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2021年4月18日 (日) 12:34時点における版
地球連邦軍(United Nation Troops/Earth Federation Force)
宇宙世紀における地球連邦政府の軍事部門。連邦設立時、その国内治安を担うべく加盟国の軍事組織を統合・再編する形で設立された。
地球圏最大の規模を誇る軍事組織であり、その物量は他に並ぶ物は無く、反連邦勢力であっても正面からの全面抗争は避け、何らかの手段を以て反抗を進める傾向にある。
一方で、あまりに巨大な組織構造故に官僚主義や縦割り行政による運営が行われており、時として管轄の違いによる足並みの不揃いや日和見主義が顔を覗かせる。また、その物量から自軍戦力を過信して大局を見誤る事も多々あり、大規模戦争ではそこに漬け込んだ敵対勢力による電撃作戦によって劣勢に立たされるケースも見受けられる。
組織内では多数の軍閥組織が勃興しており、派閥間の抗争も激しい。一部高官は自身の足場を固める目的で独自の私兵部隊を持ち、そのような組織の体質もあって多くの反連邦勢力からはアースノイドの腐敗の象徴と見做されている。
組織の歴史
宇宙世紀改暦~ジオン共和国建国
宇宙世紀改暦前、首相官邸ラプラスに設立間もない宇宙軍が配備。しかし、ラプラス事件によって改暦セレモニーの真っ只中であった首相官邸がテロによって爆破される。そして、それに乗じて発生した諸紛争を平定する為に、連邦軍はその武力を振るったと言われている。
それから半世紀以上の時が流れ、宇宙世紀0059年。サイド3がジオン共和国として成立すると、コロニーの自治独立を認めない連邦はサイド3への経済制裁を実施した。
モビルスーツ誕生前の装備は戦車や戦闘機といった既存兵器の延長線上にある物を使用しており、宙戦ではマゼラン級やサラミス級といった宇宙艦艇を主軸とした遠距離精密砲撃を基本戦術としていた。
一年戦争
ジオン公国軍のミノフスキー粒子とモビルスーツを用いた戦略・戦術により開戦から間もなく敗北寸前にまで追い込まれ、一時はジオン有利の休戦条約を受け入れざるを得ない状況に陥るが、ジオンの捕虜となっていたレビル将軍の行った「ジオンに兵なし」の演説により降伏はせず、休戦条約を戦時条約に変更させた上で戦争を継続した。以降はレビル派が軍の指揮を採りオデッサ作戦、星一号作戦を立て続けに発動。ア・バオア・クーでの戦闘でジオン公国を降伏させるまでに至った。しかし、その組織は決して一枚岩であるとは言い難く、末期には宇宙軍・陸軍間の戦後を見据えた利権闘争やレビル派のグレイヴの強硬など、後ろ暗い様相を見せている。
開戦当初、MSの有用性を軽視していた事で大敗を喫した背景から自陣営でのMS開発を実施しており、V作戦を経てMSの開発に成功すると、MSとその運用を前提とした母艦・支援兵器の開発を重視するようになる。
一年戦争後
ジオンに勝利した連邦は、各地に潜伏するジオン残党の蜂起に備え、接収したジオン系装備も取り込みつつ戦争で失った軍備を再編。その一環としてジョン・コーウェンらが中心となってガンダム開発計画が実施される。そんな中、ジオン残党組織デラーズ・フリートが武装蜂起。強奪されたガンダム試作2号機によってコンペイトウ観艦式が襲撃され、式に参加していた宇宙艦隊の大半が消滅する。
デラーズ紛争の最中にジーン・コリニーはシーマ・ガラハウと内通し、紛争の混乱を利用する形で自陣営の地固めを行い、紛争終盤にはコーウェン派を排斥し軍上層部を掌握するが、デラーズ・フリートの最終目標である北米大陸へのコロニー落としを阻止する事は出来なかった。戦後はデラーズ紛争に関わる記録を封印・抹消し、コロニー落としを「事故」として処理した事で軍の面目を維持している。
