崩壊ぶりから、ファンの間でカルト的な人気を博している。
    機動戦士ガンダム THE ORIGIN
    本作のキャラクターデザインを担当し、漫画家として活動している安彦良和氏が制作した漫画作品。本作のリブート作品であり、設定面やストーリー展開に差異がある。
    機動戦士ガンダムさん / ガンダムさん
    漫画雑誌「月刊ガンダムエース」で連載されている大和田秀樹氏の4コマ漫画作品。ギャグマンガであり、ショートアニメ「ガンダムさん」としてアニメ化もされた。
    トミノメモ
    当初全52話の予定だった本作が全43話に短縮された結果、没となった物語後半(第37話~第52話)のシノプシス(あらすじ)の通称。ストーリー展開が大幅に異なる他、未登場となったキャラクターや機体なども存在している。
    ガンダムセンチュリー (宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY)
    1981年にみのり書房から発行されたムック。本作の世界観を補強するための各種設定が創作されており、一部の設定は『MSV』など様々な媒体を介して公式設定へと取り入れられ、後発のガンダムシリーズにも影響を与えた。
    MSV / MS-X
    本作の登場機体に焦点を当てたメカニックデザイン企画。エースパイロットの専用機や任務に応じた仕様の機体など様々なバリエーション機が創作され、同様の企画は以降のガンダムシリーズにも継承されていった。
    機動戦士Ζガンダム
    続編。本作から7年後を舞台としており、一部キャラクターが成長した姿で続投している。

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