0084年にはコリニーの腹心であったジャミトフ・ハイマンが地球至上主義者を纏め上げ、ティターンズを結成。ティターンズはジオン残党狩りを目的にその規模を拡大していった。
グリプス戦役~第一次ネオ・ジオン抗争
ジャミトフのティターンズによる専横に反発したブレックス・フォーラの主導によってエゥーゴが結成。エゥーゴとティターンズによる連邦内の内部抗争であるグリプス戦役が勃発する。
当初は世論を味方に付けたティターンズが優勢に立ち、一時期は連邦軍を傘下に収める程の権力を手に入れるが、クワトロ・バジーナによるダカール演説によってそれまで秘匿して来た専横を暴露された事で、パワーバランスは逆転。連邦はエゥーゴを中心に再編が行われ、ティターンズの壊滅によってグリプス戦役も終結した。
しかし、グリプス戦役という内紛は連邦の戦力を大幅に削ぐ形となり、その隙を突く形でアクシズがネオ・ジオンを名乗り連邦に宣戦布告。余力を持たないエゥーゴに代わり軍の主導権を握っていた軍高官らは事なかれ主義を貫き、ネオ・ジオンへの対応はアーガマのガンダムチームにほぼ丸投げされる形となった。その後も軍高官はダカールの無血開城、ダブリンのコロニー落としの黙認、サイド3のネオ・ジオンへの移譲等の迷走を繰り返し、最終的にネオ・ジオンへの艦隊の派遣を決定するが、艦隊がアクシズへ到着したのは、ネオ・ジオンが内乱によって自滅した後の事であった。
この時期のMS開発は各工廠による独自開発が行われており、各生産拠点ごとに機体ナンバーが割り振られていた。ティターンズの支援によってその傾向は顕著となり、ニュータイプ研究所を中心とした強化人間及び強化人間専用機の開発も活発化していた。一方、エゥーゴのスポンサーであるアナハイムはこれ以降連邦軍の兵器開発シェアの大半を独占。その影響力を強めていく事になる。
第二次ネオ・ジオン抗争~ラプラス事変
第一次ネオ・ジオン抗争終結後、軍の政治派閥は、ティターンズにもエゥーゴにも属していなかったゴップ派が中心となりエゥーゴは解体。人員や装備も連邦軍に編入・再編され、ロンド・ベルとして反連邦勢力の摘発を行った。
ロンド・ベルはシャア・アズナブルによって再起したネオ・ジオンと交戦するが、シャアの艦隊の規模を軽視した軍高官はロンド・ベルを疎んじ、秘密裏に和平を画策。ネオ・ジオン艦隊の武装解除を条件にアクシズをネオ・ジオンへ移譲させたが、偽装降伏によってルナツーから核兵器を強奪される。これによってシャアの地球寒冷化作戦は決定的な物となり、ロンド・ベルはアクシズの地球落下を阻止する為に奮戦。最終的にアムロ・レイがサイコフレームの共振によって引き起こした「奇跡」により地球の危機は免れた。しかし、その奇跡を危険視した軍高官らはブライト・ノアを抱き込む形で同現象へのニュータイプの関与を公的に否定させた。
シャアの反乱後、連邦は軍再編を目的にUC計画を発動するが、同計画に関与していたビスト財団当主カーディアス・ビストが極秘裏にネオ・ジオン残党袖付きと接触し、ラプラスの箱の譲渡を画策。「箱」の開放に反対するマーサ・ビスト・カーバインがロンド・ベルが差し向けた事でラプラス事変が勃発。この際、マーサが半ば強硬的に軍の作戦行動に介入した事もあって、宇宙世紀初期から続いていたビスト財団との関係も大きく変動する事になった。
事変後、戦乱の中心となっていたユニコーンガンダムが再び見せた「奇跡」を目の当たりにし、サイコフレームの危険性を再認識した連邦はネオ・ジオン残党と共にサイコフレームの封印を決定。その一方で、サイコフレームそのものや製造方法等に関する情報を求めてのアクシズ探索や「不死鳥狩り」が実施されている。
マフティー動乱~オールズモビル戦役
宇宙世紀0100年のジオン共和国の自治権返還に伴い、連邦政府は戦乱の消失を宣言。ジオン系組織という連邦にとって最大にして最適な仮想敵が消失していった事で、やがて軍の組織力が低下。連邦軍は徐々に衰退の一途を辿る事になる。しかし、0105年に反連邦組織マフティー・ナビーユ・エリンがその勢力を拡大させ、アデレードの連邦中央閣僚会議を襲撃。連邦軍はアデレードでの戦闘でそのリーダーであるマフティーを逮捕し、動乱を終結させた。
それ以降大規模な紛争や事件は起きる事はなかったものの、宇宙世紀0120年~0122年にかけて火星独立ジオン軍が武装蜂起。二度に渡るオールズモビル戦役は、第十三独立艦隊によって鎮圧された。
この当時のMSは、万能化を突き詰めた事による大型化が顕著となっており、軍備圧迫を招いていると見たサナリィによってMSの小型化が提言される。大型MSやその関連設備の製造と補修によって利潤を得ていたアナハイムはこれに反発するが、サナリィの開発したガンダムF90がその有用性を示した事で、以降は全長15mの小型MSが主力となっていった。
コスモ・バビロニア建国戦争~木星戦役
長年の軍縮とクロスボーン・バンガードの攻勢によって連邦軍にかつてのような組織力が無い事が明らかになり、これがコロニー単位での独立運動に発展。連邦軍は各駐留軍による散発的な戦闘を主とするようになる。
宇宙世紀0133年の木星戦役では木星帝国の奇襲に対して後手に回るが、コロニー軍や海賊軍の加勢によって事なきを得た。
宇宙戦国時代
コロニー間での戦争が激化。この当時の連邦軍は地球の一部地域での戦闘を除き、戦闘に介入する事はせず、ザンスカール帝国への対応も一部の部隊が行う程度に限られていた。
このザンスカール戦争での抵抗が軍ではなく民兵組織のリガ・ミリティアが中心となって行われていたという事実が連邦内外に知れ渡った事で、連邦軍の影響力は陰りを見せる事になる。軍の影響力の低下と腐敗は、キュクロープスが賛美歌の国に対抗する目的で軍備増強を行うまで続いた。
各軍隊
- 宇宙軍 (Earth Federation Space Force / E.F.S.F.)
- 宇宙軍省の中心戦力。コロニー駐留軍、月面駐留軍、独立機動軍に大分され、内、コロニー駐留軍は各サイド軍とルナツー駐留軍、独立機動軍は各方面軍と外周警備艦隊に分けられている。
- 地上軍 / 陸軍 (Earth Federation Ground Force / E.F.G.F. / E.F.ARMY)
- 地球軍省の中心戦力。陸軍総司令部麾下、各方面軍と陸軍航空部隊に分けられている。
- 海軍 (U.N.T. NAVY)
- 海軍総司令部麾下、各艦隊と沿岸防衛隊に分けられている。
- 空軍 (U.N.T. AIR FORCE)
- 空軍総司令部麾下、各防空戦隊と輸送航空隊に分けられている。
登場作品
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 機動戦士Ζガンダム(劇場版)
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 機動戦士ガンダムUC
- 機動戦士ガンダムNT
- 機動戦士ガンダムF91
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 機動戦士Vガンダム
人物
軍幹部
- レビル将軍
- 一年戦争時の地球連邦軍総司令官。ア・バオア・クーにてジオンのソーラ・レイにより乗艦ごと消滅した。
- マクファティ・ティアンム
- 一年戦争時の宇宙軍中将。ルナツーをはじめとした宇宙軍をまとめ上げていた人物で、艦隊指揮に精通した英傑の1人。ソロモン攻略戦で戦死。
- ゴップ
- ジャブローに駐留する連邦軍高官。表向きは古い体制の癒着した官僚型軍人とも捉えられているが軍人としては優秀な人物。U.C0090年には連邦議会の議長となる。
- ジーン・コリニー
- デラーズ紛争時の地球連邦軍提督。実質的に連邦軍総司令官。
- グリーン・ワイアット
- 0083に登場。階級は大将。進宙したばかりの大型宇宙戦艦『バーミンガム』で観艦式を執り行うが、アナベル・ガトーの敢行した核攻撃で戦死する。
- ジョン・コーウェン
- 0083に登場。階級は中将でガンダム開発計画の責任者を務めた改革派だが、ジャミトフ・ハイマンらの謀略により失脚した。
- グレイヴ
- レビル派に属する連邦軍将校。独自の勢力と私兵部隊を有しており、またHADESを有する謎の機体『ペイルライダー』を所有していた。
- ルオンズ・ヤージ
- 連邦軍中将。一年戦争時の戦災孤児を中心とした特殊部隊「シャドウズ」の創始者。宇宙世紀0083年、退役して政治家に転身する。
- ジャミトフ・ハイマン
- ティターンズ総帥。政敵であったジョン・コーウェンを追い落とし、ティターンズを創設した。
- カネサダ・ツルギ
- 連邦軍准将。デラーズ紛争後に発足した一大軍閥『シン・フェデラル』の創始者で、連邦の懐刀と呼ばれた綱紀粛正部隊『BGST』の司令官でもあった人物。
- ブレックス・フォーラ
- エゥーゴ指揮官。階級は准将にして地球連邦政府議会員。グリプス戦役の最中に暗殺される。
- マウリ・レホ
- 宇宙世紀0097年における、連邦軍参謀本部の将校。中将。ルオ商会の特別顧問であるミシェル・ルオの顧客の1人であり、当時宇宙軍が極秘に進めていた『不死鳥狩り』の情報を彼女にリークする。
- ムバラク・スターン
- 150年代における地球連邦軍大将。彼が率いる「ジャンヌダルク艦隊」は当時の連邦軍として大規模かつ、錬度も高い。
佐官・艦長クラス
- パオロ・カシアス
- 連邦宇宙軍中佐。後にV作戦でロールアウトしたホワイトベースの初代艦長を務めるも、ジオン軍の襲撃で負傷し、殉職する。
- ブライト・ノア
- 一年戦争時、非常時ながら弱冠19歳でホワイトベースの艦長を務め、後にエゥーゴを経てロンド・ベル司令となった。宇宙世紀0105年、マフティー動乱後に退役。
- イーサン・ライヤー
- 極東方面軍に属する独立機械化連隊の連隊長。大佐。
- エイバー・シナプス
- ペガサス級強襲揚陸艦アルビオンの艦長を務める大佐。デラーズ紛争において、ウラキ達と共に事態の終息に尽力するが、紛争終結後に全ての責任を取る形で有罪判決を下される。
- サキ・デッサウ
- 一年戦争後期に創設された宇宙軍の教導隊『ネメシス隊』を指揮する少佐。とある理由で出世コースから外れているが、作戦立案や戦術指揮に非常に長けている。
- ミケーレ・コレマッタ
- 第44機械化混成大隊を率いる少佐。部下に対して皮肉や嫌味を隠さない人物で、周囲から彼の隊は『死神旅団』と揶揄されている。
- モニカ・ハンフリー
- 連邦軍総合参謀本部第三局次長にして大佐。元は連邦のNT研究員。
- ビンセント・パイク
- ペガサス級強襲揚陸艦『スパルタン』の艦長。大佐。
- バスク・オム
- ティターンズの実戦司令官。30バンチ事件など数々の残虐な作戦を行った。
- オットー・ミタス
- 宇宙世紀0096年時のネェル・アーガマ艦長。階級は大佐。ユニコーンガンダムとラプラスの箱を巡る争乱に巻き込まれるも、関係者たちと共に事態を収束へと導く。
- ダグザ・マックール
- 連邦宇宙軍の特殊部隊『ECOAS』920隊を指揮する中佐。ラプラスの箱の鍵であるユニコーンガンダムの袖付きへの譲渡を阻止するためにネェル・アーガマに同乗するも、後にフル・フロンタルの手で戦死する。
- ロック・ホーカー
- 宇宙世紀0094~0096年時の連邦宇宙軍大佐。ガンダムデルタカイをはじめとした『ナイトロ』関連機の開発責任者。
- ケネス・スレッグ
- 宇宙世紀0105年にて対マフティー軍部隊である地球連邦軍キンバレー部隊(後にキルケー部隊)の司令官。
主要なパイロット等
- アムロ・レイ
- 一年戦争の伝説的機体であるガンダムのパイロット。民間人出身だがニュータイプとしての片鱗も見せており、時を経て尚も知名度が高いパイロットの1人。
- スレッガー・ロウ
- ジャブロー防衛戦後にホワイトベースに新たに配属されたパイロット。アムロに勝るとも劣らない活躍を披露したが、ソロモン戦におけるビグ・ザムとの戦いで殉職する。
- シロー・アマダ
- 極東方面軍所属機械化混成大隊(通称コジマ大隊)所属の第08MS小隊を率いる隊長。愛機は陸戦型ガンダムを現地改修した専用機、ガンダムEz-8。
- クリスチーナ・マッケンジー
- ガンダムNT-1のテストパイロット兼、シューフィッターを務めていた女性軍人。テストを行っていたリボー・コロニーでジオンの敢行した『ルビコン作戦』に巻き込まれ、ガンダムNT-1で事態収拾に奔走する。
- ユージ・アルカナ
- 教導隊『ネメシス隊』に所属する、元ボクサー出身の若手パイロット。ジム・ストライカーを愛機とし、その特性を活かした近接戦闘を得意とする。
- リド・ウォルフ
- 『踊る黒い死神』の異名を取る連邦軍のエースパイロット。
- アリーヌ・ネイズン
- ガンタンク小隊の隊長を兼ねる技術中尉だったが、恋人がジオンに寝返った事で自身も巻き添えを喰らって有罪判決を下されていた。オデッサ作戦時に第44機械化混成大隊に配属され、乗機の陸戦強襲型ガンタンクで鬼神の如き活躍を見せている。
- トラヴィス・カークランド
- 地球連邦軍第20機械化混成部隊こと『スレイヴ・レイス』の隊長。かつてスパイ容疑で極刑判決を下されていたが、私兵を欲していた高官グレイヴの意向で指揮官を任されている。だが、後に用済みとされた事で部下達と共にグレイヴへの報復を決意する。乗機は陸戦型ガンダムの専用改造機『スレイヴ・レイス』。及び、宇宙ではグレイヴが持ち込んでいたペイルライダー・キャバルリーを奪取している。
- クロエ・クローチェ
- グレイヴ主導のもとで開発されたモビルスーツ『ペイルライダー』のパイロット。
- チェイス・スカルガード
- ジオンから亡命した者たちで構成されたアグレッサー部隊に属する少年兵。成り行きで試作モビルスーツレッドライダーに搭乗し、以後は同機のパイロットとして一年戦争に従軍する。
- マスター・ピース・レイヤー
- オーストラリアの連邦軍MS小隊『ホワイト・ディンゴ』の隊長。
- ユウ・カジマ
- モビルスーツの運用検証を行う『第11独立機械化混成部隊(通称モルモット隊)』に属するパイロット。戦時中、ブルーディスティニーとEXAMにまつわる出来事に巻き込まれ、後に自身もパイロットとして関わっていくことになる。
- マット・ヒーリィ
- MS特殊部隊第3小隊の隊長。敵味方なく一人でも多く生き残って終戦させることを目標としている。終戦後は軍を退役。搭乗機は序盤は陸戦型ジム、後にレビル将軍から陸戦型ガンダムが与えられた。
- フォルド・ロムフェロー
- 地球連邦軍第16独立戦隊旗艦「サラブレッド」隊のMSパイロット。愛機はガンダム5号機。
- ルース・カッセル
- フォルドと同じく地球連邦軍第16独立戦隊旗艦「サラブレッド」隊に所属するMSパイロット。愛機はガンダム4号機。
- エイガー
- ガンダム6号機 マドロックのパイロットを務める連邦軍少尉。元戦車兵部隊の指揮官で、砲術、炸薬知識などに長けた人物。
- ユーグ・クーロ
- 一年戦争後に発足したジオン残党の掃討を目的とした特務部隊『ファントムスイープ』の実戦部隊隊長で、指揮官機であるガンダム7号機のパイロット。大戦時に作戦成功と引き換えに部下全てを失っている事から『部下殺しの英雄』と揶揄されていた。
- イオ・フレミング
- 旧サイド4『ムーア』宙域に進出した『ムーア同胞団』のパイロット。一年戦争時は専用のフルアーマーガンダムを与えられ、戦後のジオン残党、南洋同盟との戦闘では新型機であるアトラスガンダムを与えられている。
- 不死身の第4小隊
- コウ・ウラキ
- デラーズ紛争直前に行われたガンダム開発計画によって誕生したガンダム試作1号機のパイロット。2号機を奪取した旧ジオン軍人アナベル・ガトーと幾度となく戦いつつ、デラーズ紛争を終息へと導いた。
- カイン・ラグナード
- 一年戦争によって孤児となった者達で構成された特殊部隊『シャドウズ』に属する少年兵。
- カムナ・タチバナ
- ヴァン・アシリアイノ
- ヤザン・ゲーブル
- グリプス戦役時から頭角を現し始めた元ティターンズのパイロット。U.C0090年には特殊部隊『ナイトイェーガー』の隊長となる。
- セイン・アマディオ
- アーガマ級宇宙艦『ユーロン』に所属するエースパイロット。一年戦争から第一次ネオ・ジオン戦役までを潜り抜けた人物で、ユーロンのMS部隊『ハウンド隊』のリーダーでもある。
- リディ・マーセナス
- トライスター隊
- 宇宙世紀0096年時のロンド・ベル隊旗艦ラー・カイラム所属のモビルスーツ隊。当時、最新鋭機であるジェスタを駆る3人のエースによって構成されている。
- イング・リュード、ブレイア・リュード
- ガンダムデルタカイのパイロットを務める双子のパイロット。当初はイングのみがデルタカイに搭乗していたが、イングの死後は『ナイトロとの想像を超えた調和』を見せたブレイアがデルタカイを引き継いでいる。
- ピコ・アルティドール
- 宇宙世紀0094年に存在する宇宙軍教導隊『レイヴン隊』のリーダー。かつてガンダムデルタカイのテストにも立ち会っており、この時にナイトロシステムの危険性を覚えて独自行動を起こす事になる。
- ドゥーエ・イスナーン
- 一年戦争以来、多くの功績を重ねてきたエースパイロット……と称されているが……
- サフィラ・ガードナー
- ロンド・ベル隊に所属するシータプラスのパイロット。宇宙世紀0091年、『紅い彗星』の捜索任務を帯びてクラップ級巡洋艦『ラー・ギルス』に配属される。
- ジョリオン・デイ
- 宇宙世紀0096年における地上部隊所属の中尉。アナハイムが開発したガンダムGファーストのパイロットで、ロック・ホーカーの企てたナイトロに絡む一連の事件に巻き込まれていく。
- スリーアローズ隊
- リゼル3機で構成された女性ばかりのテストパイロット部隊。勤務態度は真面目ではないが、高い実力と連携、それに見合った戦果を挙げているエースパイロット達。
- ディエス・ロビン
- ヨナ・バシュタ
- 宇宙世紀0096年または0097年における連邦宇宙軍のパイロット。『NT』においては、かつてのブリティッシュ作戦時に、幼馴染のリタ・ベルナル、ミシェル・ルオと共にコロニー落としを予見した事から『奇跡の子供達』と称されている。
- シェザール隊
- レーン・エイム
- ハリソン・マディン
一般兵など
- 連邦兵 (UC)
- 名無しの一般兵。MSパイロットなど、様々な立場・場面で登場する。人格も作品によって様々。
- ベン・バーバリー、パパ・シドニー・ルイス
- 一年戦争前半時、生身でモビルスーツを相手取ることを任務とする『対MS特技兵小隊』の兵士達。指揮官はバーバリーであるが、4月26日にヨーロッパ戦線マリアージュでザクIIの部隊と交戦し、隊の皆と共に全滅している。
関連用語
- 地球連邦政府
- ティターンズ
- ロンド・ベル
- 地球連邦軍 (00)/地球連邦軍 (AGE)
- 宇宙世紀以外の作品における同名の軍事組織。
余談
- 基本的に佐官以上の軍人は士官学校を出ているのが条件(そのため、アムロの最終階級は大尉)。